一望の鏡/Panoptic Mirror
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Panoptic Mirror / 一望の鏡 (5)
アーティファクト
アーティファクト
刻印 ― (X),(T):あなたの手札から、マナ総量がXであるインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を追放してもよい。
あなたのアップキープの開始時に、あなたは一望の鏡に追放されているそのインスタント・カードかソーサリー・カードの1枚をコピーしてもよい。そうしたなら、あなたはそのコピーを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
等時の王笏/Isochron Scepterの大型版と言ったところか。タイミングは限られるが、いったん刻印してしまえばあとはマナを支払わなくても呪文をプレイできる。
刻印されるカードによっては色々と洒落にならない事が起こる。わかりやすい例では、リセット呪文を刻印すれば毎ターン場がさっぱりする。また時間のねじれ/Time Warpなどを刻印すると簡単に無限ターンに。Shahrazadなぞを刻印した日には毎ターンサブゲームを行うことができ、自分も相手もげんなりすること間違いなし。
複数のカードを刻印できるのも魅力。ただし割られたときのディスアドバンテージが増える点には注意したい。
実績の方はといえば、親和の巻き起こしたアーティファクト対策に巻き込まれてしまい、構築では見せ場無くスタンダードを去った。とにかく遅いこと、除去されたときのアドバンテージ喪失が大きいことなど、内包する欠点が環境にことごとく嫌われたと言える。ともあれ効果は強烈なので、リミテッドやカジュアルプレイでなら十二分に使える。
- 何も刻印されていない状態でも「あなたのアップキープの開始時に~」は誘発する。また、これに対応して刻印を行えば刻印された呪文をプレイできる。
- 誘発タイミングが自分のアップキープのみなので、刻印しても意味がない呪文も数多くある。逆にキャントリップのように格段に強くなったり、面白い挙動になるカードもまた多い。
- カード名から察するに、Panopticon(パノプティコン)ことダークスティールの城塞/Darksteel Citadelに設置されているアーティファクトであろう。
参考
- Hop on Panoptic Mirror (Brian David-Marshallのコラム、WotC公式より)
- Reflections (Nate Heissのコラム、WotC公式より)