クロミウム/Chromium (ストーリー)

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2008年8月24日 (日) 19:06時点におけるヴぁ (トーク | 投稿記録)による版
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クロミウム/Chromiumレジェンド初出のドラゴン。コミック版エルダー・ドラゴンでは主役となった他、コミックで様々な活躍を見せている。

目次

解説

クロミウムはエルダー・ドラゴンの1体。男性。本名はRhuellリューエル)。

金属的で機械的な特徴を持つ、青味がかった銀色の巨竜(イラスト)。ドラゴンの息攻撃は黄緑、橙または水色。パラディア=モルス/Palladia-Morsは姉妹で、暴虐の覇王アスマディ/Vaevictis Asmadiは従兄弟に当たる。

他の同族と違って人間に理解を示し、知的で性根は優しく、友情にも厚い。中でもRavidel(ラヴィデル)は大切な友人であり、モルス峠/Mors RidgeのAd'amra(アダムラ)は愛する女性である。一方的な残虐行為の阻止あるいは兄弟の復讐のためには、普段の穏やかな性格とはうって変わり、荒ぶるドラゴンとなって敵に襲いかかる。

  • まれにChromium DragonやChromatic Dragonなどと表記されることも。

経歴

スラン/Thran帝国滅亡から千年が経った頃、クロミウムは同じエルダー・ドラゴンのPiru(ピルー)と共にガイヤドローン・ディーハダ/Geyadrone Dihadaによってコロンドール/Corondor召喚される。そこでダッコン/Dakkonと戦うが、ダッコンの呪文により送還/Unsummonされて戦線離脱する。

兄弟戦争よりも前の時代、後にモルス峠と呼ばれる地方から程近い洞窟に、クロミウムは姉妹のパラディア=モルスと一緒にいた。洞窟に人間の少女が迷い込み2体のドラゴンと遭遇、無垢な少女はドラゴンを恐れず親しくなるが、その子を捜索しに来た大人たちはドラゴンを恐れる余り戦いを始めてしまう。この悲劇的な争いで多くの人間が殺され、少女もまた亡くなってしまう。

クロミウムは、戦いを止めようとしない姉妹を峠に封じ込める魔術(The Tickery)を施すと、人間の姿に変身したまま峠を見守り続けることにする。人間が姉妹を傷つけないように、あるいはその逆が再び起こらないように。

この時期、人間となったクロミウムはHamハム)と名乗り、栗色の短髪で精悍な男性の姿を装っている。パラディア=モルスを封じ込めた言い伝えの魔術師The Tickery Manの後継者であるかのように振舞い、また、モルス峠を統治するHigh Council(評議会)5人の内の1人でもある。

そして80年後、モルス峠の軍人でアダムラの父でもあるLord Red Donald(レッド・ドナルド卿)がアスマディに騙されて封印を暴いてしまう。パラディア=モルスは復活し、オークゾンビの軍勢を率いて町を襲う。姉妹の蛮行を止める決意をしたハムはクロミウムの姿を取り戻し、アスマディとパラディア=モルスを退ける。数日後、かつて少女と出会った洞窟でクロミウムはアダムラと互いの愛情を確かめ合い、自分の本当の名前がリューエルだと明かすと、別れを告げて旅立った。

幾世紀が過ぎ去った氷河期ドミナリア/Dominaria、クロミウムはFaralyn(ファラリン)に使役され、同じくファラリンに仕えるラヴィデルを友としている。ラヴィデル(時にはフレイアリーズ/Freyaliseも)と共にシャード/The Shard現象の調査を行い、Summit of the Null Moon(虚月の頂上会談)にも出席する。

頂上会談で、兄弟の仇レシュラック/Leshrac(頂上会談の1世紀前、リューエルの兄弟の1体はレシュラックに召喚され、クリスティナ/Kristinaと戦って死亡している)にドラゴンの息攻撃を放つが狙いがそれてテヴェシュ・ザット/Tevesh Szatに命中、テヴェシュ・ザットの報復攻撃(思考の色/Thoughtlace+恐怖/Terror)により命を落とす。リューエルの死から生じたエネルギーを用い、ファラリンはポータル/Portalを開きシャンダラー/Shandalar征服へと旅立った。

それから十何世紀も後の時代、芯まで邪悪と狂気に染まったラヴィデルによってクロミウムはアンデッドとして復活している。しかし、その後に勃発したPlaneswalker War(プレインズウォーカー戦争)での役割は不明である。

登場

登場カード

登場作品

  • アメコミ版黒き剣のダッコン
  • The Tickery Man(アメコミ版エルダードラゴンvol.1)
  • The Tickery Man partⅡ(アメコミ版エルダードラゴンvol.2)
  • The Shard(アメコミ版アイスエイジvol.3)
  • Dark Eminence(Wayfarer vol.5)

参考

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