難問の鎮め屋/Vexing Shusher
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これ自体が打ち消されないクリーチャーであり、さらに後続の打ち消しも防いでくれる。コスト・パフォーマンスもよい。ビートダウンデッキのパーミッション対策用カードとしては非常に優秀。
対戦相手が打ち消しを使っていなければ色拘束が強いだけの熊なので、メタゲームをよく読んで採用する必要がある。純粋なパーミッションを組みづらくなった当時のスタンダードではあまり見かけないが、エターナルではサイドボードに入ることもしばしば。また、クリーチャーの選択肢自体が少ないローウィン=シャドウムーア・ブロック構築でも赤単シャーマンなどで採用されている。
[編集] ストーリー
「難問の鎮め屋」と訳されている「Vexing Shusher」は、「Vexing」=「腹立たしい、厄介な」、「Shusher」=「(静かにするように)シーッと言う者」のこと(難問を鎮める者ではない)。
Vexing Shusherはシャドウムーア/Shadowmoorのボガート/Boggartで、ブラッドキャップ茸を口に含んで息を吐きかける(イラスト)。その口臭は最も強力な魔法すら弾くことができ、組み合わせると特に効き目がある呪文は「シーッ」だという(イラストも、静かにと口に指をあててシーッという仕草)。
- 日本語版フレイバー・テキストは「The stench of bloodcap mushrooms on the breath」を「ブラッドキャップの息にただよう茸の臭い」と訳しているが、原文「bloodcap mushrooms」は二語一組で茸の名称であるため、これは誤り(実際は「息にただようブラッドキャップ茸の臭い」)。「bloodcap」をレッドキャップのような妖精の類と取り違えたか。
- 「Vexing」には異なる訳もあり、レギオンの打ち消されないクリーチャー、いらつき甲虫/Vexing Beetleはカード名の「Vexing」を「いらつき」と訳されている。vexの原義(煩わせる・悩ます)を考えると「難問」の訳は「悩ます」から派生した意訳に近い。謎かけアーティファクトとして知られていた難問の秘儀具/Vexing Arcanixの訳を引き継いでいるのだろう。