ラットフォーク/Ratfolk
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ブルームバロウ/Bloomburrowのアニマルフォーク/Animalfolk
- バードフォーク/Birdfolk(白青、鳥)
- バットフォーク/Batfolk(白黒、コウモリ)
- ラットフォーク/Ratfolk(青黒、ネズミ)
- カワウソフォーク/Otterfolk(青赤、カワウソ)
- リザードフォーク/Lizardfolk(黒赤、トカゲ)
- リスフォーク/Squirrelfolk(黒緑、リス)
- ラクーンフォーク/Raccoonfolk(赤緑、アライグマ)
- マウスフォーク/Mousefolk(赤白、ハツカネズミ)
- ラビットフォーク/Rabbitfolk(緑白、兎)
- カエルフォーク/Frogfolk(緑青、カエル)
ラットフォーク/Ratfolkは、ブルームバロウ/Bloomburrowの種族。アニマルフォーク/Animalfolkの一種で、ネズミの特徴を持つ。色は青黒。
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[編集] 解説
ラットフォークは渓間/Valleyの秘密の守り手で、渓間そのものの設立当初からの遺物や知識を収集している。何世代か前までは、彼らは自分たちの知識に関してもっと率直だったのだが、とあるいたずら好きな侵入者が、災厄の獣/Calamity Beastを制御しようとして失敗し、大災害を引き起こしかけ、彼らの故郷に計り知れない破壊をもたらした。この知識の悪用が原因で、ラットフォーク社会は孤立主義で秘密主義、疑り深いものとなった。最高の場合、ラットフォークは思慮深く、自立的で、高い知性を持つ。最悪の場合、ラットフォークは不信感が強く、軽蔑的で、非協力的だ。
[編集] 性格
ラットフォークは独立独歩で素っ気なく孤独を好む者たちで、自分自身の技量を信頼しており、他者と対人関係を築くのに苦労する。ラットフォークは通常、周囲の他のアニマルフォーク/Animalfolkよりも昆虫の相棒と絆を結ぶ。彼らは昆虫が必要とするものに対する鋭い直感を発達させているが、他者がそれを同じように理解していないと苛立つことがある。ラットフォークはこのような振舞いを心が冷たいと見なす。
ラットフォークは孤立しがちなため、特異な文化的習慣を発展させてきた。独り言を言ったり昆虫の相棒に話しかけたりする、貝殻を彫って彫刻を作る、発見したことを丹念に記録して持ち帰るなどだ。他者と絆を結ぶと、ラットフォークは同じ関心や価値観を共有する相手との出会いに興奮し、その者にべったりで、幾分か高圧的になる傾向がある。
[編集] 記録保管者
渓間を縦断する長川/The Long Riverは、最終的に広大な沼地に行き着いて涸れる。そこがラットフォークの故郷だ。この川はそれが流れるあらゆる場所から生物由来物質やガラクタを運んでくるが、ラットフォークにとってそれは恵みである。彼らはこのような歴史的な宝物を持ち帰って保管し、その材質、推察される起源、用途を丹念に記録する。このようなアーティファクトは知識の納骨堂/The Knowledge Ossuary、沼地の下にある広大な洞窟のトンネルに保管される。その貯蔵庫には無害な知識と破滅的な知識が等しく含まれており、大切に隠され、守られている。ラットフォークはその知識の総体を世界渦巻き/The World Whorlと呼ぶ。知識の納骨堂が通常取る螺旋状の形に因んだ名だ。
[編集] 精神的相棒
ラットフォークは厳しい沼地の環境に慣れており、同じくそこに棲むことを選んだ一部の在来の昆虫と親しくなる。ラットフォークは昆虫と生涯の絆を結ぶこともある。親しみと魔法の訓練を通じて、両者の間に精神的な繋がりを育むのだ。この繋がりは、より大型で知能の高い生き物にさえも適用することができる。例えば、近づいたラットフォークの精神をねじ曲げるほど強力な催眠能力を持つカタツムリ、グロットジャイア/Grotgyreなどだ。通常、ラットフォークは昆虫を戦闘のパートナーとして働くよう訓練し、側面攻撃や攪乱を可能とする。昆虫はまた、暗闇で書物を照らしてくれる勉学の相棒や、故郷を離れての長旅の相棒を務めることもある。
[編集] 役割
渓間には和気藹々とした精神があるため、ラットフォークはその孤立主義的な態度にもかかわらず、会話や家庭に気軽に迎え入れられる。同様に、ラットフォークの村に招待された他のアニマルフォークも同じようなもてなしを受ける。会話においては、ラットフォークは混乱を招かずに最も必要な情報だけを共有できるよう、注意深く返答の言葉を選ぶ。
ラットフォークは機知と知識に富む助言者、司書、情報屋だ。近年、ますます多くのラットフォークが人里離れた故郷を出て、より大きな共同体に加わり、自分たちの専門知識や文化を世界と分かち合っている。彼らが故郷に戻る際には、渓間から得た新たな知識を同胞のもとへと持ち帰る。
ラットフォークの文化は技能と専門知識を重視することから、冒険者にとってはならず者や魔導士として優れた仲間と見なされ、また知識豊かな協力者や職人とも見なされる。ラットフォークは饒舌さよりも簡潔さに重きを置き、そのため素っ気ない印象を与えることがある。同様に、ラットフォークの文化は衣類や部品や素材の再利用を重んじる。
[編集] 他種族との関係
ラットフォークはリスフォーク/Squirrelfolkと親友になる傾向がある。どちらの文化もリサイクルと、歴史から学ぶことを重んじるからだ。リスフォークは貴重品をややぞんざいに扱う傾向があるが、ラットフォークは彼らの機知を高く評価し得る。対照的に、リザードフォーク/Lizardfolkの無謀さと、彼らが「過程」の一環として芸術品を破壊する傾向は、ラットフォークが歴史を記録することに重きを置いているのとは全く正反対のものである。
[編集] 魔法織り/Weaving
ラットフォークは催眠魔法に長けており、カタツムリの殻を導管として用いて、何も知らない敵を騙し、弱体化させる。この魔法は侵入者を傷つけることなく知識の宝庫から追い払うために開発されたものだが、自分たちの接近や逃走を隠すこともでき、標的の不意を突く際に最もよく用いられる。窮地に陥った場合、ラットフォークは念動力を使用して相手との距離を保ち、注意を逸らすこともできる。
[編集] 住居
地下にあるラットフォークの住居は、むしろ装飾のない兵舎に近い。彼らの村は一見簡素に見えるかもしれない。村は主に、壁に沿って何列にも並んだカプセルのような部屋で構成されており、誰でもそこで寝ることができる。しかしながら、広場や大通りはラットフォークの文化と芸術的表現に溢れており、彼らの独特な生活様式を反映している。
[編集] ゲームでの特徴
クリーチャー — ネズミ(Rat) 邪術師(Warlock)
スレッショルド ― あなたの墓地に7枚以上のカードがあるかぎり、精神掘りの通り魔は+3/+0の修整を受ける。
(2)(青/黒):諜報1を行う。(あなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を見る。それをあなたの墓地に置いてもよい。)
クリーチャー — ネズミ(Rat) ウィザード(Wizard)
威迫
スレッショルド ― 潮呼びの導師が戦場に出たとき、あなたの墓地に7枚以上のカードがある場合、土地でないパーマネント最大1つを対象とする。それをオーナーの手札に戻す。
ネズミのクリーチャー・タイプを持つ。青か黒を含む。
固有のメカニズムとしてスレッショルドを持つ。またそれと併せて、墓地を肥やす能力を持つものも多い。
[編集] 登場
[編集] 登場作品・登場記事
- Planeswalker's Guide to Bloomburrow, Part 2/プレインズウォーカーのための『ブルームバロウ』案内 その2(Daily MTG 2024年7月16日 Neale LaPlante Johnson著)