瞬速
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瞬速/Flash | |
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種別 | 常在型能力 |
登場セット | 多数 |
CR | CR:702.8 |
瞬速(しゅんそく)/Flashは、時のらせんで制定されたキーワード能力。これを持つカードがプレイできるあらゆる領域で機能する常在型能力である。
Teferi, Mage of Zhalfir / ザルファーの魔道士、テフェリー (2)(青)(青)(青)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
瞬速
あなたがオーナーである、戦場に出ていないクリーチャー・カードは瞬速を持つ。
各対戦相手は、自分がソーサリーを唱えられるときにのみ呪文を唱えられる。
[編集] 定義
瞬速/Flashは、「あなたはこのカードを、あなたがインスタントを唱えられるときならいつでもプレイしてよい。」を意味する。
[編集] 解説
以前から存在していた「あなたは、あなたがインスタントをプレイできるとき(現在の「唱えられるとき」)ならいつでも~をプレイしてよい」という能力が新たにキーワード能力となったものであり、畏怖と同じく瞬速を(擬似的に)与えるカード、閃光/Flashから名前を取られた。「閃光」からこの能力がイメージしづらいためか、日本語訳はカードのものとは異なっている。
瞬速の登場に伴い、過去の「あなたは、あなたがインスタントをプレイできるときならいつでも~をプレイしてよい」を持つほとんどのカードはオラクルで瞬速に改められ、過去にインスタントプレイできるようにするカードは「瞬速を持つかのように唱えられる」に改められた。
常磐木能力のひとつに数えられており、さまざまなカード・セットに収録されている。
[編集] ルール
詳しくはインスタント、インスタント・タイミング、インスタントプレイの項目も参照。
- 「インスタントを唱えられるとき」とはすなわち、自分が優先権を持っているときのこと(CR:304.5)であり、手札にインスタントがなかろうとインスタント呪文を唱えることが禁止されていようと関係はない。
- 「瞬速を持つ」と「瞬速を持つかのように唱えられる」の違いに注意。前者は実際に瞬速を持っているが、後者は実際には瞬速を持ってはいない。瞬速を参照するカード(例えば神秘の指導/Mystical Teachingsやエラントとジアーダ/Errant and Giada)との相互関係が問題になる。
- 土地が瞬速を持っている場合、自分のターン中ならばインスタント・タイミングでプレイすることはできるが、対戦相手のターンにはプレイできない(CR:305.3)。
[編集] その他
- 色の役割では、器用さを身上とする青が第1位。次点で暗殺者を擁する黒と俊敏な動きを身上とする緑。青が第一色なのは「呪文の詠唱についてよく知っている」というフレーバー上の理由があるが[1]、インスタント以外で奇襲的な打ち消しを実現するために瞬速が必要、というデザイン上の都合もあるだろう。数の上では次点で緑と白がほぼ同数で、青の半分ほど。数は少ないが赤、無色にも存在する。
- 当初Mark Rosewaterはインスタントをカード・タイプから特殊タイプに変更し、「あなたがインスタントをプレイできるときならいつでも~をプレイしてよい」能力と一体化させようとしたが、あまりに大量のエラッタが必要であることもあり開発部を説得できなかった。そこで次善の策としてキーワード能力の瞬速が作られた[2]。
- 瞬速を持つオーラは俗にインスタントメントと呼ばれる。
- 特定の状況下で瞬速を持つかのように唱えられたり他のカードを瞬速を持つかのように唱えさせるカードは数多いが、実際に瞬速を持ったり与えたりするカードは少ない。以下のカードがそれに該当する。
- 瞬速を持つことを参照するカードとして、神秘の指導/Mystical Teachings、相互破壊/Mutual Destruction、狡賢い夜眷者/Cunning Nightbonder、滑りかすれ/Slitherwisp、エラントとジアーダ/Errant and Giadaが存在する。また、対瞬速カードとして罠を探す/Check for Trapsが存在する。
[編集] 脚注
- ↑ Flavorwise, why would white and blue have flash?(Blogatog 2021年5月9日)
- ↑ Evergreen Eggs & Ham/常盤木な日常(Making Magic 2015年6月8日 Mark Rosewater著)