ドゥームスカール/Doomskar
提供:MTG Wiki
ソーサリー
すべてのクリーチャーを破壊する。
予顕(1)(白)(白)(あなたのターンの間、あなたは(2)を支払って、あなたの手札からこのカードを裏向きに追放してもよい。後のターンに、これの予顕コストでこれを唱えてもよい。)
2ターン目に予顕すれば最速で3ターン目に唱えることが可能という軽さが魅力であり、中~低速のコントロール・デッキにおける高速ビートダウン対策として極めて有効。中盤以降にマナに余裕が出てきた場面ならば全体除去した直後にフィニッシャーを唱えるという動きも取りやすいし、他の予顕と併用することでブラフとしても機能する。また当然ながら5マナでの生撃ちも可能であり、緊急時に今引きした際にも頼りになる。取りえるプレイングの幅が広く、扱いやすい全体除去である。
また、タイトなマナ基盤でも扱えることから、逆の立場の高速デッキ側でも、もたついている隙に出されてしまった大型クリーチャーや呪禁持ちを自軍もろとも流し去り仕切りなおす手段としても使える。
- 最速3ターン目に3マナで唱えられる無条件クリーチャー全体除去としてはバントゥ最後の算段/Bontu's Last Reckoningと比較的近い。実際のテンポ消費は額面以上である点も共通で、そちらも一定の活躍を見せた。
[編集] ストーリー
ドゥームスカール/Doomskarは、カルドハイム/Kaldheimで発生する現象。この次元/Planeを構成する多数の領界/Realmはそれぞれ異なる自然環境と住民を持つが、世界樹/The World Treeの周りを絶えず移動しているため、時に重なり合うことがある。この領界同士の重なり合いがドゥームスカールである。それは世界を変えるほどの地震と地質学的な不安定化を特徴とする、暴力的で爆発的な出来事だ。必然的に、重なり合う領界の住民同士は衝突する[1]。
またこのカードは、カルドハイムの注目のストーリーの1枚でもある。ティボルト/Tibaltは領界の剣/Sword of the Realmsを用いて領界と領界を繋ぐ裂け目を切り開き、人工的なドゥームスカールを起こした(イラスト)。人間の領界ブレタガルド/Bretagardにトロール/Troll、デーモン/Demon、巨人/Giant、ドローガー/Draugrの軍勢が雪崩れ込み、戦争が勃発した[2][3]。
領界は互いに衝突したが、惨劇の中心はブレタガルドにあった。
[編集] 脚注
- ↑ Planeswalker's Guide to Kaldheim, Part 1/プレインズウォーカーのためのカルドハイム案内 その1(Feature 2021年1月8日 Ari Zirulnik and Jenna Helland著)
- ↑ Episode 4: Into the Demons' Realm/メインストーリー第4話:デーモンの領界へ(Magic Story 2021年1月27日 Roy Graham著)
- ↑ Episode 5: The Battle for Kaldheim/メインストーリー第5話:決戦、カルドハイム(Magic Story 2021年2月3日 Roy Graham著)