探査
提供:MTG Wiki
探査/Delve | |
---|---|
種別 | 常在型能力 |
登場セット | 多数 |
CR | CR:702.66 |
探査(たんさ)/Delveは、未来予知で初登場したキーワード能力。それを持つ呪文がスタック上にあるときに機能する常在型能力である。
定義
探査/Delveは、「この呪文の総コストにある不特定マナ1点につき、あなたはそのマナを支払うのではなく、あなたの墓地にあるカードを1枚追放してもよい。」を意味する。
解説
要するにマナの代わりに墓地にあるカードでのコスト支払いを認める能力である。
未来予知で大量に追加されたキーワード能力の1つで、死に際の喘ぎ/Death Rattle、墓忍び/Tombstalker、論理の結び目/Logic Knotの3枚が初出。タルキール覇王譚ブロックではスゥルタイ群/The Sultai Broodの固有メカニズムとして再登場を果たした。モダンホライゾン、統率者2020でも新規カードが登場している。
ルール
- 墓地にあるカードの追放は追加コストでも代替コストでもない。
- この能力はコストを支払う手段を変えるだけであり、コスト軽減ではないので、総コストには影響を与えない。
- 追放するカードの枚数は総コストの不特定マナの数までに限られる。
その他
- ある種のリソースでコストを肩代わりする性質上、バウンスに弱い。
- 墓地をテーマとしたイニストラード・ブロックで再録されることが考えられていたが、見送られた。一見するとこの能力と墓地を利用する他のカードは相性が良いと思われたが、実際は「墓地を利用する前に、探査で墓地のカードを使いきってしまう」ので墓地利用との相性が悪いのである[1][2]。
- フェッチランドや軽いライブラリー操作呪文が豊富にあるモダンやエターナルでは容易に墓地リソースを用意することができるため、ほとんど色マナ・シンボル分だけのコストで唱えることが可能である。モダンとレガシーで禁止カード、ヴィンテージで制限カードに指定された宝船の巡航/Treasure Cruiseと時を越えた探索/Dig Through Timeの2枚を筆頭に、トーナメント実績は非常に高い。
旧ルール
2013年7月13日の総合ルール更新で変更される前は、追加コストとしてあなたの墓地にあるカードを望む枚数だけ追放し、1枚につきコストを(1)軽減する、という能力であった。
召集のルール変更に併せ、2013年7月13日の総合ルール更新で変更されることとなった。変更理由は召集#旧ルールを参照。
現在のルールとは以下の点で異なる。
- コストを軽減するため、これによりコストが3マナ未満になった場合、三なる宝球/Trinisphereがあると3マナに変更された。
- 現在はコスト決定に関与しないため、三なる宝球の影響を受けない。
- 追放するカードの数に制約がないため、総コストの不特定マナの分を超える枚数のカードを追放することができた。
- 現在は追放できるカードの枚数が総コストの不特定マナの分に限定されており、そのようなことは不可能である。
参考
- ↑ C'mon Innistrad, Part 2/来いよイニストラード その2(Making Magic 2011年9月12日)
- ↑ 忍耐(Making Magic 2019年9月2日)