送還/Unsummon

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Unsummon / 送還 (青)
インスタント

クリーチャー1体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す。


クリーチャー限定のバウンス呪文ブーメラン/Boomerangと共にのバウンスの元祖であり、これを基にしてさまざまなバリエーションが作られている。

マナ・コストが1マナと非常に軽い反面、手札戻すだけと若干効果としては弱い。対戦相手のクリーチャーを排除する手段としては、対戦相手はまた唱え直すことで簡単に元通りにできてしまうため、根本的な解決にはなっていない。ただし、一時的にでも戦場からそのクリーチャーをどかしたい場面なら、十分に優秀。

いわば、カード・アドバンテージでは損はしてしまうが、そのぶんテンポ・アドバンテージを得られる疑似除去カードと言える。この使い方を理解できれば、初心者から一歩前進といえるだろう。

また、自分のクリーチャーを除去などから「救出」することも可能。このとき、対戦相手がカードを使っている場合、アドバンテージの損得は無い。ただしその場合、今度は自分がそのクリーチャーを唱え直さねばならないぶんだけテンポを損なっている点には注意が必要である。

構築では効果そのものの小ささや腐る危険から積極的に用いられる類のカードではないが、メタゲームやデッキの構成次第では上述した軽さや小回りの効きやすさが評価されてしばしば用いられる。詳細は#収録状況と構築での活躍を参照。

またリミテッドでは上のような状況が多発するため、かなり小回りが効く、使いやすいカードと言える。相手クリーチャーのバウンスや、自分のクリーチャーと絡めてコンバット・トリックにと攻防に使える。基本セット2010までのルールでは当て逃げが可能だったため、より優秀であった。

Not to be. That is the answer.

[編集] 収録状況と構築での活躍

第5版第6版再録時にはヘイトレッド先攻2ターンキルを妨害する対策カードとして、メインデッキから投入された実績がある。

第7版再録時にはオデッセイ前後のスレッショルドを利用した青緑ビートダウンにて、スレッショルド達成の貢献とマッドネス持ちクリーチャーやトークンへの対策として採用されていた。

基本セット2011再録時にはスペイン選手権10青赤ルーン炎に採用されていた。

基本セット2012基本セット2013再録時のイニストラード・ブロック前後の環境では、瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageとの相性の良さを買われ、共にDelver-Bladeなどで採用された。

破滅の刻再録時にはテンポカードとして青単アグロに3~4枚採用された。

基本セット2020再録時には青単ドレッジに4枚積みされ、自らのマーフォークの秘守り/Merfolk Secretkeeperをバウンスして出来事で唱え直すギミックも組み込まれている。

ファウンデーションズ再録時の団結のドミナリア〜ファイナルファンタジー期ではシミック・テラーにて1~2枚採用されている。

[編集] 関連カード

[編集] 主な亜種

クリーチャー限定のバウンス呪文の亜種。特筆の無い限り、いずれもインスタントである。

戻せるのがパーマネント全般のものはブーメラン/Boomerangを、土地以外のパーマネントのものは分散/Disperseを、キャントリップ付きのものは送還のシンボル/Symbol of Unsummoningの項を、2体以上を対象とするものは再帰/Undoを、187クリーチャー版は大クラゲ/Man-o'-Warの項を参照。

[編集] 参考

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