スタック
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スタック/Stackとは、領域の1つ。呪文や能力は、一部の例外を除きここにいったん移動し、解決を待つ。以前のルールに存在したリンボ、連鎖の代わりに導入された。
具体的にスタックに置かれるオブジェクトは、以下の4つ。
すべてのプレイヤーが続けて優先権をパスしたとき、スタックの一番上の呪文、能力、あるいは戦闘ダメージが解決され、そしてアクティブ・プレイヤーが再び優先権を得る。
- 常在型能力はスタックに乗らない。
- スタックに乗らずに処理されるものとしては、マナ能力、状況起因効果、ゲームの行動、特別な行動などがある。
- スタックに存在するオブジェクトの情報は公開情報である。その順番を変更してはならない。
- スタック上のオブジェクトが裏向きならば、その表側の情報は非公開である。
- 「スタックに乗せる or 乗せない」という選択肢は無いので注意すること。プレイ上で「スタックに乗せて…」という行動は、ルールに厳密に従うなら間違い。
- 俗に、「対応して」を「スタックして」という言い方をすることがある。(stackには「積み重ねる」という動詞の用法もあるので、誤用ではない)。ただ、ルール用語としての「スタック」と紛らわしいのは確かなので、区別して用いよう。
- 初心者にこの概念を説明するのは非常に重要であるが、反面理解されにくい。また「スタックってどこにあるの?」とか聞かれる場合もあるが、その時は「肩の上あたり」とか笑って答えてあげよう。
- たまにスッタクとか間違われることがある。
- 故意にそう言う人もいる。
参考
計算機科学・情報科学での『後入れ先出し』という処理順番の管理方法に使われている用語を語源としている。→Wikipedia:ja:スタック
- マジックとは直接関係のない予備知識。もともとstackという英語は「一山の積み重ね」というニュアンスで、上記用法での「後入れ先出し」の意味は持っていない。よってBlogなどでよく見る「用事がスタックしている」のような表現は「用事が山積みになっている」という意味で特に問題ない。まあ情報科学用語としてこれを使うのなら、用事なら普通は『先入れ先出し』なので「スタックという表現はおかしい」「用事がキューに入っているというべき」というのも、間違いではないが、誤解をしないように。