大喰らいのワーム/Craw Wurm
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針刺ワーム/Spined Wurmより一回り大きい、緑の大型バニラクリーチャー。
初心者に、大きいだけのクリーチャーはそれほど強くないのだ、と教えるためにあるかのようなカード。重い上に、回避能力を持たず、タフネス4以外の除去耐性を持たない、というのがその理由。似たような役割を持つカードに、甲鱗のワーム/Scaled Wurmがある。
一方リミテッドでは、このサイズは脅威なので一転して油断のならない存在となる。第9版や第10版では、はびこり/Overgrowthとの相性が良好である。
- ドミニアへの招待2で、1~2ターン目の緑のマナ加速から3ターン目に召喚される光景が描かれた。
- 上位互換は数多く、コモンだけでもヤヴィマヤのワーム/Yavimaya Wurm、夜泥の神/Nightsoil Kami、棘状歯のワーム/Barbtooth Wurmなどがいる。
- 色が赤くなると斧研ぎの巨人/Axegrinder Giant。
- このカードの中国語名(「巨爪亞龍」)は誤訳と考えられる。"craw"は胃、"claw"は鉤爪のこと(→ 誤訳/名訳)。なお、大喰らいの巨人/Craw Giantは「貪食的巨人」と正しく訳されている。また、日本語訳は、"craw"の語源が"voracious"「大食の」に類するところから付けたものであろう。
ストーリー
このドラゴンにも似た頭部を持つ大喰らいのワーム/Craw Wurmは森林地帯に生息するワームで、すさまじい音を立てながら木々を砕いて森を進む(イラスト1、イラスト2、イラスト3)。
このワームのいちばんの恐ろしさは、木々を砕いて森を進むときのすさまじい音にある。 その音は木々の間で激しくこだまし、まるで自分がその中心にいるような錯覚を起こさせるのだ。
少なくともアンティキティー戦争時代のテリシア/Terisiareで存在が確認されている。ロノム湖/Lonom Lakeの東部から北東部に広がる森林がワームの生息地帯になっている(地図)。
登場
- 槍の壁/Wall of Spearsのフレイバー・テキスト(アンティキティー、第4版、第5版)
- The Brothers' War(小説。なぜかwyrm表記)
- Loran's Smile(The Colors of Magic収録の短編)