夜群れの伏兵/Nightpack Ambusher
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クリーチャー — 狼(Wolf)
瞬速
他の、あなたがコントロールしている狼(Wolf)と狼男(Werewolf)は+1/+1の修整を受ける。
あなたの終了ステップの開始時に、このターンにあなたが呪文を唱えていなかった場合、緑の2/2の狼クリーチャー・トークンを1体生成する。
自分のターンに呪文を唱えなければ終了ステップに2/2の狼・クリーチャー・トークンを生成する中堅クリーチャー。狼と狼男のロードでもあるため、トークンは即座に3/3として扱える。
リミテッドでは本体だけで十分活躍できるうえ、膠着しても圧倒的優位に立てるボムレア。他に唯一収録されている狼である獰猛な仔狼/Ferocious Pupはコモンなので、併用できるとなおよい。それ、および他にも3枚(つまり計5枚、すべて緑)のカードが同種の狼トークンを生成する。
構築においても、瞬速と継続的なトークン生成というだけでもカードパワーは高く、狼と狼男を使わないデッキでの採用でも十分に活躍できる。手札消費の激しいビートダウンデッキの息切れ防止のほか、フラッシュ気味のクロック・パーミッションにも適している。
スタンダードでは登場直後から、同セットの塩水生まれの殺し屋/Brineborn Cutthroatとともにシミック・フラッシュに採用されている。またティムール再生のサイドボードにも採用されており、設置の瞬間を打ち消されるとゲーム展開に支障が出やすい荒野の再生/Wilderness Reclamationの穴を「対処しないとゲームを決めかねない瞬速クリーチャー」として補っている。イコリア:巨獣の棲処以降の同デッキがトップメタとなった時期ではミラーマッチを想定しメインデッキから採用される場合も。
トークン生成の誘発条件はイニストラード・ブロックの狼男の第1面から第2面への変身条件に合致し、ロードとして自然に組み込む事ができるデザインになっている。スタンダードではそれらと共存しなかったため、公式コラムにて冗談めかして「隠された能力」とまで言われた[1]ロード能力だが、そこで紹介されているようにイニストラード:真夜中の狩りを獲得したパイオニアでは「ジャンド・ウルヴズ」なる狼デッキを形成している[1]。
- スタンダードで同居する狼サポートの狼の友、トルシミール/Tolsimir, Friend to Wolvesや群れの声、アーリン/Arlinn, Voice of the Packはそれぞれトークン生成の性質と噛み合っているが、実際にそれらと組み合わされることは稀。
- 同時期のスタンダードで活躍した狼には意地悪な狼/Wicked Wolfや呪われた狩人、ガラク/Garruk, Cursed Huntsmanによるトークンもいたが、一部で試された以外に目立った共演はなかった。
ルール
- 誘発型能力はif節ルールを使用している。終了ステップ開始時に誘発した能力に対応して呪文を唱えてしまうと、条件が不一致になり解決時に何も起こらなくなってしまうため注意。
- 一方、解決後なら呪文を唱えても特にペナルティはない。上記のティムール再生において重要なテクニックで、荒野の再生より先にこの能力を解決することで、トークンを生成しつつ大量のマナを呪文に注ぎ込める。
- イニストラード/Innistradの狼男達とは違い、誘発条件は自身が呪文を唱えていたかどうかのみを参照する。対戦相手の呪文はチェックしない。
参考
- ↑ 1.0 1.1 ジャンド・ウルヴズ(パイオニア)(デイリー・デッキ 2021年11月1日 岩SHOW著 使用者:Vasiliev Vitaliy)