デーモン/Demon

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2021年8月22日 (日) 19:50時点におけるブラー (トーク | 投稿記録)による版
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デーモン/Demonは種族の一つ。様々な次元/Planeに棲息する。カード名フレイバー・テキストにおいては基本的に悪魔と訳されるが、ここではデーモンで統一する。

目次

ドミナリア

重要人物

神河

神河/Kamigawaのデーモンは/Oniと呼ばれる。額に第三の眼を持つ。

渾沌と破壊の強大な闇の勢力である鬼たちは、神河のすべての命に終わりをもたらすことを目指している。大峨/Ogreと血の盟約を結ぶことで、鬼は更なる力を手に入れた。同時に鬼は大峨に対して、容赦なく、見境なく殺戮を行う許可を与えている。

ラヴニカ

ラヴニカ/Ravnicaのデーモンは比較的邪悪でなく、様々な種族と共生している。他種族との混血のデーモンの姿も見られる。

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イニストラード

イニストラード/Innistradのデーモンは、光の天使に対応する闇の存在――黒マナそのものでできた悪意ある生物だ。一部のデーモンは力のために魂を売った元人間だが、いずれにせよすべてのデーモンが完全に邪悪で堕落している。彼らはデビルとともに、地獄/Hellと呼ばれる領域に住まう。

かつてはデーモンが地上に姿を現すことはほとんどなく、デーモンとは神話上の存在か、もしくは死に絶えて久しいと信じる者もいるほどであった。だが強大な天使アヴァシン/Avacynが創造され、吸血鬼/Vampire狼男/Werewolfといった闇の怪物たちを退けると、その隙間を埋めるように地獄の軍勢が姿を現し始めた。アヴァシンは一体また一体とデーモンを討っていったが、すぐに新たなデーモンが現れることに気づいた――純粋なマナの生物であるデーモンは、真に破壊されることはない。死ぬとその真髄はしばらく霧散しているが、やがて融合し新たな形を取るのだ。そこでアヴァシンは「破壊し得ぬ物は縛られるであろう」という布告を発し、銀の首輪でデーモンを捕らえ、獄庫/The Helvaultと呼ばれる銀の牢獄に封印するようになった。それはアヴァシン自身が獄庫に封印されるまで続いた。

アヴァシン教会/The Church of Avacynの魔法の力は、殺されたデーモンの真髄が新たなデーモンの形を取ることを妨げる。そのような魔法と戦い、天使の手が届かないうちに人間界で影響力を広げるために、デーモンは悪魔崇拝者や魔女と契約を交わし、契約者を自らの邪悪な意志へと傾ける。悪魔崇拝教団の中でも最も傑出したものがスカースダグ/The Skirsdagである。

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タルキール

歴史改変前のタルキール/Tarkirのデーモンには、のデーモンであるラクシャーサ/Rakshasaと、純粋なデーモンであるシディークー/Sidikurがいる。どちらもスゥルタイ群/The Sultai Broodと関わりを持つ。前者についての詳細はラクシャーサ/Rakshasaを参照。

シディークーは姿形も大きさも態度も様々だ――小さくずんぐりした翼のないものから、凄まじい力を持ち、巨大で、コウモリ状の翼を持つものまで。彼らを召喚する方法はラクシャーサからもたらされるが、ラクシャーサは考えなしにシディークーを召喚して手に負えなくなった魔道士から更なる黄金を強請れるよう、肝心の束縛呪文を教えない。

カラデシュ

カラデシュ/Kaladeshのデーモンは人工の生物で、The Dark Schematic(闇の設計図)と呼ばれる様式に従って慎重に構築され、霊気/Aetherが吹き込まれた存在である。名も知れぬ古の工匠たちがこの設計図を考案した――もしかしたら天使を模倣しようとしたのかもしれないし、あるいは今では狩り尽くされてしまった本来のデーモンを複製しようとしたのかもしれない。

天使が白マナを体現し、そして霊気循環/The Aether Cycleの構築側の段階を体現しているのと同様に、デーモンは霊気を貪る、大喰らいの黒マナの化身である。彼らはその渇望を満たすため、霊気を求めて夜市や飛空船から略奪を行い、精製工場に押し入り、その過程で可能な限り多くの破壊を引き起こす。したがって、彼らは霊気循環の回収/Reclaimの体現者であると考えることもできる。

工匠がThe Dark Schematicを実行に移すのは、極めて自暴自棄になったときだけだ。多くの場合、それは自分自身の力を求める、あるいは敵への復讐を求める過程で起きる。しかしながら、デーモンの破壊的な力は制御が困難であり、この生物は自分の創造者に対して特に配慮や感謝を抱いていない。細心の注意を払ってデーモンの創造に必要な段階を踏む発明家でさえも、しばしば他のあらゆる被害者と同じ悲惨な運命を辿る。

デーモンは外見的には天使に似ている。彼らは華やかな仮面や頭飾りを身につけており、武装していることも多い。デーモンが喰らう霊気は彼らの肌に、燃えるような赤、濃い紫、焼けつくような黄色の渦巻き模様を印す。

アモンケット

アモンケット/Amonkhetのデーモンは、ヘクマ/The Hekmaに守られた都市ナクタムン/Naktamunから遠く離れた砂漠の奥深く、イフニル/Ifnirに住まう。王神/The God-Pharaohへの叛逆の罰として、彼自身がこの世界のすべてのデーモンをイフニルの荒野に追放した、アモンケットの人々はそう信じている。最悪の造反者/Dissenterは天使によってイフニルの中心に運ばれるという噂もある――それは単に皮膚を洗う砂の中に捨てられるよりも、遥かに辛い運命だ。

イフニルのデーモンは王神にいくらか似ており、長い手足と尾、巨大な翼、角と刃で飾られた痩せた胴体を持つ。それ以外のデーモン的な生物はより動物的な外見を有する。例えばアムムト/Ammit試練で敵として使用されることのあるクロコダイルのデーモンや、魂刺し/Soulstinger、耐えがたいほどの痛みを引き起こす毒を持つのデーモンだ。

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イクサラン

イクサラン/Ixalanのデーモンは、すべての闇の源である蝙蝠神アクロゾズ/Aclazotzの落とし子で、歪んだコウモリに似ている。

太陽の三相に創造や育成だけでなく破壊が含まれているのに対し、デーモンは停滞と衰微を表している。太陽は栄光の火をもって破壊し、デーモンは腐敗と頽廃を通して働く。デーモンは太陽が隠れる夜に活動していると言われ、彼らの努力は毎朝太陽が昇るのを阻止することに向けられている。それが叶うまでの間、彼らは疫病と堕落を各地に広めている。

カルドハイム

カルドハイム/Kaldheimのデーモンは領界/Realmの一つ、イマースターム/Immersturmに住まう。彼らは破壊への比類なき渇望を持つ、邪悪なヴァイキングの略奪者だ。神々ルーンの護法を張って彼らをイマースタームに閉じ込めて以来、敵対するデーモンの族長たちとその凶暴な軍勢は、エルスカルの戦場/The Fields of Elskulで怒り狂いながら絶えず戦い続けてきた。互いを引き裂くのにかまけていないときには、デーモンは他の領界から略奪を行う機会を貪欲に探し求めている。

デーモン社会はいくつかの軍勢に分かれており、それぞれが殺戮士/Slaughtermasterとして知られる強大な指導者に率いられている。に属するデーモンは、他の領界を我が物であると主張し、恐怖と戦慄を振り撒こうとする征服者だ。に属するデーモンは、破壊と苦痛をもたらすことに躍起になり、すべてを燃やし尽くしたがり、目につく者全員を殺戮する。

古き神々アイニール/The Einirは、自ら作り上げた強大な魔法物の数々を用いて、デーモンをイマースタームに封印した。だがスコーティ/The Skotiがアイニールの神の座に挑み、打ち負かした際、これらの魔法物は失われた。スコーティはルーンの魔法を用いてイマースタームを改めて封印したが、その安全装置を保つことに気を配ってきたとはとても言えない。

イマースタームの黒き山脈の奥深くにある火山、血の岩山/The Bloodcragカルデラで沸騰するのは溶岩ではない――血だ。というのも、血の岩山はすべてのデーモンの発生源だからだ。デーモンがデーモン以外の生物を殺戮するたびに(どのデーモンも機会があれば必ずそうする)、犠牲者の血は魔法で血の岩山に転送される。デーモンの征服で得られた煮え滾る血がカルデラの縁に達すると、新たなデーモンが生まれる。しかしながら、ルーンの護法がデーモンたちをこの領界に閉じ込めているため、新たな犠牲者は不足しており、長年にわたって血の岩山から新たなデーモンは生まれていない。

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その他の次元

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関連ページ

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カラデシュ
アモンケット
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カルドハイム

参考

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