双つ術/Twincast
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Forkのリメイク版である、インスタントやソーサリーをコピーする呪文。ミラーリ/Mirari、悪戯なクェイナー/Mischievous Quanar、沈黙の預見者、ウヨウ/Uyo, Silent Prophetときて、とうとうForkそのものが(色を変えて)再登場した。
非常に戦略性が高く、その使い方はまさに千差万別。単純に自分の呪文をコピーするだけでなく、対戦相手の打ち消し呪文をコピーして打ち消したり、相手の連絡/Tidingsをコピーしてわずか2マナでカードを4枚引いたりもできる。打ち消し呪文と組み合わせて、相手の頭蓋の摘出/Cranial Extractionを利用する「摘出返し」なんて芸当も可能である。(差し戻し/Remandでは、コピー元の頭蓋の摘出が残る。)
- コピーした歯と爪で鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breakerと共に果敢な弟子/Daring Apprenticeを戦場に出せば歯と爪を打ち消すことができる。詳細は果敢な弟子/Daring Apprentice参照。
- 打ち消されない呪文への対抗手段としても有効である。特に、当時の青単コントロール(ヴィダルケンの枷)がウルザトロンなどの歯と爪/Tooth and Nailへの対策として使用することが多かった。(すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters Allを経由する場合が多く、通常のカウンターでは対処が不可能なため。)代表的な使用例は以下の通り。
- コピーした歯と爪をそのままフィニッシュブローにすることもできる。コピーから沈黙の預見者、ウヨウとメフィドロスの吸血鬼/Mephidross Vampireを戦場に出し、さらに、先に戦場に出たウヨウの能力で、スタック上に残っている歯と爪をもう一度コピーしてトリスケリオン/Triskelionと騙り者、逆嶋/Sakashima the Impostorを出すのだ。こちらはアメリカ選手権05の準優勝者のデッキに採用されていた。→参考
- 何かのカードが連繋されている秘儀をコピーする場合、追加されたテキストもコピーされる。
- 秘儀をコピーしても、「コピーする」だけであって「コピーをプレイする」のではないので、新たなカードを連繋させることはできない。
- 対象を選び直さないことにしてもよいので、通常はどうやっても無限ループは生成できない。
- Forkと違って、コピーの色が青になったりはしない。
- 基本セット2011にて、赤の余韻/Reverberateにバトンタッチ。
参考
- Twincast (WotC、文:Adrian Sullivan、英語)
- カード個別評価:神河救済 - レア
- カード個別評価:基本セット2010 - レア
- カード個別評価:第10版 - レア