盾、構え/Take Up the Shield
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Take Up the Shield / 盾、構え (1)(白)
インスタント
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。それの上に+1/+1カウンター1個を置く。ターン終了時まで、それは絆魂と破壊不能を得る。(ダメージや「破壊」と書かれた効果では、それは破壊されない。)
+1/+1カウンターを置き、破壊不能と絆魂も付与する白のインスタント。
この手の単体強化・防御呪文としては+1/+1カウンターが残るためいつ唱えても無駄にならず、戦闘時に唱えれば絆魂によってライフ回復も狙えるうえ、唱える対象やタイミングにも制約もないなど、非常に扱いやすい一枚。一時凌ぎで終わらず、その後の戦況に少なからず影響を残せるところが評価点。
統率者戦では贖いし者、フェザー/Feather, the Redeemedを軸に据えたデッキで採用される。
リミテッドでは逆転を狙える強化スペルとして利用価値があるグッドコモン。単純に中堅どころを育てるのもよいが、大型を採用するデッキで使えばダメージレースをひっくり返すことも狙える。逆に対戦相手が白を使っている場合、これが採用されている可能性を考慮したプレイングを心掛けたい。
一方、構築においては2022年10月現在採用実績は皆無。登場時のスタンダードにおいては、白単色でクリーチャーを除去から守る手段としてはコストが同じでクリーチャーの破壊のモードも選べる勇敢な姿勢/Valorous Stanceが存在し、それを差し置いてでもクリーチャーへの継続的な強化を行いたいなど、よほど強力な採用動機がなければ基本的にそちらを採用することになるだろう。照光の巨匠/Illuminator Virtuosoや改善に関連するカードなど、+1/+1カウンターと相性の良いカードが環境に存在するため、それらを主軸としたデッキなら採用も検討できるか。
- 絆魂と破壊不能を同時に付与できるため、例によって不機嫌な一匹狼/Ill-Tempered Lonerを使った無限ライフコンボに利用可能。天使火の覚醒/Angelfire Ignitionよりも動き出しが軽いうえ、インスタントで奇襲性が高いのが利点。
- イラストとフレイバーテキストでは、過去のカードでは英雄的介入/Heroic Interventionでも描かれた、アジャニ/Ajaniが身を挺して仲間を守る場面が描かれている。実にアジャニらしき姿であり、ストーリーにおいてもアジャニが仲間の危機に駆け付けた場面でこのイラストが挿絵として使用された[1]が、この後の展開を一体どれだけの者が予想できたであろうか?
「お前たちは皆、私の家族だ。私の命が尽きるまで、この私が守ろう。」
脚注
- ↑ Episode 4: A Brutal Blow/メインストーリー第4話:手酷い一撃(Magic Story 2022年8月15日 Langley Hyde著)