茨の副官/Thorn Lieutenant
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クリーチャー — エルフ(Elf) 戦士(Warrior)
茨の副官が、対戦相手がコントロールしている呪文や能力の対象になるたび、緑の1/1のエルフ(Elf)・戦士(Warrior)クリーチャー・トークンを1体生成する。
(5)(緑):ターン終了時まで、茨の副官は+4/+4の修整を受ける。
対象に取られるたびにトークンを生成する誘発型能力と、マナを支払って自身を強化する起動型能力を併せ持つエルフ・戦士。
2マナ2/3の優れたマナレシオに加え、多くの単体除去に対する簡易的な除去耐性を持ち、マナフラッドや長期戦によって土地が伸びれば6/7の脅威に化ける優秀なクリーチャー。これは殆どのフィニッシャーと相討ち以上に持っていけるサイズである。アグロデッキに対するブロッカーとしても、コントロールデッキに対するアタッカーとしても有用。
養育者、マーウィン/Marwyn, the Nurturerとの相性は良い。除去されてもトークン生成によりマーウィンが大きくなる上、十分に大きくなれば爆発的なマナ生成の受け皿にもなる。
登場時のスタンダードでは鉄葉ストンピィや黒緑巻きつき蛇で採用される。灯争大戦追加後は時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Ravelerの-3忠誠度能力に強いことからグルール・ミッドレンジなど緑絡みのデッキで採用されることが増えた。テフェリー側の「最速で出して当面の脅威になる2~3マナのクリーチャーをバウンスして時間を稼ぐ」という常套手段に対して、残されたトークンの攻撃ですぐにテフェリーを排除できるのは非常に大きい。
開発秘話
このカードは元々エルフの部族カードとして作られたものだったが、2マナ2/3というステータスが単純に赤や白のアグロデッキに対して強かったため、緑の汎用的な強カードとして作り直されることになった(元々の役割はエルフの部族呼び/Elvish Clancallerに引き継がれた)。まず赤系アグロの優秀な火力呪文に対する対策としてトークン生成能力が付けられ、次にコントロール対策、特に残骸の漂着/Settle the Wreckageで伸びたマナを利用する手段として、自己強化能力が付けられた[1]。
脚注
- ↑ First Look: Core Set 2019 Future Future League/第一印象:『基本セット2019』フューチャー・フューチャー・リーグ(Play Design 2018年8月3日 Andrew Brown著)