抽出機構/Decoction Module
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機構サイクルの1枚。クリーチャーが戦場に出るとエネルギーを生み出す誘発型能力と、あなたのクリーチャーを手札に戻す起動型能力を持つ。
クリーチャー重視のデッキなら多量にエネルギーを生み出せるだろう。しかしこれ自体はエネルギーを扱うことができず、手に入れたエネルギーの使い道を別途用意する必要がある。起動型能力の方は起動コストが重いものの、ETB能力の再利用や除去からの救助、擬似除去オーラを剥がすなど、限定的ながら戦場に出したクリーチャーのサポートができる。適当に軽いクリーチャーを出し入れするだけでもエネルギーを生み出せるので、隙を見て使いたい。
構築では、グランプリ上海17でグリクシス工匠に4枚積みされ、霊気急襲者/Aether Swooperやつむじ風の巨匠/Whirler Virtuosoや異端の飛行機械職人/Maverick Thopteristを供に強烈なシナジーを形成した。
リミテッドはクリーチャー主体になるのでエネルギーの生産には期待できるが、エネルギーの使い道の確保が難しいところ。相性のいいカードに恵まれなければ、ETBを使いまわしてアドバンテージを稼ぐ、不利な戦闘を帳消しにするといった使い方が主になるだろう。
- 活性機構/Animation Moduleによりこのカードの能力が誘発し、このカードの能力によって製造機構/Fabrication Moduleの能力が誘発する。
関連カード
カラデシュの機構サイクル。すべて揃えるとマナの続く限り誘発型能力がループし、霊気装置トークンとエネルギーと+1/+1カウンターが発生する。
- 活性機構/Animation Module
- 抽出機構/Decoction Module
- 製造機構/Fabrication Module
同じコンセプトのサイクルにフィフス・ドーンの基地サイクルが存在する。
参考
- 「賭けてみるか、エーテルパンク?」 その1(Making Magic 2016年9月26日 Mark Rosewater著)
- カード個別評価:カラデシュ - アンコモン