シルムガル/Silumgar

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[[タルキール/Tarkir]]の5つの龍種のうちの1つを統べる[[ドラゴン#ストーリー|龍]][[スゥルタイ群/The Sultai Brood]]が称える龍の「'''残忍'''/''Ruthlessness''」の相を体現する存在であり、彼らが唯一崇める龍である。雄({{Gatherer|id=391924}})。
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[[タルキール/Tarkir]]の強大な[[ドラゴン#ストーリー|龍]]。雄。長く伸びた2対(4本)の牙が特徴({{Gatherer|id=391924|イラスト1}}、{{Gatherer|id=394550|イラスト2}})。
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タルキールの5つの龍種のうちの1つを統べる龍。[[スゥルタイ群/The Sultai Brood]]が称える龍の「'''残忍'''/''Ruthlessness''」の相を体現する存在であり、彼らが唯一崇める龍である。
  
 
蒸し暑い密林やじめじめとした沼地に棲息するシルムガルと彼の種は、同じ地に居住するスゥルタイと対立している。彼らは[[氏族/Clan]]から宝物を略奪し、それを眺めては悦に入る。あえて彼らに立ち向かおうという者は皆、その腐食性の毒のブレスに等しく直面することになる。
 
蒸し暑い密林やじめじめとした沼地に棲息するシルムガルと彼の種は、同じ地に居住するスゥルタイと対立している。彼らは[[氏族/Clan]]から宝物を略奪し、それを眺めては悦に入る。あえて彼らに立ち向かおうという者は皆、その腐食性の毒のブレスに等しく直面することになる。
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新たなタルキールの氏族、[[シルムガル氏族/The Silumgar clan]]の[[龍王/Dragonlord]]。
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彼は[[シルムガル氏族/The Silumgar clan#重要地点|マラング川要塞/The Marang River Fortress]]で配下の龍、魔道士、[[ゾンビ#ストーリー|アンデッド]]の軍勢に囲まれて暮らしている。彼は下僕たちを焚き付けて争わせ、戦いそのものと、結果的に生じる死者でアンデッドの軍勢を強化することの両方を楽しんでいる。シルムガルの臣民の価値は彼の気まぐれに左右されやすく、寵愛を受けていた者がシルムガルの口の中へと「転落」するのもよくあることである。彼は数人の扇動者を根こそぎにするために組織全体を粛清することを躊躇わない。
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シルムガルの最大の弱点は「退屈」である。心が残酷な企みに占められていないとき、彼は偏執的な状態に陥り、宿敵[[コラガン/Kolaghan]]に完全に敗北するという妄想に取り憑かれる。一度こうなった彼は、もはや誰の言葉にも耳を貸さなくなる。彼はこれまで、妄想の苦悶を爆発させて多くの従者を殺戮してきた。この事態を避けるため、臣民たちは残忍な祝祭や血みどろの儀式、その他何であれ彼の気を散らし、なだめ、喜ばせるものを発明し続けている。
  
 
==経歴==
 
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アリーシャたちは龍と戦わざるを得なくなった。レイハンはシルムガルの手にかかって死んだ。アリーシャとヤソヴァが安全な[[ジェスカイ道/The Jeskai Way#道路|塩路/The Salt Road]]へ逃れると、それをもって戦いは終わりとなり、シルムガルの群れはオジュタイの群れに追い払われ、飛び去った。そのうちの1体は、その手にタシグルを掴んでいた。
 
アリーシャたちは龍と戦わざるを得なくなった。レイハンはシルムガルの手にかかって死んだ。アリーシャとヤソヴァが安全な[[ジェスカイ道/The Jeskai Way#道路|塩路/The Salt Road]]へ逃れると、それをもって戦いは終わりとなり、シルムガルの群れはオジュタイの群れに追い払われ、飛び去った。そのうちの1体は、その手にタシグルを掴んでいた。
  
帰還したシルムガルは壁を突き破って宮殿の中に入り、タシグルから捧げられた玉座を囲むように身体を丸めて眠りについた。シルムガルの酸の涎が、玉座の美しい装飾を溶かした。タシグルは怒りに震えていた――ダルガー要塞からの空の旅に対する怒りに、そして自分の玉座が汚されていることに対する怒りに。彼は今やシルムガルの側近となったシディーキに、シルムガルを起こすよう叫んだ。目を覚ましたシルムガルはシディーキによる龍詞/Draconicの通訳を介し、タシグルに伝えた。すまなかった、確かにお前は「最高の地位」を約束された者であったと。シディーキの明らかに楽しそうな態度に嫌な予感を覚えたタシグルは逃げ出そうとしたが、ただちに[[ゾンビ#ストーリー|アンデッド]]の召使いに拘束され、その首に黄金を散りばめた首輪をはめられた。首輪に繋がれた鎖のもう一方の端はシルムガルの手に握られた。シルムガルはタシグルに保証した、これこそが「最高の地位」であると。
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帰還したシルムガルは壁を突き破って宮殿の中に入り、タシグルから捧げられた玉座を囲むように身体を丸めて眠りについた。シルムガルの酸の涎が、玉座の美しい装飾を溶かした。タシグルは怒りに震えていた――ダルガー要塞からの空の旅に対する怒りに、そして自分の玉座が汚されていることに対する怒りに。彼は今やシルムガルの側近となったシディーキに、シルムガルを起こすよう叫んだ。目を覚ましたシルムガルはシディーキによる龍詞/Draconicの通訳を介し、タシグルに伝えた。すまなかった、確かにお前は「最高の地位」を約束された者であったと。シディーキの明らかに楽しそうな態度に嫌な予感を覚えたタシグルは逃げ出そうとしたが、ただちにアンデッドの召使いに拘束され、その首に黄金を散りばめた首輪をはめられた。首輪に繋がれた鎖のもう一方の端はシルムガルの手に握られた。シルムガルはタシグルに保証した、これこそが「最高の地位」であると。
  
 
==登場==
 
==登場==

2015年3月19日 (木) 00:02時点における版

シルムガル/Silumgarタルキール覇王譚ブロックのキャラクター。カードとしては運命再編漂う死、シルムガル/Silumgar, the Drifting Deathが初出。

目次

解説

タルキール/Tarkirの強大な。雄。長く伸びた2対(4本)の牙が特徴(イラスト1イラスト2)。

1280年前

タルキールの5つの龍種のうちの1つを統べる龍。スゥルタイ群/The Sultai Broodが称える龍の「残忍/Ruthlessness」の相を体現する存在であり、彼らが唯一崇める龍である。

蒸し暑い密林やじめじめとした沼地に棲息するシルムガルと彼の種は、同じ地に居住するスゥルタイと対立している。彼らは氏族/Clanから宝物を略奪し、それを眺めては悦に入る。あえて彼らに立ち向かおうという者は皆、その腐食性の毒のブレスに等しく直面することになる。

現在(歴史改変後)

新たなタルキールの氏族、シルムガル氏族/The Silumgar clan龍王/Dragonlord

彼はマラング川要塞/The Marang River Fortressで配下の龍、魔道士、アンデッドの軍勢に囲まれて暮らしている。彼は下僕たちを焚き付けて争わせ、戦いそのものと、結果的に生じる死者でアンデッドの軍勢を強化することの両方を楽しんでいる。シルムガルの臣民の価値は彼の気まぐれに左右されやすく、寵愛を受けていた者がシルムガルの口の中へと「転落」するのもよくあることである。彼は数人の扇動者を根こそぎにするために組織全体を粛清することを躊躇わない。

シルムガルの最大の弱点は「退屈」である。心が残酷な企みに占められていないとき、彼は偏執的な状態に陥り、宿敵コラガン/Kolaghanに完全に敗北するという妄想に取り憑かれる。一度こうなった彼は、もはや誰の言葉にも耳を貸さなくなる。彼はこれまで、妄想の苦悶を爆発させて多くの従者を殺戮してきた。この事態を避けるため、臣民たちは残忍な祝祭や血みどろの儀式、その他何であれ彼の気を散らし、なだめ、喜ばせるものを発明し続けている。

経歴

タルキール覇王譚

サルカン・ヴォル/Sarkhan Volによる歴史改変前のタルキールでは、シルムガルはスゥルタイの若く残忍なカン/Khanに殺され、マラング川/The Marang River苔牙の滝/Molderfang Fallsに墜落した。

黄金牙の破滅/The Doom of the Golden Fang

ラクシャーサ/Rakshasaのクーダル/Khudalとナーガのシディーキ/Shidiqiに見捨てられ凋落したスゥルタイのカン、タシグル/Tasigurは、もはや宮殿にいても龍の襲撃から逃れることはできなかった。彼はマラング川に出向き、シルムガルに貢物として翡翠の玉座を捧げた――シルムガルがこれで満足してくれることを願いながら。タシグルはシルムガルが自分に襲い掛かってくるのを感じた。その圧倒的な存在の前に、彼は死を覚悟した。

カンの落日/Khanfall

サルカンがウギン/Uginの命を助けてから数年後、龍の大嵐/Dragon tempestsは激しさを増し、かつてないペースで新たな龍が生まれていた。氏族と龍のパワーバランスは崩れた。

ジェスカイ道/The Jeskai Wayのカン、シュー・ユン/Shu Yunはこの事態を受け、5氏族のカンによる頂上会談を主催した。彼の呼びかけに応じ、レイハン/Reyhan、アリーシャ/Aleshaヤソヴァ/Yasova、そしてタシグルがダルガー要塞/Dirgur Strongholdに集まった。しかしその会談の最中に、龍の襲来を告げる鐘が鳴らされた。

東の空にシルムガルと、彼が率いる何十体もの龍の姿が見えた。シルムガルがこの地を訪れたことは過去一度もなかった。さらに北からオジュタイ/Ojutai率いる龍たちが現れた。オジュタイの群れは侵入者を追い払うかと思われたが、意外なことに彼らは合流し、ダルガー要塞へと向かってきた。龍は通常他の種の龍と共闘することはないが、カンを一網打尽にできるというなら話は別だ。タシグルはいつの間にかその場から姿を消していた――彼はシルムガルと取引を行い、龍にこの会談の情報を漏らしていたのだ。

アリーシャたちは龍と戦わざるを得なくなった。レイハンはシルムガルの手にかかって死んだ。アリーシャとヤソヴァが安全な塩路/The Salt Roadへ逃れると、それをもって戦いは終わりとなり、シルムガルの群れはオジュタイの群れに追い払われ、飛び去った。そのうちの1体は、その手にタシグルを掴んでいた。

帰還したシルムガルは壁を突き破って宮殿の中に入り、タシグルから捧げられた玉座を囲むように身体を丸めて眠りについた。シルムガルの酸の涎が、玉座の美しい装飾を溶かした。タシグルは怒りに震えていた――ダルガー要塞からの空の旅に対する怒りに、そして自分の玉座が汚されていることに対する怒りに。彼は今やシルムガルの側近となったシディーキに、シルムガルを起こすよう叫んだ。目を覚ましたシルムガルはシディーキによる龍詞/Draconicの通訳を介し、タシグルに伝えた。すまなかった、確かにお前は「最高の地位」を約束された者であったと。シディーキの明らかに楽しそうな態度に嫌な予感を覚えたタシグルは逃げ出そうとしたが、ただちにアンデッドの召使いに拘束され、その首に黄金を散りばめた首輪をはめられた。首輪に繋がれた鎖のもう一方の端はシルムガルの手に握られた。シルムガルはタシグルに保証した、これこそが「最高の地位」であると。

登場

登場カード

カード名に登場

タルキール龍紀伝
シルムガルの魔術師/Silumgar Sorcererシルムガルの呪文喰い/Silumgar Spell-Eaterシルムガルの嘲笑/Silumgar's Scornシルムガルの手の者/Hand of Silumgarシルムガルの暗殺者/Silumgar Assassinシルムガルの解体者/Silumgar Butcherシルムガルの命令/Silumgar's Commandシルムガルの碑/Silumgar Monument

フレイバー・テキストに登場

運命再編
有毒ドラゴン/Noxious Dragon
タルキール龍紀伝
熟達した戦い/Battle Mastery忘れられた運命/Fate Forgotten宮殿の使い魔/Palace Familiar若年の識者/Youthful Scholar毒塗り/Coat with Venom禍々しい協定/Damnable Pact死の風/Death Wind墓所粛正/Gravepurge、シルムガルの手の者/Hand of Silumgar、精神腐敗/Mind Rotよろめくゴブリン/Shambling Goblinシブシグの氷砕き/Sibsig Icebreakers、シルムガルの解体者/Silumgar Butcher、ウクドのコブラ/Ukud Cobra究極の価格/Ultimate Price放浪する墓甲羅/Wandering Tombshell砂草原のゴミあさり/Sandsteppe Scavenger鱗王の監視/Sight of the Scalelords、龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar、無情な死牙/Ruthless Deathfang宝物庫の守衛/Custodian of the Trove、シルムガルの碑/Silumgar Monument

イラストに登場

運命再編
宮殿の包囲/Palace Siege
タルキール龍紀伝
禍々しい協定/Damnable Pact、シルムガルの命令/Silumgar's Command、シルムガルの碑/Silumgar Monument(像)

登場作品・登場記事

現代(歴史改変前)
約1280年前
現代(歴史改変後)

参考

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