コラガン/Kolaghan

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
6行: 6行:
 
岩がちの丘陵地帯と[[カード名百科事典#ステップ|ステップ]]を支配しようとしているコラガンと彼女の種は、同じ地に居住するマルドゥと対立している。彼女たちは燃え盛る稲妻の奔流で地上を薙ぎ払い、どんなに素早い獲物をも狩ることができる。彼女たちが通った後には灰以外何も残らない――マルドゥがそうであるように。
 
岩がちの丘陵地帯と[[カード名百科事典#ステップ|ステップ]]を支配しようとしているコラガンと彼女の種は、同じ地に居住するマルドゥと対立している。彼女たちは燃え盛る稲妻の奔流で地上を薙ぎ払い、どんなに素早い獲物をも狩ることができる。彼女たちが通った後には灰以外何も残らない――マルドゥがそうであるように。
  
タルキールの多くの龍と異なり、コラガンと彼女の種は4枚(2対)の翼を持つ({{Gatherer|id=391868}})。
+
コラガンと彼女の種は4枚(2対)の翼を持ち、身体のあちこちに棘が生えている({{Gatherer|id=391920}})。特にコラガンは鼻先から背中にかけて太く長い角が生え、顔の周りと前足の棘にはコウモリの飛膜のような皮の膜が張られている。
  
 
==経歴==
 
==経歴==
 +
===タルキール覇王譚===
 +
[[サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol (ストーリー)|サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol]]による歴史改変前のタルキールでは、コラガンは最終的に死亡し、崖へと墜落した。その頭蓋骨は[[マルドゥ族/The Mardu Horde#|翼の玉座/Wingthrone]]――マルドゥの[[カン/Khan]]の玉座となり、龍に対するマルドゥの勝利を象徴するものとなっている。
 +
 
===カンの落日/Khanfall===
 
===カンの落日/Khanfall===
[[サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol (ストーリー)|サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol]]が[[ウギン/Ugin]]の命を助けてから数年後、龍の嵐/Dragon tempestsは激しさを増し、かつてないペースで新たな龍が生まれていた。[[氏族/Clan]]と龍のパワーバランスは崩れた。
+
サルカンが[[ウギン/Ugin]]の命を助けてから数年後、龍の嵐/Dragon tempestsは激しさを増し、かつてないペースで新たな龍が生まれていた。[[氏族/Clan]]と龍のパワーバランスは崩れた。
 +
 
 +
この事態を受け開催された5氏族のカンによる頂上会談からの帰り道、マルドゥのカン、[[アリーシャ/Alesha]]は龍に屈した他のカンのことを、それによって全滅を免れた他の氏族のことを思った。彼女自身は龍の下僕となるくらいなら死を選ぶつもりだったが、マルドゥ全員の命が消えてしまうというのなら――。そのとき、背後からコラガンが飛来し、アリーシャと2人の護衛は武器を構えた。コラガンは新たに生まれた龍を迎えるべく龍の嵐に向かっていたが、アリーシャたちに気づき、かつてないほど彼女に近づいた。アリーシャとコラガンの目が合った。時が止まったかのような僅かな瞬間の後、コラガンは口を閉じ、アリーシャは弓を下げた。コラガンは再び龍の嵐に向けて飛び去った。アリーシャは悟った、コラガンは他の龍のように支配者になることを望んでいるわけではない――私たちは龍に屈する必要はない、ただ龍に付いて行けばよいのだと。彼女は鞍に刺さっていたマルドゥのカンの旗印を投げ捨て、コラガンの後を追った。
  
この事態を受け開催された5氏族の[[カン/Khan]]による頂上会談からの帰り道、マルドゥのカン、[[アリーシャ/Alesha]]は龍に屈した他のカンのことを、それによって全滅を免れた他の氏族のことを思った。彼女自身は龍の下僕となるくらいなら死を選ぶつもりだったが、マルドゥ全員の命が消えてしまうというのなら――。そのとき、背後からコラガンが飛来し、アリーシャと2人の護衛は武器を構えた。コラガンは新たに生まれた龍を迎えるべく龍の嵐に向かっていたが、アリーシャたちに気づき、かつてないほど彼女に近づいた。アリーシャとコラガンの目が合った。時が止まったかのような僅かな瞬間の後、コラガンは口を閉じ、アリーシャは弓を下げた。コラガンは再び龍の嵐に向けて飛び去った。アリーシャは悟った、コラガンは他の龍のように支配者になることを望んでいるわけではない――私たちは龍に屈する必要はない、ただ龍に付いて行けばよいのだと。彼女は鞍に刺さっていたマルドゥのカンの旗印を投げ捨て、コラガンの後を追った。
+
===龍たちのタルキール/A Tarkir of Dragons===
 +
1280年前のタルキールから「現代」のタルキールに戻ったサルカンは、「龍のいるタルキール」に感激し、[[アタルカ/Atarka]]の種の龍とともにタルキール中を飛び回った。しかし彼らがある領域に入ったとき、地上の野営地で鐘が鳴らされ、別の種の龍とそれを率いる強大な龍、コラガンが飛び立った。サルカンはこの龍と会ったことはないはずだったが、その顔を見慣れているような気がした。彼女が翼の玉座であることに気づいたとき――元のタルキールでは骨と化していた彼女が、このタルキールでは血と肉と鱗を持って生きていると気づいたとき、サルカンは世界が変わったことを改めて実感した。
  
 
==登場==
 
==登場==
25行: 31行:
  
 
====[[絵|イラスト]]に登場====
 
====[[絵|イラスト]]に登場====
 +
;[[タルキール覇王譚]]
 +
:[[タルキールの龍の玉座/Dragon Throne of Tarkir]](頭蓋骨)
 +
;[[発売記念週末]] プロモーション・カード
 +
:タルキールの龍の玉座/Dragon Throne of Tarkir(同上)
 
;運命再編
 
;運命再編
 
:[[前哨地の包囲/Outpost Siege]]
 
:[[前哨地の包囲/Outpost Siege]]
32行: 42行:
 
*[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/uncharted-realms/planeswalkers-guide-fate-reforged-2015-01-07 Planeswalker's Guide to Fate Reforged]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/ur/0011847/ プレインズウォーカーのための『運命再編』案内](Uncharted Realms 2015年1月7日 The Magic Creative Team著)
 
*[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/uncharted-realms/planeswalkers-guide-fate-reforged-2015-01-07 Planeswalker's Guide to Fate Reforged]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/ur/0011847/ プレインズウォーカーのための『運命再編』案内](Uncharted Realms 2015年1月7日 The Magic Creative Team著)
 
*[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/uncharted-realms/khanfall-2015-02-18 Khanfall]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/ur/0014429/ カンの落日](Uncharted Realms 2015年2月18日 [[Kelly Digges]]著)
 
*[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/uncharted-realms/khanfall-2015-02-18 Khanfall]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/ur/0014429/ カンの落日](Uncharted Realms 2015年2月18日 [[Kelly Digges]]著)
 +
*[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/uncharted-realms/tarkir-dragons-2015-02-25 A Tarkir of Dragons]/[http://magic.wizards.com/ja/ja_ur_20150225 龍たちのタルキール](Uncharted Realms 2015年2月18日 [[Kimberly J. Kreines]]著)
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[背景世界/ストーリー用語]]
 
*[[背景世界/ストーリー用語]]

2015年2月26日 (木) 05:03時点における版

コラガン/Kolaghanタルキール覇王譚ブロックのキャラクター。カードとしては運命再編嵐の憤怒、コラガン/Kolaghan, the Storm's Furyが初出。

目次

解説

タルキール/Tarkirの5つの龍種のうちの1つを統べるマルドゥ族/The Mardu Hordeが称える龍の「迅速/Speed」の相を体現する存在であり、彼らが唯一崇める龍である。雌(イラスト)。

岩がちの丘陵地帯とステップを支配しようとしているコラガンと彼女の種は、同じ地に居住するマルドゥと対立している。彼女たちは燃え盛る稲妻の奔流で地上を薙ぎ払い、どんなに素早い獲物をも狩ることができる。彼女たちが通った後には灰以外何も残らない――マルドゥがそうであるように。

コラガンと彼女の種は4枚(2対)の翼を持ち、身体のあちこちに棘が生えている(イラスト)。特にコラガンは鼻先から背中にかけて太く長い角が生え、顔の周りと前足の棘にはコウモリの飛膜のような皮の膜が張られている。

経歴

タルキール覇王譚

サルカン・ヴォル/Sarkhan Volによる歴史改変前のタルキールでは、コラガンは最終的に死亡し、崖へと墜落した。その頭蓋骨は翼の玉座/Wingthrone――マルドゥのカン/Khanの玉座となり、龍に対するマルドゥの勝利を象徴するものとなっている。

カンの落日/Khanfall

サルカンがウギン/Uginの命を助けてから数年後、龍の嵐/Dragon tempestsは激しさを増し、かつてないペースで新たな龍が生まれていた。氏族/Clanと龍のパワーバランスは崩れた。

この事態を受け開催された5氏族のカンによる頂上会談からの帰り道、マルドゥのカン、アリーシャ/Aleshaは龍に屈した他のカンのことを、それによって全滅を免れた他の氏族のことを思った。彼女自身は龍の下僕となるくらいなら死を選ぶつもりだったが、マルドゥ全員の命が消えてしまうというのなら――。そのとき、背後からコラガンが飛来し、アリーシャと2人の護衛は武器を構えた。コラガンは新たに生まれた龍を迎えるべく龍の嵐に向かっていたが、アリーシャたちに気づき、かつてないほど彼女に近づいた。アリーシャとコラガンの目が合った。時が止まったかのような僅かな瞬間の後、コラガンは口を閉じ、アリーシャは弓を下げた。コラガンは再び龍の嵐に向けて飛び去った。アリーシャは悟った、コラガンは他の龍のように支配者になることを望んでいるわけではない――私たちは龍に屈する必要はない、ただ龍に付いて行けばよいのだと。彼女は鞍に刺さっていたマルドゥのカンの旗印を投げ捨て、コラガンの後を追った。

龍たちのタルキール/A Tarkir of Dragons

1280年前のタルキールから「現代」のタルキールに戻ったサルカンは、「龍のいるタルキール」に感激し、アタルカ/Atarkaの種の龍とともにタルキール中を飛び回った。しかし彼らがある領域に入ったとき、地上の野営地で鐘が鳴らされ、別の種の龍とそれを率いる強大な龍、コラガンが飛び立った。サルカンはこの龍と会ったことはないはずだったが、その顔を見慣れているような気がした。彼女が翼の玉座であることに気づいたとき――元のタルキールでは骨と化していた彼女が、このタルキールでは血と肉と鱗を持って生きていると気づいたとき、サルカンは世界が変わったことを改めて実感した。

登場

登場カード

フレイバー・テキストに登場

運命再編
稲妻の金切り魔/Lightning Shrieker電撃顎のドラゴン/Shockmaw Dragon
フライデー・ナイト・マジック プロモーション・カード
軍族童の突発/Hordeling Outburst

イラストに登場

タルキール覇王譚
タルキールの龍の玉座/Dragon Throne of Tarkir(頭蓋骨)
発売記念週末 プロモーション・カード
タルキールの龍の玉座/Dragon Throne of Tarkir(同上)
運命再編
前哨地の包囲/Outpost Siege

登場作品・登場記事

参考

MOBILE