ネズミ

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=ネズミ/Rat=
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{{Otheruses|[[クリーチャー・タイプ]]|[[デッキ]]|ネズミ (デッキ)}}
  
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'''ネズミ'''/''Rat''は、[[クリーチャー・タイプ]]の1つ。現実世界でもよく見かける[[Wikipedia:ja:ネズミ|ネズミ]]の他、鼠頭の獣人である'''鼠人'''/''Ratfolk''もこのタイプに属する。
 
{{#card:Ravenous Rats}}
 
{{#card:Ravenous Rats}}
 
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{{#card:Ink-Eyes, Servant of Oni}}
 
{{#card:Ink-Eyes, Servant of Oni}}
  
[[クリーチャー・タイプ]]の1つ。
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初出は[[リミテッド・エディション]][[疫病ネズミ/Plague Rats]]。コンスタントに登場し続け、[[神河ブロック]][[]]の中心[[種族]]として大幅に強化され、[[部族 (俗称)|部族]][[デッキ]]も成立した。
[[]]の、小型で特に知的な[[能力]]を持たない[[クリーチャー]]と定義されていたが、[[神河ブロック]]では、二本足で歩行し知能の高そうなネズミである「鼠人(Ratfolk)」という種族も登場した。
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黒であること以外は特に共通点はないが、[[捨てる|手札]][[捨て]]させたり、ネズミの数に応じて[[パワー]]や[[タフネス]]が変化するクリーチャーが多数存在する。
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[[]]とそれを含む[[多色]]にのみ存在する。
[[神河ブロック]]においては黒の中心種族として扱われ、全体的にかなり強化された。
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もはや手札を捨てるだけで後は[[チャンプブロック]]に使われたり[[生け贄]]の[[コスト]]にされるだけの存在ではない。
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[[ロード]]はいないが、すべてのネズミに[[畏怖]]を与える存在として、[[骨齧り/Marrow-Gnawer]]がいる。
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現実にも存在する動物であるため比較的イメージが確立している。書物をもかじってしまう雑食さを表現した[[手札破壊]]が得意分野のひとつで、特に[[貪欲なるネズミ/Ravenous Rats]]が有名であり、[[リメイク]]的カードがしばしば作られている。その他、どこにでも現れる神出鬼没さを[[回避能力]]で表現したカード([[沼ネズミ/Bog Rats]]など)、「[[Wikipedia:ja:ねずみ算|ネズミ算]]」の語源にもなった繁殖力に注目したカード([[疫病ネズミ/Plague Rats]][[群れネズミ/Pack Rat]]など)、伝染病を媒介する害獣であることに注目したカード([[墓所のネズミ/Crypt Rats]][[チフス鼠/Typhoid Rats]]など)と言った、かなり「それらしい」カードに恵まれている。
[[昆虫]][[蜘蛛]][[リス]]と兼用で、[[部族]]専用の[[土地]][[群がりの庭/Swarmyard]]というものも存在する。
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*[[伝説の]]ネズミは([[反転]]するものも含めて)4体。([[神河救済]]まで)
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[[ロード (俗称)|ロード]]として、[[骨齧り/Marrow-Gnawer]][[オーガの貧王/Ogre Slumlord]]、[[群れの笛吹き男/Piper of the Swarm]]、[[ネズミの王、カルモニクス/Karumonix, the Rat King]]があり、[[昆虫]]・[[蜘蛛]]・[[リス]]と兼用で、[[部族 (俗称)|部族]][[土地]]の[[群がりの庭/Swarmyard]]も存在する。また、それら以外にもネズミを集めるほど強くなるカードは黎明期から存在し、しばしば[[ファンデッキ]]が組まれる。対ネズミカードとして[[飢えたオオヤマネコ/Hungry Lynx]]や[[死者の嘆きの残響/Echo of Death's Wail]]も存在する。
  
==参考==
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ネズミ・[[トークン]]を[[生成]]するカードは複数存在し、いずれも黒の1/1のトークンを生成する(→[[トークン一覧]])。また、[[群れネズミ/Pack Rat]]は自身の[[コピー]]であるトークンを生成する。
*[[サブタイプ:Rat|ネズミ(Rat)で検索]]
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*[[クリーチャー・タイプ解説]]
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=ネズミ/Rats (デッキ)=
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[[伝説の]]ネズミは[[反転カード]]も含めると[[エルドレインの森]]現在11体存在する([http://whisper.wisdom-guild.net/search.php?supertype%5B%5D=legendary&subtype%5B%5D=Rat 「伝説の(Legendary)・ネズミ(Rat)」でWHISPER検索])。[[神河/Kamigawa]]の鼠人であるものが多い。
  
[[ネズミ]]をメインとした[[]][[デッキ]]の総称。
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*[[ハツカネズミ]]/''Mouse''というクリーチャー・タイプも存在する。両者の差異についてはそちらの項を参照。
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**[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]において[[Wikipedia:ja:ネズミ科|ネズミ科]]の動物はネズミ、ハツカネズミの2種しか存在しないが、[[Wikipedia:ja:キヌゲネズミ科|キヌゲネズミ科]]の[[ハムスター]]も広義にはネズミに含まれる。[[Wikipedia:ja:齧歯目|齧歯目(ネズミ目)]]という括りでは[[Wikipedia:ja:テンジクネズミ科|テンジクネズミ科]]の[[カピバラ]]と[[Wikipedia:ja:リス科|リス科]]の[[リス]]が存在している。
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**[[アン・ゲーム]]には同じく齧歯目である[[Wikipedia:ja:ヤマアラシ科|ヤマアラシ科]]の[[ヤマアラシ]]、[[Wikipedia:ja:ビーバー科|ビーバー科]]の[[ビーバー]]も存在している。
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*ネズミをテーマにした[[特殊セット]]として[[Secret Lair Drop Series/2020年#Year of the Rat|Secret Lair Drop Series: Year of the Rat]]が存在する。
  
{{#card:Ravenous Rats}}
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==ストーリー==
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幅広い[[次元/Plane]]で生息が確認できるが、特に都市次元である[[ラヴニカ/Ravnica]]では(現実同様に)都市社会に寄生する形で繁殖しているらしく、比較的多くのカードが登場している。また[[神河/Kamigawa]]では二本足で歩行し高い知能を持つ「鼠人(Ratfolk)」という種族が登場。
  
{{#card:Chittering Rats}}
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==参考==
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*{{WHISPER検索/サブタイプ|Rat|ネズミ(Rat)}}
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*{{WHISPER検索/カードテキスト|{Rat}|ネズミ(Rat)}}
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*[[クリーチャー・タイプ解説]]
  
「ネズミ」という[[部族]]を活かしたデッキというよりも、[[貪欲なるネズミ/Ravenous Rats]]などのネズミ[[クリーチャー]]を主体にしたデッキをそう呼ぶことが多い。
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[[Category:クリーチャー・タイプ|ねすみ]]
これら[[手札破壊|ハンデス]]クリーチャーをメインにした[[アドバンテージ]][[ビートダウン]]の形が中心である。
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代表的なデッキとして、以下のものがある。
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*The Rats/[[カウンターシャンブラー]]
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*[[ヴィリジアン・ラッツ]]
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*[[青黒ネズミ]]
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==サンプルレシピ==
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*備考
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**[[インビテーショナル05]] [[スタンダード]]部門 3戦全勝([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/mi05/welcome 参考])
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**使用者:[[Tim Aten]]
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*[[フォーマット]]
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**[[スタンダード]]([[第8版]]+[[神河ブロック]]+[[ミラディン・ブロック]])
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{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
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!colspan="2"|[[メインデッキ]] (60)
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!colspan="2" style="background:#ffddee"|[[クリーチャー]] (29)
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|4||[[騒がしいネズミ/Chittering Rats]]
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|3||[[鬼の下僕、墨目/Ink-Eyes, Servant of Oni]]
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|3||[[鼠の殺し屋/Nezumi Cutthroat]]
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|4||[[鼠の短牙/Nezumi Shortfang]]
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|4||[[ネクラタル/Nekrataal]]
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|4||[[貪欲なるネズミ/Ravenous Rats]]
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|4||[[骨奪い/Skullsnatcher]]
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|3||[[喉笛切り/Throat Slitter]]
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!colspan="2" style="background:#eeeeee"|[[エンチャント]]・[[アーティファクト]] (8)
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|4||[[霊気の薬瓶/AEther Vial]]
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|4||[[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]]
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!colspan="2" style="background:#ddffee"|[[土地]] (23)
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|18||[[沼/Swamp]]
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|4||[[ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus]]
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|1||[[死の溜まる地、死蔵/Shizo, Death's Storehouse]]
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!colspan="2" style="background:#ddeeff"|[[サイドボード]]
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|3||[[頭蓋の摘出/Cranial Extraction]]
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|4||[[減衰のマトリックス/Damping Matrix]]
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|2||[[困窮/Distress]]
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|3||[[残響する衰微/Echoing Decay]]
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|-
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|3||[[恐怖/Terror]]
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|}
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*[[黒]][[単色]]型。[[ネズミ]]を[[展開]]し[[鬼の下僕、墨目/Ink-Eyes, Servant of Oni]]でフィニッシュする。
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*[[手札破壊]]、[[カウンター]]されない[[忍術]]、[[霊気の薬瓶/AEther Vial]]などの要素により[[青単コントロール#ミラディン・ブロック+神河ブロック期|青系コントロール]]全般、特に[[ヴィダルケンの枷]]に強い。
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*このデッキに[[緑]]を[[タッチ]]したのが[[ヴィリジアン・ラッツ]]である。
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==参考==
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*[[デッキ集]]
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2023年11月28日 (火) 05:16時点における最新版

ネズミ/Ratは、クリーチャー・タイプの1つ。現実世界でもよく見かけるネズミの他、鼠頭の獣人である鼠人/Ratfolkもこのタイプに属する。


Ravenous Rats / 貪欲なるネズミ (1)(黒)
クリーチャー — ネズミ(Rat)

貪欲なるネズミが戦場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを1枚捨てる。

1/1


Pack Rat / 群れネズミ (1)(黒)
クリーチャー — ネズミ(Rat)

群れネズミのパワーとタフネスはそれぞれ、あなたがコントロールするネズミ(Rat)の数に等しい。
(2)(黒),カードを1枚捨てる:群れネズミのコピーであるトークンを1体生成する。

*/*


Ink-Eyes, Servant of Oni / 鬼の下僕、墨目 (4)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー — ネズミ(Rat) 忍者(Ninja)

忍術(3)(黒)(黒)((3)(黒)(黒),あなたがコントロールする、ブロックされなかった攻撃しているクリーチャー1体を手札に戻す:あなたの手札からこのカードを、タップ状態かつ攻撃している状態で戦場に出す。)
鬼の下僕、墨目がプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたはそのプレイヤーの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とする。あなたはそれをあなたのコントロール下で戦場に出してもよい。
(1)(黒):鬼の下僕、墨目を再生する。

5/4

初出はリミテッド・エディション疫病ネズミ/Plague Rats。コンスタントに登場し続け、神河ブロックの中心種族として大幅に強化され、部族デッキも成立した。

とそれを含む多色にのみ存在する。

現実にも存在する動物であるため比較的イメージが確立している。書物をもかじってしまう雑食さを表現した手札破壊が得意分野のひとつで、特に貪欲なるネズミ/Ravenous Ratsが有名であり、リメイク的カードがしばしば作られている。その他、どこにでも現れる神出鬼没さを回避能力で表現したカード(沼ネズミ/Bog Ratsなど)、「ネズミ算」の語源にもなった繁殖力に注目したカード(疫病ネズミ/Plague Rats群れネズミ/Pack Ratなど)、伝染病を媒介する害獣であることに注目したカード(墓所のネズミ/Crypt Ratsチフス鼠/Typhoid Ratsなど)と言った、かなり「それらしい」カードに恵まれている。

ロードとして、骨齧り/Marrow-Gnawerオーガの貧王/Ogre Slumlord群れの笛吹き男/Piper of the Swarmネズミの王、カルモニクス/Karumonix, the Rat Kingがあり、昆虫蜘蛛リスと兼用で、部族土地群がりの庭/Swarmyardも存在する。また、それら以外にもネズミを集めるほど強くなるカードは黎明期から存在し、しばしばファンデッキが組まれる。対ネズミカードとして飢えたオオヤマネコ/Hungry Lynx死者の嘆きの残響/Echo of Death's Wailも存在する。

ネズミ・トークン生成するカードは複数存在し、いずれも黒の1/1のトークンを生成する(→トークン一覧)。また、群れネズミ/Pack Ratは自身のコピーであるトークンを生成する。

伝説のネズミは反転カードも含めるとエルドレインの森現在11体存在する(「伝説の(Legendary)・ネズミ(Rat)」でWHISPER検索)。神河/Kamigawaの鼠人であるものが多い。

[編集] ストーリー

幅広い次元/Planeで生息が確認できるが、特に都市次元であるラヴニカ/Ravnicaでは(現実同様に)都市社会に寄生する形で繁殖しているらしく、比較的多くのカードが登場している。また神河/Kamigawaでは二本足で歩行し高い知能を持つ「鼠人(Ratfolk)」という種族が登場。

[編集] 参考

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