スカラベの巣/Nest of Scarabs

提供:MTG Wiki

2019年1月28日 (月) 20:59時点におけるブラー (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

Nest of Scarabs / スカラベの巣 (2)(黒)
エンチャント

あなたがクリーチャー1体の上に-1/-1カウンターを1個以上置くたび、その数に等しい数の黒の1/1の昆虫(Insect)クリーチャー・トークンを生成する。


あなたの手によりクリーチャー-1/-1カウンターで傷を負うたび、同じ数だけそれに釣られた昆虫クリーチャートークンがわらわらと生成される世にも恐ろしいエンチャント

これ単体では機能しないカードだが、-1/-1カウンターはアモンケットのテーマの1つであるため組み合わせる相手は多い。華麗な苦悶/Splendid Agonyなどの-1/-1カウンターを使うタイプの除去と合わせてもよいが、魂刺し/Soulstingerのように戦場に出た時自軍に-1/-1カウンターを置くクリーチャーとの相性は最高。パワーの合計が変わらないどころか、-1/-1カウンターの置き方によってはかえって増加させる事さえ可能。

ただしいくらトークンの数を増やしても1/1なので、猛火の斉射/Blazing Volley陳腐化/Make Obsoleteで全滅する恐れがある。全体強化栄光の神バントゥ/Bontu the Glorifiedなど生け贄に捧げることで有効活用できる手段があるとよい。

  • 栄華の防衛/Flourishing Defensesとよく似た能力である。比較するとが変わり、軽くなった代わりに自分が-1/-1カウンターを置いた場合にしか誘発しなくなった。
  • クリーチャーにそのクリーチャーのタフネスの値以上の-1/-1カウンターが置かれる場合、それによってタフネスの値が負になるとしても、その数の-1/-1カウンターをおき、その数に等しいトークンが生成される。
    • 例えば1/1のクリーチャーの上に2個の-1/-1カウンターが置かれる場合、そのクリーチャーは死亡しトークンは2体生成される。
  • 実際のスカラベはフンコロガシという和名が表わすように、動物の糞を主食とする穏和な昆虫である。それがなぜマジックでは傷に集まる貪欲な生物になったかと言えば、ひとえに映画「ハムナプトラ」の功罪に他ならないだろう。

ルール

「あなたがクリーチャー1体の上に-1/-1カウンターを1個以上置くたび」とは、「あなたがコントロールする発生源によりいずれかのクリーチャーに-1/-1カウンターが置かれること」を指す。物理的にあなたがカウンターを置いたかどうかは関係しない。

  • 萎縮感染を持つ発生源がクリーチャーにダメージを与える場合、前者のコントローラーが後者の上にそのダメージ分の-1/-1カウンターを置く。
    • 対戦相手があなたのクリーチャーを対象にして唱えた華麗な苦悶の処理によりあなた自身が-1/-1カウンターを置いたとしてもスカラベの巣の能力は誘発しない。逆にあなたがコントロールする感染持ちクリーチャーが対戦相手のクリーチャーにダメージを与えるとき、対戦相手が-1/-1カウンターを置いたとしても誘発する。
  • 頑強刻まれた大怪物/Etched Monstrosityのようにあなたのコントロールの下でクリーチャーが-1/-1カウンターを置いた状態で戦場に出ることでも、能力は誘発する(CR:121.6CR:121.6a)。

実際のゲームではパーマネントにカウンターを置いたり位相を変化させたりする効果の物理的な処理は対象のパーマネントのコントローラーが代行することも多いので、混乱なきように注意。

参考

MOBILE