水晶のバリケード/Crystal Barricade
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アーティファクト クリーチャー — 壁(Wall)
防衛(このクリーチャーでは攻撃できない。)
あなたは呪禁を持つ。(あなたは対戦相手がコントロールしている呪文や能力の対象にならない。)
あなたがコントロールしていてこれでないすべてのクリーチャーが受ける、戦闘ダメージでないすべてのダメージを軽減する。
あなたに呪禁を与え、あなたの他のクリーチャーを戦闘ダメージ以外のダメージから守る壁・アーティファクト・クリーチャー。
バーンデッキへの対策としての性質を強く持つクリーチャー。呪禁により対象を取る本体火力を防ぎ、他のクリーチャーへの非戦闘ダメージを軽減で防ぐ。これを2体並べようものなら、相手の対象を取る火力呪文はほぼ腐ることになるだろう。対象を取らない火力や軽減されない効果は防げないため、これを出しただけでバーンデッキが詰みとなることはあまりないものの、相手のダメージレースの速度を大きく落とすことが期待できる。一方で火力を使用しないデッキに対してはただの壁にしかならないことが多く、飛行等の回避能力持ちクリーチャーは全く止めることができず、タフネス4という数値も壁としては平凡。構築では良くも悪くも対バーンデッキ用のサイドボード要員としての採用が無難だろう。これをメインで採用するならば、バーンデッキと多く当たることが見込まれる場合か、あるいはアーティファクトを参照するデッキに組み込んだり、歩く防壁/Walking Bulwark等を使用して最大限に活かしたりする等の工夫を凝らしたい。または、他のクリーチャーへの非戦闘ダメージを軽減する点に着目し、これと他のクリーチャーを展開し、自分から全体火力を使用して相手のクリーチャーのみ焼き払うと言った運用も考えられる。
登場時点でのスタンダード環境では、噴出の稲妻/Burst Lightningやボロスの魔除け/Boros Charm等の優秀な本体火力が多く存在し、それらへの明確な回答として機能する。同環境のバーンデッキは軽量クリーチャーも採用したアグロ構成とするケースがほとんどで、それらを受け止めることもできる。火力や強化呪文の併用により4点以上のダメージを受けて破壊されることも珍しくないので、対応してこちらも除去を使用する等のプレイングでカバーすると良い。
リミテッドでは手ごろな序盤の戦力兼避雷針として有用。フォーマットの性質上、回避能力を持たないクリーチャーおよび非戦闘ダメージによる除去が採用されやすく、腐りづらい。派手さはないが、色が合うなら取っておいて損はない。
- 神々の神盾/Aegis of the Godsに避難所の印/Mark of Asylumを加えたような性能。それらが2マナであることを考えると、コストパフォーマンス自体はかなり良好と言える。