鏡の盾/Mirror Shield
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Mirror Shield / 鏡の盾 (2)
アーティファクト — 装備品(Equipment)
アーティファクト — 装備品(Equipment)
装備しているクリーチャーは+0/+2の修整を受け、呪禁と「接死を持つクリーチャーが1体、これをブロックするか、これにブロックされた状態になるたび、そのクリーチャーを破壊する。」を持つ。
装備(2)((2):あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とし、これをそれにつける。装備はソーサリーとしてのみ行う。)
接死を持つ戦闘相手を返り討ちにする能力を付与する装備品。呪禁とタフネス修整も与える。
呪禁の弱点の1つである、戦闘での破壊の危険性が大きく下がる為、安心して戦闘に参加させやすい。オーラや英雄的戦略の土台としたいクリーチャーが苔のバイパー/Moss Viperなどを相手に立ち往生する難点が大きく解消される。次セットで登場した変容の土台クリーチャーの保護にも相性が良く、心置きなく一体に複数枚集中投入して誘発回数を累積させられる様になる。ただし布告と全体除去まではフォローできていない事に注意。
ルール
- 接死を持つクリーチャーを破壊する能力は、ブロック・クリーチャー指定ステップ中に誘発し解決される。これは戦闘ダメージを与える前である。
- この能力によりブロック・クリーチャーが破壊されても、鏡の盾を装備したクリーチャーはブロックされたままである。トランプルを持たないかぎり、それが攻撃先のプレイヤーやプレインズウォーカーに戦闘ダメージを与えることはない。
- 鏡の盾を装備したクリーチャーが、接死を持たないクリーチャーをブロックするか、それにブロックされた後、それが接死を得ても、破壊する能力は誘発しない。
開発秘話
モチーフはギリシャ神話に登場する英雄、ペルセウスの盾。石化の視線を持つ怪物メドゥーサの首を取ってくるよう命じられたペルセウスは、女神アテーナーから青銅の盾を授かる。彼は盾に映った相手の姿を見ながら、メドゥーサと目を合わせることなくその首を刎ねた。
前作テーロス・ブロックでもこれと同じモチーフのカードがデザインされたが、何らかの理由でボツになった。テーロス還魂記にて再び「鏡の盾」がデザインされ、今度は無事印刷に至った[1]。
- この逸話は「鏡の盾で石化の視線を反射してメドゥーサを退治した」と誤解されることも少なくない。イラストのイメージはこちらだろう。
脚注
- ↑ More Odds and Ends: Theros Beyond Death/さらなるこぼれ話:『テーロス還魂記』(Making Magic 2020年2月3日 Mark Rosewater著)