バトルランド

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
11行: 11行:
  
 
*名前の由来は収録[[エキスパンション]]である戦乱のゼンディカーの英語名「'''Battle''' for Zendikar」から。
 
*名前の由来は収録[[エキスパンション]]である戦乱のゼンディカーの英語名「'''Battle''' for Zendikar」から。
*[[M10ランド]]に似たようなペナルティを持つが、単純な下位互換ではない。
+
 
**M10ランドは対応する基本土地タイプを持つカードが必要だが、バトルランドは基本土地であれば種類は問わない。例えば、あなたがコントロールする[[土地]][[平地/Plains]]1枚と[[/Island]]1枚の場合、[[燻る湿地/Smoldering Marsh]][[アンタップ]]状態で戦場に出るが、[[竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit]]はタップ状態で戦場に出る。
+
==性質と利用==
**M10ランドは基本土地タイプを持たないが、バトルランドは基本土地タイプを持つ。それによるメリット・デメリットが異なる。
+
===[[フェッチランド]]との相性===
*タルキール覇王譚と戦乱のゼンディカーが共存するスタンダードにおいて[[色の組み合わせ#3色の組み合わせ|楔3色]]のデッキを組む場合、楔の頂点にあたる色を含むバトルランドは片方の色しか[[デッキカラー]]と合わないが、友好色フェッチランドとの兼ね合いを考えると採用する意味がある。
+
前述通り、直前の[[タルキール覇王譚ブロック]]で再録されたフェッチランドと相性がよい。フェッチランド・バトルランドそれぞれが友好色の組み合わせであるが、1種類のフェッチランドから3種類のバトルランドをサーチできるため、色数で言えば4色のマナにアクセスできる計算になる。そのため、[[対抗色]]が必要なことから一見かみ合わなく見える[[色の組み合わせ#3色の組み合わせ|楔3色]]のデッキにとっても、非常に相性がよい。
**例えば[[赤白青]]のデッキを組むとする。デッキカラーと合致する[[大草原の川/Prairie Stream]][[平地]][[]])は自然に採用できるが、それに加えて[[燻る湿地/Smoldering Marsh]][[]][[]])を1枚採用すると、島か沼を[[サーチ]]できる[[汚染された三角州/Polluted Delta]]によって[[白マナ]][[青マナ]][[赤マナ]]のいずれにもアクセスできるようになる。同様に[[燃えがらの林間地/Cinder Glade]](山+[[]])を1枚採用しておけば、[[吹きさらしの荒野/Windswept Heath]](森か平地をサーチ)から全色にアクセスできるようになる。
+
*例えば[[汚染された三角州/Polluted Delta]][[青黒]]のフェッチランド)によってサーチできるバトルランドは[[大草原の川/Prairie Stream]][[白青]])、[[窪み渓谷/Sunken Hollow]](青黒)、[[燻る湿地/Smoldering Marsh]][[黒赤]])の3種類である。つまり、[[赤白青]][[ジェスカイ道/The Jeskai Way|ジェスカイ・カラー]])のデッキを組む際、それらを採用することでマナ基盤が大いに安定することになる。
 +
**上記の例では、ジェスカイの3色に加えて[[]]に関しても安定して供給できる。このことから、楔3色デッキに4色目を[[タッチ]]し、複数の[[氏族/Clan]]のカードを併用する運用も狙いやすくなった。
 +
**同様の理屈で、2種類のフェッチランドと4種類のバトルランドを用いれば、5色デッキも大いに安定させることができる。
 +
 
 +
===過去の[[多色地形]]との比較===
 +
*「フェッチランドでサーチできる多色地形」という点ではやはりショックランドがもっとも近い存在であろう。バトルランドは序盤にアンタップインできない点がネックだが、後半ならば条件次第とはいえライフの負担なくアンタップインできるという強みがある。
 +
*「基本土地と組み合わせるとアンタップイン」という性質は[[M10ランド]]に非常によく似ている。
 +
**一見、「対応する基本土地タイプの土地が1枚でよい」「基本土地タイプを持っているならば[[基本でない土地]]でもよい」という2点において、M10ランドのほうが優秀に見えるが、必ずしも[[上位互換]][[下位互換]]ではない。
 +
**バトルランドは「フェッチランドでサーチできる」という大きな強みのほか、「基本土地であれば種類は問わない」ため、色が合わない基本土地と組み合わせてもアンタップインできるという性質を持つ。例えば、あなたが[[青黒赤]]の3色デッキを使っているとして、[[島/Island]]2枚をコントロールしていて次に[[黒赤]]の土地を出したい場合、[[燻る湿地/Smoldering Marsh]]ならば[[アンタップ]]状態で戦場に出るが、[[竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit]]ではタップ状態で戦場に出る。
 +
*「土地が多くなるほどアンタップインしやすい」という点は、[[傷跡ランド]]とは性質が完全に逆である。どちらも友好色の組み合わせのみであるため、不完全ながらも対になっているとも言えるか。
  
 
==該当カード==
 
==該当カード==

2015年10月24日 (土) 21:55時点における版

バトルランド(Battle Land)とは戦乱のゼンディカーで登場した、2つの基本土地タイプを持つ基本でない土地の総称。


Prairie Stream / 大草原の川
土地 — 平地(Plains) 島(Island)

((T):(白)か(青)を加える。)
あなたが2つ以上の基本土地をコントロールしていないかぎり、大草原の川はタップ状態で戦場に出る。


目次

解説

元祖デュアルランドの調整版・下位互換であり、戦場に出る際にあなたが2つ以上の基本土地コントロールしていなければタップ状態で戦場に出る、というペナルティ能力が追加されている。

元祖デュアルランドやショックランドと同じく、「基本土地ではないが基本土地タイプは持つ」という性質を持つ。そのため特定の基本土地タイプを参照する土地サーチカードが利用できるというメリットがある。一方で、基本でない土地への対策にも、基本土地タイプを狙い撃ちにする色対策カードにも引っかかるというデメリットもある。ルール上の詳細はデュアルランドの項目も参照のこと。

基本土地タイプを参照するフェッチランドとは相性が良い。スタンダードではタルキール覇王譚再録された友好色フェッチランドと合わせて環境の多色化に貢献した。

  • 名前の由来は収録エキスパンションである戦乱のゼンディカーの英語名「Battle for Zendikar」から。

性質と利用

フェッチランドとの相性

前述通り、直前のタルキール覇王譚ブロックで再録されたフェッチランドと相性がよい。フェッチランド・バトルランドそれぞれが友好色の組み合わせであるが、1種類のフェッチランドから3種類のバトルランドをサーチできるため、色数で言えば4色のマナにアクセスできる計算になる。そのため、対抗色が必要なことから一見かみ合わなく見える楔3色のデッキにとっても、非常に相性がよい。

過去の多色地形との比較

  • 「フェッチランドでサーチできる多色地形」という点ではやはりショックランドがもっとも近い存在であろう。バトルランドは序盤にアンタップインできない点がネックだが、後半ならば条件次第とはいえライフの負担なくアンタップインできるという強みがある。
  • 「基本土地と組み合わせるとアンタップイン」という性質はM10ランドに非常によく似ている。
    • 一見、「対応する基本土地タイプの土地が1枚でよい」「基本土地タイプを持っているならば基本でない土地でもよい」という2点において、M10ランドのほうが優秀に見えるが、必ずしも上位互換下位互換ではない。
    • バトルランドは「フェッチランドでサーチできる」という大きな強みのほか、「基本土地であれば種類は問わない」ため、色が合わない基本土地と組み合わせてもアンタップインできるという性質を持つ。例えば、あなたが青黒赤の3色デッキを使っているとして、島/Island2枚をコントロールしていて次に黒赤の土地を出したい場合、燻る湿地/Smoldering Marshならばアンタップ状態で戦場に出るが、竜髑髏の山頂/Dragonskull Summitではタップ状態で戦場に出る。
  • 「土地が多くなるほどアンタップインしやすい」という点は、傷跡ランドとは性質が完全に逆である。どちらも友好色の組み合わせのみであるため、不完全ながらも対になっているとも言えるか。

該当カード

参考

MOBILE