霊気吸引機/Aether Syphon

提供:MTG Wiki

2025年3月25日 (火) 10:00時点におけるAerugo aeruginosa (トーク | 投稿記録)による版
(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内, 検索

Aether Syphon / 霊気吸引機 (1)(青)(青)
アーティファクト

エンジン始動!(あなたが速度を持たないなら、1から始まる。速度はあなたの各ターンに1回、対戦相手がライフを失ったとき、1上がる。最高速度は4である。)
(2),(T):カード1枚を引く。
最高速度 ― あなたがカード1枚を引くたび、各対戦相手はそれぞれカード2枚を切削する。(各対戦相手はそれぞれカード2枚を切削する。各対戦相手はそれぞれ、自分のライブラリーの一番上にあるカード2枚を自分の墓地に置く。)


ダブルシンボル有色アーティファクトになった代わりに、ドローに必要なコストが減った秘儀大全/Arcane Encyclopediaの亜種。最高速度に到達すると心理腐食/Psychic Corrosionも加わる。

ライブラリーアウトを勝ち筋とするデッキの場合はドローエンジンフィニッシャーを1枚で兼ねられるのが魅力。ただし、その手のデッキは通常、対戦相手ライフを削りに行く手段を利用しないので速度を上げるのに難儀する。逆にライフを削りきることを目指すデッキが持続的なカード・アドバンテージを得るために使うと、最高速度に到達した際の切削が強制なので対戦相手の墓地利用を助けてしまう可能性も出てくる。どちらの用途であっても短所はあり、また勝ち筋に大きな差があるので両立しようとするとコンセプトがぼやけてしまい、デッキパワーを落とす本末転倒な事態に陥る危険も。採用の際は何を目的にするのかははっきりとさせておきたい。

リミテッドでは、この手のドローエンジンの常として、マナの消費によるテンポ・アドバンテージの損失が響きやすいため無難なクリーチャー除去より価値が低め。にはエンジン始動!持ちが少なく対戦相手のライフを攻める手段も一部のフライヤー程度なので、比較的低速な環境とはいえ7マナ分割払いの予言/Divinationや9マナ分割払いの集中/Concentrateになってしまう可能性も小さくない。低速ゆえタッチを検討したくなる環境ではダブルシンボルも地味に響いてくる。

いっぽう最高速度に達すれば非常に強力なフィニッシャーと化し、マナを支払ってドローしつつ往復4・5ターンを耐え抜くだけで相手のライブラリーを空にできる。には自身のライブラリーを切削するカードも多いためより早く決着がつくことも多く、機敏な海賊/Keen Buccaneer消尽能力サイクリングを絡めればさらにキルターンを縮めることができ、躓かせ/Trip Up確定除去として機能してくれる点も嬉しい。アーティファクトの横並べに関するサポート・リターンの豊富な白青青黒ではアーティファクトというだけでも最低限であり、歩く石棺/Walking Sarcophagusスタート柱/Starting Columnなど軽めのエンジン始動持ちを採用しやすいので、デッキ構成によってはサブプランに据えることも考えられる。アーティファクトシナジーにこそ貢献しないが、珊瑚の暴君、ケローナ/Caelorna, Coral Tyrant妨害の戦略家/Sabotage Strategistなど防御特化のアンコモンがあるカードプールなのでこれらを強く使う手段としても採用できる。

[編集] 参考

MOBILE