ナフス・アスプ/Nafs Asp

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(5人の利用者による、間の6版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Nafs Asp}}
 
{{#card:Nafs Asp}}
通常の[[ダメージ]]の他に、「1[[マナ]]か1[[ライフ]]の[[支払う|支払い]]」を強要する[[クリーチャー]]。[[毒カウンター]]ではないが、一種の毒のイメージなのだろう。
 
  
序盤はたかが1ライフのためにマナを使って展開を遅らせることは、普通選択しない。ゆえに、実質的には「突破できれば[[パワー]]+1」のようなものと考えていい。ライフを削るタイミングが相手の[[ターン]]にずれこむが、たいした問題ではないだろう。もちろん中盤以降マナが余る時期になれば弱体化するわけだが、その頃には[[回避能力]]のない小物ではまず敵陣突破はできない。割りきりが肝心。
+
通常の[[ダメージ]]の他に、「1[[マナ]]か1[[ライフ]]の[[支払う|支払い]]」を強要する[[クリーチャー]]。後年の[[懲罰者カード]]などの祖先と言える。
 +
 
 +
序盤はたかが1ライフのためにマナを使って展開を遅らせることは、普通選択しない。ゆえに、実質的には「突破できれば[[パワー]]+1」のようなものと考えてよい。ライフを削るタイミングが[[対戦相手]]の[[ターン]]にずれこむが、たいした問題ではないだろう。もちろん中盤以降マナが余る時期になれば弱体化するわけだが、その頃には[[回避能力]]のない小物ではまず敵陣突破はできない。割りきりが肝心。
 +
 
 +
*かつては'''アスプ'''/''Asp''という特有の[[クリーチャー・タイプ]]を持っていたが、これ以降に登場した[[カード名]]に「アスプ」を含むクリーチャーはすべて[[蛇]]であり、[[2007年9月サブタイプ変更]]でこれ自身も蛇に変更された。
 +
*[[アラビアンナイト]]版にはバージョン違いが存在する。[[コモン]]2版は普通の[[不特定マナ|不特定マナ・シンボル]]であるのに対し、コモン3版は通常より暗くて小さい不特定マナ・シンボルとなっている。
 +
*[[効果]]が複雑すぎるという理由で[[第5版]]に[[再録]]されなかった(Taming the Flames([[Duelist#magazine|Duelist]]誌17号の記事)より)。
 +
*「Nafs」とはアラビア語で「hidden(隠れた)」の意(→[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/magic-naming-arabian-nights-2002-08-09 Magic: The Naming--Arabian Nights]参照)。
 +
*[[時のらせん]]で[[上位種]]である[[ガラスのアスプ/Glass Asp]]が登場した。
 +
*なんらかの理由でこれが1ターンに複数回同一プレイヤーにダメージを与えることができれば、「マナかライフの支払い強要」は、その与えられた1回ごとに発生する。
 +
**[[第4版]]印刷時のテキストでは、[[ライフロス]]ではなくダメージなので、マナを支払わない限り次のターン以降にも「1マナか1ダメージ」の強要が続いていた。攻撃が通るたびに1点、2点、3点と徐々に増えていくことになるのである。2002年3月頃のオラクル更新でダメージから[[アラビアンナイト]]版と同じ[[ライフロス]]に戻されたため、現在ではそのようなことはない。
 +
 
 +
{{カードテキスト
 +
|カード名=Nafs Asp / ナフス・アスプ (第4版印刷時)
 +
|コスト=(緑)
 +
|タイプ=クリーチャー アスプ
 +
|カードテキスト=ナフス・アスプがプレイヤーにダメージを与えた場合、そのプレイヤーに自分の次のドロー・フェイズの開始時に1点のダメージを与える。このダメージは、そのプレイヤーがそのドロー・フェイズより前に(1)を支払った場合軽減される。
 +
|P/T=1/1
 +
|背景=old
 +
}}
  
*なんらかの理由でこれが1ターンに複数回相手にダメージを与えることができれば、「マナかライフの支払い強要」は、その与えられた1回ごとに発生する。
 
**当時は、ライフロスではなくダメージなので、マナを支払わない限り次のターン以降にもダメージが入る。攻撃が通るたびに1点、2点、3点と徐々に増えていくことになる。
 
*後に[[上位種]]である[[ガラスのアスプ/Glass Asp]]が登場した。
 
*[[カード名]]にアスプと付くものはこれを含めて3体いるが、アスプの[[クリーチャー・タイプ]]を持つのはこれだけだった。
 
**2007年9月の[[Oracle]]変更により、[[蛇]]に統合された。
 
*「Nafs」とはアラビア語で「hidden(隠れた)」の意([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/feature/80 Magic: The Naming--Arabian Nights]参照)。
 
*[[効果]]が複雑すぎるという理由で[[第5版]]に[[再録]]されなかった(Taming the Flames([[Duelist#magazine|Duelist]]誌17号の記事))。
 
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード名百科事典#アスプ|アスプ]]([[カード名百科事典]])
 
*[[カード名百科事典#アスプ|アスプ]]([[カード名百科事典]])
*[[特別な行動を要求するカード]]
+
*[[特別な処理を要求するカード]]
*[[カード個別評価:アラビアンナイト]] - [[コモン]]2
+
*[[カード個別評価:アラビアンナイト]] - [[コモン]]3、[[コモン]]2
 
*[[カード個別評価:第4版]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:第4版]] - [[コモン]]

2019年1月8日 (火) 06:45時点における最新版


Nafs Asp / ナフス・アスプ (緑)
クリーチャー — 蛇(Snake)

ナフス・アスプがプレイヤーにダメージを与えるたび、そのプレイヤーは自分の次のドロー・ステップの開始時に、そのプレイヤーがそのドロー・ステップより前に(1)を支払わないかぎり、1点のライフを失う。

1/1

通常のダメージの他に、「1マナか1ライフ支払い」を強要するクリーチャー。後年の懲罰者カードなどの祖先と言える。

序盤はたかが1ライフのためにマナを使って展開を遅らせることは、普通選択しない。ゆえに、実質的には「突破できればパワー+1」のようなものと考えてよい。ライフを削るタイミングが対戦相手ターンにずれこむが、たいした問題ではないだろう。もちろん中盤以降マナが余る時期になれば弱体化するわけだが、その頃には回避能力のない小物ではまず敵陣突破はできない。割りきりが肝心。


旧オラクル

Nafs Asp / ナフス・アスプ (第4版印刷時) (緑)
クリーチャー アスプ

ナフス・アスプがプレイヤーにダメージを与えた場合、そのプレイヤーに自分の次のドロー・フェイズの開始時に1点のダメージを与える。このダメージは、そのプレイヤーがそのドロー・フェイズより前に(1)を支払った場合軽減される。


[編集] 参考

MOBILE