肉体の奪取/Rend Flesh
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霊魂の奪取/Rend Spiritと対を成す、神河物語の除去インスタント。スピリット以外を対象にできる。
神河ブロックのクリーチャーは全体の約50%が非スピリットであり、全色にまたがって存在している事から、リミテッドでの使い勝手は霊魂の奪取と同程度で有用なカード。秘儀シナジーがある点で勝るが、一方でスピリットクラフトなど、スピリット達が有するメカニズムに対処できないといった致命的な場面もしばしば見られた。
神河ブロック構築では梅澤の十手/Umezawa's Jitteの除去モードを筆頭に、崩老卑の囁き/Horobi's Whisperや英雄の死/Hero's Demiseといった他の選択肢があった事、また梅澤の十手の装備先を残さないために忌まわしい笑い/Hideous Laughterなどの全体除去が求められた事から、アグロ/コントロールデッキを問わず使われなかった。
スタンダードではスピリットを積極的に使用するデッキは白ウィニー程度だったので闇への追放/Dark Banishingよりも使いやすく、ヴィリジアン・ラッツや青黒ネズミのメイン除去として活躍した。
Pauperではグルマグのアンコウ/Gurmag Anglerを確実に対処でき、かつ殺害/Murderとは違いシングルシンボルであるため神秘の指導コントロールのような2色のパーミッションデッキで採用されることがある。スピリットを破壊することができないが、Pauperで採用されるスピリットは嵐縛りの霊/Stormbound Geistやカストーディの従者/Custodi Squire、ギルドパクトの守護者/Guardian of the Guildpactぐらいしか存在せず、前2者は単体除去ではカード・アドバンテージで損になるし後者はそもそもほとんどの単体除去を受け付けないため、除去がこのカードであることによる不便はあまりないだろう。
- 闇への追放とは違い、再生できるので注意。
- 神/Kamiが人間を攻撃する呪文なので、秘儀になっている。
- イラストも霊魂の奪取/Rend Spiritのイラストと対応しており、どちらもStephen Tappinの手によるもの。こちらは神が人間を攻撃しているイラストである。
- ローウィンではエルフでないクリーチャーを狙い撃ちにする眼腐りの終焉/Eyeblight's Endingが登場した。