悪賢い隠蔽/Devious Cover-Up
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ライブラリー修復付き追放型打ち消し呪文。雲散霧消/Dissipateの亜種。
組合せが特にいい効果ではないが、パーミッション型の重コントロールデッキはどうしても長期戦となるため、「ライブラリーにもう打ち消し呪文が残っていない」などということが起こりうるのだが、このカードで使い終わったカウンターや除去、ドロー呪文などを回収すれば完全な手詰まりになってしまうことが起こりにくくなる。またこのカード2枚でお互いを戻し続けることでゆるやかなループを形成でき、そのうちに対戦相手をライブラリー切れに追い込むことも不可能ではない。
リミテッドにおいては、占術と同じ感覚で諜報で要らないカードを弾いていくとライブラリーアウトで自滅する危険性があるため、青黒なら挿しておくと安心。再活呪文を戻すと選択肢が一時的に減ってしまうが、長い目で見ればデッキ全体の呪文の総数を水増しできるので有効といえる。40枚デッキでこれを構えられる頃にはライブラリーが結構な枚数減っているはずなので、戻したカードを再び引き当てられる可能性はそこそこある。2枚以上確保し、使い終わった除去と共に戻し続ければ完全に流れをコントロールし切ることもできるだろう。色拘束や重さは気になるが、青の濃いデッキで長期戦を目指すなら採用したい。
コモンなのでパウパーでも使用可能。クリーチャーが少ない、もしくは完全にノンクリーチャー型の神秘の指導コントロールや青赤コントロールで採用されることがある。回収ループによるライブラリーアウトを勝ち手段の1つに据えているタイプも存在する。
ルール
- これでこれ自身を打ち消しながら墓地のカードをライブラリーに戻すことはできない(CR:115.5)。
- これで呪文を打ち消しながらこれ自身をライブラリーに戻すことはできない。対象を選ぶ際にも、解決時にも、これはスタックにある。
- 0枚の墓地のカードを対象としてもよい。その場合でも、あなたはライブラリーを切り直す。
- 後半の効果は、打ち消されたかどうかをチェックしない。打ち消されない呪文を対象に唱えた場合でも、その呪文を打ち消すことはできないが、墓地のカードをライブラリーに戻すことができる。
ストーリー
- ラヴニカのギルド
- ラヴニカ/Ravnicaにおける、ディミーア家/House Dimirの証拠隠蔽の様子が描かれている(イラスト)。
まず証拠を処分する。次に、それを処分したという自身の記憶を処分する。
- イニストラード:真夜中の狩り
- イニストラード/Innistradにおける、殺人の隠蔽の様子が描かれている。イラストの「案山子」からは男の顔が覗いており、「鴉を呼び寄せている」のだから、死体と見て間違いないだろう。そしてその作り主が「未亡人」ということは……。
未亡人ウェバーの新しい案山子は鴉を追い払うどころか更に呼び寄せているかのように思えた。