サイドボード

提供:MTG Wiki

2008年11月7日 (金) 04:14時点におけるFoxrot (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

サイドボード/Sideboardとは、



ルール用語

トーナメントにおいて、2ゲーム目以降はサイドボードと呼ばれる予備カードと何枚かカードを交換しデッキを組み替えた状態で始めることができる。

構築およびエターナルでは、サイドボードを使用するのであれば、それは15枚でなければならず(サイドボードを使用しないことにしてもよい)、かつ、メインデッキとサイドボードのカードは1対1で交換しなければならない。つまり、ゲームとゲームの間のサイドボードの使用においては、メインデッキの枚数は変化しない。

リミテッドでは、メインデッキで使用しなかったカードすべてがサイドボードとなる。デッキの最小枚数(40枚)に違反しない限り、メインデッキとサイドボードのカードを自由に交換してよい。また、このときに基本土地カードの追加を要求することができる。交換は1対1である必要もないので、サイドボード後にメインデッキが40枚から60枚に増えていたとしても適正である。

多人数戦では、構築かリミテッドかに関係なくサイドボードは一切使用できない。

ジャッジメントで登場した「願い」カードなど、特にゲームの外部を参照している効果を除き、ゲームの対戦中にサイドボードを使用することはできない。

マッチが終了したら、サイドボードとメインデッキは初期状態に戻さなければならない。ただし、プレリリース・トーナメントあるいは発売記念イベントにおいては、デッキとサイドボードのカードをラウンド間に自由に入れ換え、本来の構成に戻さなくてもよい。これは、トーナメント主催者あるいはジャッジがその方式を取ることを選んだ場合のみの例外である。

  • サイドボードのカードの内容は原則として非公開情報である。対戦相手のサイドボードに関して知ることができるのはその枚数のみであり、その内容を見ることはできない。自分のサイドボードはゲーム中にいつでもその内容を見て確認することができるが、その時に他のカードと混ぜてはいけない。
    • このルールは2007年9月20日のフロア・ルール変更後のものである。それ以前は、自分のサイドボードであっても勝手に内容を見ることはできない。
  • ゲームの間にサイドボードする際、サイドボードを交換する枚数や内容を対戦相手に知らせる必要はない。
    • 内容が良く知られたメジャーなデッキの場合、サイドボードの交換する枚数でその内容が推測されてしまう場合がある。そのため「一度サイドボードのカードを全てデッキに混ぜ、その後15枚抜く」という交換の手法が考案されたこともある。また、推測されるのを逆手にとってブラフを仕掛けることもあった。とはいえ通常はそこまでする必要はまずない。
  • ゲーム開始前のサイドボードは15枚である必要があるので、対戦相手やジャッジが枚数の確認を要求してきた場合、拒否はできない。
    • しかし、自主的にサイドボードの枚数を対戦相手等に確認してもらう必要はない。ゲーム開始前にサイドボードを15枚並べるのは、日本独自の慣習であり、ルールではない。
  • ゲーム中に(ルールに従って)サイドボードの枚数が変化しても問題ないが、そのゲームが終了したらサイドボードを適切な枚数(0か15枚)にちゃんと戻さなければならない。
    • これは「願い」をミラーリ/Mirari等でコピーした場合や研究/Researchを使用した場合などに起きる。これは「サイドボードは常に15枚」というルールの例外である。
  • サイドボードの使い方には、大きく分けて「アグレッシブ・サイドボーディング」と「ディフェンシブ・サイドボーディング」の2つがあり、この2つが混在している場合もある。これら以外の特殊な使い方として、「願い」でのシルバーバレット用に各カードを1枚ずつ入れておく(通称ウィッシュボード)という手法もある。

参考

誌名

ウィザーズ・オブ・ザ・コーストが発行していたマジック雑誌の名称。もともとはDuelist誌の付録・別冊といった扱いで、トーナメント関係の記事を扱っていた。

記事内容の速報性が求められるようになり、インターネット上のwebpage「Sideboard Online」に移行。現在はTournament Centerがその役割を担っている。

参考

MOBILE