食肉鉤虐殺事件/The Meathook Massacre
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伝説のエンチャント
食肉鉤虐殺事件が戦場に出たとき、ターン終了時まで、すべてのクリーチャーは-X/-Xの修整を受ける。
あなたがコントロールしているクリーチャー1体が死亡するたび、各対戦相手はそれぞれ1点のライフを失う。
対戦相手がコントロールしているクリーチャー1体が死亡するたび、あなたは1点のライフを得る。
全体マイナス修整とライフ回復・ライフロスを併せ持つ伝説のエンチャント。
伝説の呪文であるがETB能力がメインであるため、重複しても使い捨ての全体除去として使用できるのが嬉しいところ。対アグロとして使用する場合なら4~5マナで投下することで盤面を一掃できるだろう。X呪文なので、相手のタフネス次第ではマナを節約でき、また固定値のマイナス修整と違いマナを費やすことで射程を伸ばせるという強みがある。ただし既存カードに比べやや除去としての効率は落ちるという、X呪文にありがちな弱点もまたある。
また、死亡したクリーチャーのコントローラーによりライフゲインかライフロスが発生する。全体除去を効率的に使うには対戦相手にある程度展開してほしいので、それまでに受けたダメージを補えるのは合理的なデザインと言える。ライフロス能力を積極的に生かしたいなら、クリーチャー・トークン生成能力持ちと組み合わせるとよいだろう。これ以外により死亡しても構わないのでアリストクラッツ的デッキでの削り役としても。
登場時のスタンダードでは白黒のミッドレンジや青黒コントロールなどにおいて採用される。蔓延/Infestのような黒の3マナ-2/-2修整がないなか、強力なエシカの戦車/Esika's Chariotのトークン生成への返し札としてピッタリなところが評価点の一つ。影の評決/Shadows' Verdictも黒の全体除去として同居しているが早い段階から撃てるのは明確な強みだろう。デッキによっては両方採用されている。
- モチーフはアメリカの映画『悪魔のいけにえ(原題:The Texas Chain Saw Massacre)』に代表されるスラッシャー映画[1]。狂った殺人鬼に集団が次々と殺害されるホラー映画のサブジャンルのことで、『悪魔のいけにえ』ではチェーンソーを武器とする殺人鬼レザーフェイスが登場する。
脚注
- ↑ Ethan FleischerのTwitter(2021年9月12日)