サンドルー/Sandruu
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サンドルー/Sandruu
ウルグローサ/Ulgrothaのアナーバ/Anaba族のミノタウルス男性でプレインズウォーカー。ホームランドの守護者フェロッズ/Ferozの弟子。 ホームランドのアメコミとPCゲームBattlemageに登場した。コミック版ホームランド以前には、コミックのWayfarerシリーズでサンドルーの名前が度々登場している。
筋骨隆々とした体躯を誇り、青い外套を羽織っている。 友情に厚く、部族の伝統を重んじる気高き精神の持ち主で、新しさを求めて部族を捨てて、ピットファイターやボディガードに身をやつす若者の存在を憂いている。 おじにBorthon(ボーソン)がいる。
サンドルーは、第19世代期にウルグローサにやって来たフェロッズの最初の友人になった人物である。 フェロッズにプレインズウォーカーの素質(”火花”)を見出されたサンドルーは彼の弟子となり、数ヵ月の学習を経てプレインズウォーカーに覚醒する。フェロッズを尊敬し父とも呼んだサンドルーは、師匠と部族民に見送られ、意気揚々とウルグローサを旅立った。
別の次元を冒険するサンドルーは同じプレインズウォーカーのクリスティナ/Kristinaと出会い恋に落ちる。 しかし、恋人たちの甘い時間は、クリスティナの元相棒で、かつて彼女に愛を拒絶された男、テイザー/Taysirによって終わりを告げられる。クリスティナに未練の残るテイザーは、弟子のRavidel(ラヴィデル)からクリスティナの新しい恋人の情報を入手し、嫉妬に狂ってサンドルーに攻撃を仕掛けたのだ。 サンドルーは、経験を積んだ強力な敵の能力に圧倒され傷を負う。追い詰められたサンドルーは故郷のKoskun Mountains(コスカン山脈)まで逃げ着いたが、師匠の到着まで持ち堪えられず、テイザーの魔力で遥か彼方の次元まで飛ばされてしまう。 テイザーの計算ではサンドルーの帰還には一千年もの時間がかかるはずだった。
- 恋人と離れ離れになったクリスティナはサンドルーとの思い出を大切にしている。
クリスティナは弟子Jaredに助言する際、「できない(can't)や不可能(impossible)なんて間違っている」というサンドルーの言葉を引用している。 あるいは、クリスティナの森にはサンドルーと名付けられたライオンがいて、そのライオンに向かってクリスティナが心情を吐露する場面もある。
だが、わずか数世紀の後、アーティファクトMox Beaconの力に導かれるようにしてサンドルーは愛する女性の故郷ドミナリア/Dominariaのコロンドール/Corondorに戻ってくる。 そこでサンドルーはMox Beaconの所有者ラヴィデルから告げられる、かつてのあなたの恋人は若造のJaredに奪い取られ、彼女の住むこの次元は外界からの征服者(テヴェシュ・ザット/Tevesh Szat、レシュラック/Leshrac、ガイヤドローン・ディーハダ/Geyadrone Dihada)に狙われていると。 実は征服者たちもサンドルーと同じく、ラヴィデルのMox Beaconに引き寄せられて集められたのだが、真相を知らないサンドルーはクリスティナに助太刀するのは良いとして、恋敵Jaredかドミナリアの侵略者たちか、どちらと先に戦うか決めかねているのだった。 ラヴィデルに仕組まれたプレインズウォーカー戦争の幕開けである。
- 公式にはプレインズウォーカー戦争の顛末は語られていないため、サンドルーのその後は不明である(予定されていたアメコミ版プレインズウォーカー戦争は出版されていない)。
ただし、クリスティナとテヴェシュ・ザット、レシュラックは戦争を生き残っているため、サンドルー生存の可能性も否定できない。