隻眼の将軍 夏侯惇/Xiahou Dun, the One-Eyed
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伝説のクリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier)
馬術(このクリーチャーは、馬術を持たないクリーチャーによってはブロックされない。)
隻眼の将軍 夏侯惇を生け贄に捧げる:あなたの墓地にある黒のカード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。あなたのターンの間で、攻撃クリーチャーが指定される前にのみ起動できる。
自身を生け贄に捧げることで墓地から黒のカードを回収できる馬術持ち中堅クリーチャー。
黒には4マナでパワー3の馬術持ちは、これと魏の大将 曹仁/Cao Ren, Wei Commanderしかいない。こちらはデメリットこそ無いがほぼ無能力(後述)であるため、どちらを使うかは考え所。パワーが2以上の馬術持ちは24枚、3以上の馬術持ちは15枚。9枚しか差が無いと見るか、9枚も差があると見るかはその人次第だろう。どちらも伝説のクリーチャーなので、両方散らしても良い。
ポータル三国志環境では、主に糧秣強奪/Stolen Grainや亡霊の出現/Ghostly Visitを再利用するために使われた。
ただ能力そのものは悪くないのだが、ポータル特有のタイミング制限によって、非常に使い辛い。戦闘や除去で破壊される時にはもちろん使えないし、2枚目を引いた時も、攻撃後に起動して出し直し、みたいなこともできない。除去に弱いのは夏侯惇以外もそうなので仕方が無いとして、2枚目を引いたときに、一旦攻撃を休まないといけないのが辛い。
起動時にマナがかからないのを利用して、序盤に巧みな軍略/Strategic Planningで墓地に置いた圧倒的武力/Overwhelming Forcesや飢饉/Famineなどの「重いが強力なアドバンテージをもたらす」カードを回収して即唱える、といった使い方をするなら、(黒に限定されるとはいえ)賢人の知識/Sage's Knowledgeより使い勝手が良いかもしれない。
- ポータル以外で使うなら攻撃を諦めて墓地から回収するギミックに組み込むのが良いだろう。これの他にブラッド・ペット/Blood Petや血の臣下/Blood Vassalなどを並べた上で一度に大量にリアニメイトする呪文(生ける屍/Living Deathや黄昏の呼び声/Twilight's Call)を使えば簡単にループが組める。無限マナも夢ではない。この場合夏侯惇はほとんどクリーチャー扱いされていないが、いざという時にはほぼブロックされない3/2として使えるのが強みになるだろう。
- 2007年9月サブタイプ変更で人間・兵士のクリーチャー・タイプを獲得した。
- ジャッジ褒賞カードとして新枠のプレミアム・カード版が存在する。イラストはポータル三国志版と同一である。
- 曹操の従兄弟(父の兄弟の息子。曹操の父は元は夏侯家の生まれだが、曹家に養子に入った)。曹操の旗揚げ時代からの側近で、最も信頼されていた人物のひとり。曹操は寝室にすら自由に出入りを許していたという。
- 呂布との戦の際、片目を射抜かれて隻眼となる。演義ではこの場面を脚色して「その矢をその場で引き抜き、一緒に抜けた目玉を『父之精母之血、不可棄也(親から貰った身体を捨ててなるものか)』と叫んで飲み込むと、矢を放った武将へと挑みかかり、一突きにして討ち取った」という武勇談にしているが、史実では「盲夏侯」という渾名で呼ばれるたびに激怒し、また鏡を見つけるたび叩き割っていたなど、隻眼であることを強いコンプレックスに思っていた逸話が残っている。
- 夏侯惇の読みは「かこうとん」であるが、「かこうじゅん」と発音する人もいる。これは吉川英治の三国志や、横山光輝の漫画、あるいはそれを原作としたアニメ『横山光輝三国志』において「かこうじゅん」となっていたためである。詳しくはWikipediaやそれぞれについて書かれているサイトに譲るが、一般的には「かこうとん」であり、Whisperの読み仮名においてもそれに倣っている。