永久監視の敷居/Ever-Watching Threshold

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2018年8月24日 (金) 14:30時点におけるJugurti (トーク | 投稿記録)による版
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Ever-Watching Threshold / 永久監視の敷居 (2)(青)
エンチャント

対戦相手1人が攻撃するたび、それらがあなたかあなたがコントロールするプレインズウォーカーを攻撃しているなら、カードを1枚引く。


自分が利益を得る形で攻撃を制限するエンチャント

点数で見たマナ・コスト攻撃制限、いずれもプロパガンダ/Propagandaを意識したデザインである。あちらがマナの支払いを課して相手にデメリットを負わせるのに対し、こちらはドローで自分が物量的優位に立つ。

「不利を負って攻撃する」か「攻撃をあきらめる」のどちらかを相手に選ばせる、という点では従来の攻撃制限カードと同じコンセプトだが、実際に相手に与える影響は以下のような点で大きく異なる。

攻撃にコストを要求しないため、相手が「攻撃するという選択肢を取れない」状態にならない。

  • たとえばプロパガンダは複数枚置くことでコストの要求が重複し、攻撃に必要なマナを捻出できない状態に持ち込めたが、こちらは何枚置いてあっても相手は好きなだけ呪文を唱えて攻撃することができる。もちろん攻撃された時のドローは重複して増えるものの、この点では相手の自由にさせてしまいがちである。

継続した小さめのクロックに対しては大きな抑止力を持つ。

  • わずかな時間でゲームが終わるほどの大ダメージを受けると、そこまでにカードを何枚引いたかは問題にならなくなってしまうが、逆にライフ減少のプロセスが長ければ、引いたカードを活かすタイミングが増えてくる。「毎ターン2点や3点のダメージを与えるためにカードを1枚ずつ引かせてしまうのは良くない」という考え方は、細部で異なるものの闇の腹心/Dark Confidantファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arenaを見る限り間違いではない。

総じて、安定した攻撃抑制効果を見込むというよりも、攻撃的なデッキへの切り札を探す、といった目的の方が採用しやすいだろう。

統率者戦においては、初期ライフが40と多いので影響力が上がる。ただしフォーマットの関係上、継続的な攻撃でライフを攻められることは多くなく、無限コンボなどによる一撃必殺には無力なので、デッキに入れる際は注意したい。

参考

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