アトラクサオース
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アトラクサオース(Atraxa Oath)は、ヴィンテージ環境に存在するオースデッキの一種であり、ファイレクシア:完全なる統一以降のオースデッキの主流である。
[編集] 概要
エンチャント
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは自分の対戦相手であるとともに、自分よりも多くのクリーチャーをコントロールしているプレイヤーを対象として選ぶ。前者のプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上のカードを、クリーチャー・カードが公開されるまで公開してもよい。前者のプレイヤーがそうしたなら、そのプレイヤーはそのカードを戦場に出し、これにより公開された他のすべてのカードを自分の墓地に置く。
土地
(T):好きな色1色のマナ1点を加える。
あなたがマナを引き出す目的で禁忌の果樹園をタップするたび、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分のコントロール下で無色の1/1のスピリット(Spirit)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
伝説のクリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) 天使(Angel)
飛行、警戒、接死、絆魂
偉大なる統一者、アトラクサが戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上にあるカード10枚を公開する。各カード・タイプにつきそれぞれ、それらの公開されたカードの中からそのタイプのカード1枚をあなたの手札に加えてもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。(「アーティファクト」「インスタント」「エンチャント」「クリーチャー」「ソーサリー」「土地」「バトル」「プレインズウォーカー」はカード・タイプである。)
大まかな構造は前身であるグリセルブランドオースと同様であり、ドルイドの誓い/Oath of Druids+禁忌の果樹園/Forbidden Orchardで踏み倒すクリーチャーがグリセルブランド/Griselbrandから偉大なる統一者、アトラクサ/Atraxa, Grand Unifierに置き換わったものと言える。
グリセルブランドと比較すると、能力を1回起動できれば確実に7枚引けるあちらと違い補充できる枚数が不確定という弱みはあるが、ドローではないので船殻破り/Hullbreacherやオークの弓使い/Orcish Bowmastersといったドロー制限カード群に引っかからず、またライフも要求しないのは大きな利点である。素引きしてしまっても閃光/Flashと組み合わせてETBだけ使ったり、意志の力/Force of Willなどのコストにしたりも可能であり、さらにデッキの色と合っているので最悪素出しも狙えるのもありがたい。
[編集] サンプルリスト
- 備考
- アジアヴィンテージ選手権24 トップ8(参考)
- 使用者:ヒラサワ ダイスケ
- フォーマット
- ティンカーとのハイブリッド型。グリセルブランドオースと異なり手札を補充してもライフが減らないため、追加の踏み倒し手段として修繕/Tinker経由で出すボーラスの城塞/Bolas's Citadelを搭載できる。
- サイドボードに追加の踏み倒し先としてセラの使者/Serra's Emissary(ドルイドの誓いで踏み倒す)とファイレクシアへの門/Portal to Phyrexia(修繕で踏み倒す)が仕込まれており、白単イニシアチブをかなり意識した構成となっている。