Venarian Gold
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エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
Venarian Goldが戦場に出たとき、エンチャントしているクリーチャーをタップし、それの上に睡眠(sleep)カウンターをX個置く。
エンチャントしているクリーチャーは、その上に睡眠カウンターが置かれているなら、それのコントローラーのアンタップ・ステップにアンタップしない。
エンチャントしているクリーチャーのコントローラーのアップキープの開始時に、そのクリーチャーから睡眠カウンターを1個取り除く。
後の脱水/Dehydrationに繋がる、青のアンタップ制限オーラの元祖。使ったマナに応じたターンにわたって、タップしたままにする。
脱水等と違い時間稼ぎの用途に過ぎず、最終的にアドバンテージを失ってしまうことに注意。マナ・コストも重い。
カウンターがなくなっても戦場に残ったままなので、バウンスで回収して再利用すると良いだろう。
- のちの次元の混乱で、カード名に同じ「Venarian(ヴェナーリアの)」を冠するヴェナーリアの微光/Venarian Glimmerが登場した。そちらもマナ・コストにXを含んでいる。
オラクルの変遷
印刷時のテキストは、初期の書式ゆえに現在のルールに合わない点があるが、大体の挙動は現在のテキストに近い。
Duelist誌4号でエラッタが出され、カウンターをエンチャント先のクリーチャーではなくVenarian Gold自身に置くように変更された。
1998年7月頃のオラクル更新で、戦場に出たときにカウンターとタップを行うことが明確化され、カウンターは睡眠カウンターを用いることになった。また、睡眠カウンターが取り除かれるのは、アンタップ・ステップにアンタップが行われなかった時点となっていた。
1999年9月頃のオラクル更新で、睡眠カウンターは、つけたクリーチャーのコントローラーのアップキープ開始時に取り除かれるように変更された。
2002年10月のオラクル更新で、睡眠カウンターは戦場に出る際に置かれるように変更された。
その後、印刷時の挙動に合わせるため、2011年2月のオラクル更新で、睡眠カウンターは戦場に出たときクリーチャーに置かれる形に戻された[1]。
また、それまでのルール文章を厳密に解釈すると、(スタック上の呪文とそれが戦場に出たパーマネントは別のオブジェクトであるため)Xの値が規定されておらず、カウンターが置かれないという問題があった。2013年7月のオラクル変更で、置かれるカウンターの数は唱える際のXの値と同じ数とすることが明確化された[2](CR:400.7cに従うようなテキスト)。
2020年1月のオラクル更新で、老いたる者、ガドウィック/Gadwick, the Wizenedの登場に合わせてCR:107.3kが制定されていたことから、Xの値に関する文章が元に戻された[3]。
脚注
- ↑ February 2011 Update Bulletin(Feature 2011年1月27日 Matt Tabak著)
- ↑ Magic 2014 Update Bulletin(Feature 2013年7月12日 Matt Tabak著)
- ↑ Theros Beyond Death Update Bulletin/『テーロス還魂記』更新速報(総合ルール更新、オラクル更新)(News 2020年1月10日 Eli Shiffrin著)