領事の鋳造所/Foundry of the Consuls
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土地
(T):(◇)を加える。
(5),(T),領事の鋳造所を生け贄に捧げる:飛行を持つ無色の1/1の飛行機械(Thopter)アーティファクト・クリーチャー・トークンを2体生成する。
無色マナしか出ないとはいえアンタップインなのでテンポを阻害しないのが強み。終盤余ったマナを土地のスロットで有効活用できるほか、ソーサリー・タイミングの全体除去からのリカバリーにも有用。
リミテッドでは敗勢を覆す力こそないがどんなデッキにも入る優良アンコモン。構築でも過去の変わり谷/Mutavaultやヘリオンのるつぼ/Hellion Crucible同様、アグロの息切れ防止としての活躍が期待できる。コントロールデッキにおいても、膠着し長引きがちなミラーマッチで打ち消されることなく用意できる追加のクロックないしブロッカーとして、カードスロットをあまり圧迫せずに採用できる点は買える。
開発秘話
元々のバージョンでは起動がより重く、飛行機械を1つしか出さないものの、生け贄には捧げなかった(一時期、飛行機械はHigh-flyingを持っていた)。FFL参加者はこれがかなり強力だと神経質になったが、そこまでパワーレベルに精通していない人は弱すぎると不満を抱いた。そこで、双方のグループを満足させるために、これを生け贄に捧げる一方で盤面にはより大きな影響を残すように調整が施された。(The M Files: Magic Origins, Part 2/Mファイル『マジック・オリジン』編・パート2)
ストーリー
領事の鋳造所/The Consuls' Foundryは、カラデシュ/Kaladeshの首都ギラプール/Ghirapurにある、領事府/The Consulateのための自動人形を大量生産する工場。施設中央には巨大な柱があり、この柱から伸びる自動アームや歯車仕掛けのマニピュレーターが自動人形を組み立てている(イラスト)。
領事府に追われていたチャンドラ・ナラー/Chandra Nalaarはパースリー/Pashiri夫人の手引きでこの鋳造所の中に逃げ込んだが、施設内の機械の軍勢に囲まれてしまう。進退窮まった彼女は先程目覚めたばかりの紅蓮術師/Pyromancerの力を振るい(イラスト)、結果として鋳造所そのものを破壊してしまった。