堕落した多相の戦士/Corrupted Shapeshifter
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クリーチャー — エルドラージ(Eldrazi) 多相の戦士(Shapeshifter)
欠色(このカードは無色である。)
堕落した多相の戦士が戦場に出るに際し、これは飛行を持つ3/3のクリーチャーか、警戒を持つ2/5のクリーチャーか、防衛を持つ0/12のクリーチャーのうちあなたが選んだ1つになる。
原初のプラズマ/Primal Plasmaのリメイクであろうエルドラージ・多相の戦士。時代の流れか、選べるクリーチャーの性能が大幅に向上している。
3/3飛行はクロックとしての側面が強いモード。往年のリミテッドで優秀なフライヤーと評された幻影獣/Phantom Monster相当のコスト・パフォーマンスだが、全体的にカードパワーの高いモダンホライゾン3では些か力不足。トップコモンであるのたうつ蛹/Writhing Chrysalisはともかくとしても、このカードを止められる飛行ないし到達持ちのクリーチャーは少なくない。。
2/5警戒は攻防両面のバランスをとったモード。守りをがっちりと固めつつ攻撃に参加できる反面、3/3程度の中堅クリーチャーにも止められてしまうのが難点。
0/12防衛は見たとおりのブロッカーのモード。重量級のエルドラージをピックアップしたモダンホライゾン3においても圧巻のタフネスであり、回避能力を持たないあらゆるクリーチャーのパワーを上回っている。もっとも回避能力には無力であり、4マナのカードの役割としても後ろ向きなところは否めない。
額面上のスペックは決して悪くないのだが、本流のセットならいざしらずモダンホライゾン3のリミテッドではいずれの選択肢も中途半端。17Landsの統計では素引きできたゲームにおける勝率が49%と低くコモンワースト1位となってしまっている[1]。
いっぽう構築では、0/12という圧倒的に尻でっかちなモードが唯一無二。統率者戦では策略の龍、アルカデス/Arcades, the Strategistを統率者としたデッキの新戦力として期待できる。
- イラストは格子状の組織を持つ翼と節くれだった触手状の下半身がエムラクール/Emrakulの、右半身の骨格組織がウラモグ/Ulamogの、左半身の浮遊する板状組織や不規則についた眼球がコジレック/Kozilekの、エルドラージ/Eldraziの三体の巨人のそれぞれの血族の特徴が混ざり合っている。