十三嗜好症/Triskaidekaphile
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クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
あなたの手札の上限はなくなる。
あなたのアップキープの開始時に、あなたの手札にちょうど13枚のカードがある場合、あなたはこのゲームに勝利する。
(3)(青):カード1枚を引く。
十三恐怖症/Triskaidekaphobiaと対を成すような名前のクリーチャー。自分のアップキープの開始時に、手札枚数が忌み数である13ちょうどだと勝利する。
通常、手札の上限は7枚。普通であれば、これを設置した後に6枚を引かなければならない。もちろん、実際には手札を使えばその分だけ引く必要のある枚数は増える。これ自体は除去耐性を持たないタフネス3のクリーチャーと場持ちが悪く、青がドローを得意とする色とはいえ、守りつつ手札を増やしていくのはかなり難しい。同セットにおいてフラッシュバックや降霊により、一度凌いだだけでは安心できない状況が増えている点も拍車をかける。
ウィザード・クラス/Wizard Classをあらかじめ置いておけば、これが出てから勝利までにかかる時間を減らすことが可能。レベル2の効果でドローも出来るなど相性は良く、最悪レベル3まで上げればドローによるパンプアップが可能となり、殴り倒すのも視野に入るようになる。
クリーチャーゆえ破壊する手段も多く一概には言えないとはいえ、貴重な収集品/Treasure Troveのマナ・コストが軽くなり、起動コストの色拘束も緩くなったものと考えると、特殊勝利を狙わなくともドロー・エンジンとして採用しておく意義はある。デッキの主軸として特殊勝利を狙うよりも、あくまで勝ち筋のひとつとしつつ、メインはシステムクリーチャーとしての活躍を見込んだ方が安定しやすいだろう。
リミテッドではデッキの枚数が少なく、特殊勝利を狙うのは難しい。だが勝利条件を無視しても、単純に使いまわせるドロー・エンジンとしてそれなりに優秀であり、2マナ1/3と序盤の攻勢から身を守れるサイズもあるのでピックしておいて損はしない。ただし起動コストがかさむ関係上、夜を招きやすい点には注意。
- 誘発型能力はif節ルールを使用している。アップキープ・ステップの開始時に手札が13枚でなければ誘発せず、解決時にも13枚なければ勝利できない。
- 日本語のカード名は誤訳。十三恐怖症を意識したネーミングなのだろうが、"-phile"で「~嗜好症者」を意味するため、クリーチャーであることも相まって「十三嗜好症者」と訳すのが適切。