告別/Farewell
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ソーサリー
以下から1つ以上を選ぶ。
・すべてのアーティファクトを追放する。
・すべてのクリーチャーを追放する。
・すべてのエンチャントを追放する。
・すべての墓地を追放する。
これまでありそうでなかった性能を持つ大規模リセットカード。アーティファクト、クリーチャー、エンチャント、墓地、それぞれを全て追放する4つのモードを望む数だけ選べる。最後の裁き/Final Judgmentの上位互換。
過去のモード付き全体除去である浄化の輝き/Cleansing Novaや質素な命令/Austere Commandと比べると、プレイヤーが望む範囲のカードだけを選んで除去可能というのが、大きな違い。厄介なクリーチャーと機体をまとめて吹き飛ばしつつ、こちらが設置しているエンチャントはそのまま、といったコントロールデッキがこれまで欲しかった使い方が可能である。さらには破壊でなく追放であり、墓地対策も兼ね備えると至れり尽くせりである。 神河:輝ける世界ではアーティファクトとエンチャント、イニストラード:真夜中の狩りとイニストラード:真紅の契りでは墓地、と参入時の直近セットでフィーチャーされている要素に対応できるのも強み。
プレインズウォーカーを追放するモードがないのが玉に瑕。登場時のスタンダードには、コントロールデッキが1ターンでも早く除去したい勝負服纏い、チャンドラ/Chandra, Dressed to Killや群れの希望、アーリン/Arlinn, the Pack's Hopeといったアグレッシブな性能を持つプレインズウォーカーが存在し、これらに干渉できないことが歯痒い局面もあるだろう。リセットカードの常ではあるが、登場時のスタンダードで幅を利かせるミシュラランドには干渉できないのも辛い。 また、強力な効果相応に6マナと重いのもネック。アグロデッキのキルターンに間に合うかは微妙なところであり、登場時のスタンダードに存在するドゥームスカール/Doomskarなど、他のリセットカードの存在も鑑みつつ採用枚数を検討したい。
- 通常版はSeb McKinnonが、特別版は灯争大戦における伝承の収集者、タミヨウ/Tamiyo, Collector of Talesの日本オリジナルアート版以来の登場となる藤ちょこがそれぞれイラストを手掛けている。女の子とそれを取り巻く神/Kamiという構図は一致しつつも、通常版は幻想的ながら不穏で不気味な雰囲気を、特別版は可愛らしく牧歌的な雰囲気をそれぞれ湛えており、二人のイラストレーターの作風の違いが趣深い。