ブラフ

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ブラフは[[対戦相手]]が恐れて初めて意味をなすため、
 
ブラフは[[対戦相手]]が恐れて初めて意味をなすため、
#[[非公開情報]]があり(例:未公開の[[手札]]や[[変異]]など)
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#[[非公開情報]]があり(例:未公開の[[手札]]や[[変異]][[クリーチャー]]など)
#なんらかのアクションをとれる(例:[[アンタップ]]状態の土地がある、[[ピッチスペル]]が環境に存在するなど)
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#なんらかのアクションをとれ(例:[[アンタップ]]状態の土地がある、[[ピッチスペル]]が[[環境]]に存在するなど)
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#相手にある程度の知識がある(例:[[対抗呪文/Counterspell]]を暗示させるブラフでは、対抗呪文を知らない初心者相手には通用しない)
 
ことが不可欠である。
 
ことが不可欠である。
  
「非公開の情報に関する発言は、あらゆる意味において、正確である必要はない。非公開の情報の内容を含むブラフは、ゲームに不可欠である。」と公式規定されているように、虚偽の情報を発言する、俗に言う「口三味線」はルールにおいては全く問題がない。ただし、これを嫌う人もいるので、[[カジュアルプレイ]]においては「匂わせる」程度に留めておいたほうが無難である。
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「非公開の情報に関する発言は、あらゆる意味において、正確である必要はない。非公開の情報の内容を含むブラフは、[[ゲーム]]に不可欠である。」と公式規定されているように、虚偽の情報を発言する、俗に言う「口三味線」はルールにおいては全く問題がない。ただし、これを嫌う人もいるので、[[カジュアルプレイ]]においては「匂わせる」程度に留めておいたほうが無難である。
*例えば[[パーミッション]][[デッキ]]であれば、[[アンタップ]]状態の[[島]]と[[手札]]があればブラフになる。[[打ち消す|打ち消される]]かも、と対戦相手は考えるからである。[[対抗呪文/Counterspell]]が存在したかつての環境では、2枚の島によってかなりの行動制限を意識させることができ、逆にパーミッション側は2枚の島をアンタップ状態で残しておくプレイが求められた(もちろんピッチスペルがある環境なら手札があるだけでブラフになる)。
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*例えば[[パーミッション]][[デッキ]]であれば、[[アンタップ]]状態の[[島/Island]]と[[手札]]があればブラフになる。[[打ち消す|打ち消される]]かも、と対戦相手は考えるからである。[[対抗呪文/Counterspell]]が存在したかつての環境では、2枚の島によってかなりの行動制限を意識させることができ、逆にパーミッション側は2枚の島をアンタップ状態で残しておくプレイが求められた(もちろんピッチスペルがある環境なら手札があるだけでブラフになる)。
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**唱えれる呪文がないにも関わらず[[ショックランド]]を[[アンタップイン]]することで、「[[ライフ]]を失ってでも唱えたいものがある」と思わせられる。 ⇒([https://mtg-jp.com/reading/bb/0018494/ Beyond the Basics -上級者への道- 苦痛の意義])
  
 
*別の例では、相手が[[丘巨人/Hill Giant]]を[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]している時に、[[灰色熊/Grizzly Bears]]で[[攻撃]]するような、[[チャンプアタック]]的行為もブラフとなる。この場合は、手札に[[巨大化/Giant Growth]]があるかもと[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]をためらってくれるかもしれない。もちろんそれが通用するのは、相手が「[[通し]]ても構わない」状況であり、同時に、ブロックされて「タダ死に」するリスクがあることも忘れてはならない。
 
*別の例では、相手が[[丘巨人/Hill Giant]]を[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]している時に、[[灰色熊/Grizzly Bears]]で[[攻撃]]するような、[[チャンプアタック]]的行為もブラフとなる。この場合は、手札に[[巨大化/Giant Growth]]があるかもと[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]をためらってくれるかもしれない。もちろんそれが通用するのは、相手が「[[通し]]ても構わない」状況であり、同時に、ブロックされて「タダ死に」するリスクがあることも忘れてはならない。
  
 
デッキの内容を相手に勘違いさせることもブラフの一種になるであろう。
 
デッキの内容を相手に勘違いさせることもブラフの一種になるであろう。
*[[黒]]を[[タッチ]]した[[ステロイド]]で1[[ターン]]目に[[沼/Swamp]]をプレイすれば、黒をメインに据えたデッキと相手に勘違いさせることが期待できる。
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*[[黒]]を[[タッチ]]した[[ステロイド]]で1[[ターン]]目に[[沼/Swamp]]を[[プレイ]]すれば、黒をメインに据えたデッキと相手に勘違いさせることが期待できる。
  
 
また、よく使われていたブラフに[[サイドボード]]が絡んだものがある。
 
また、よく使われていたブラフに[[サイドボード]]が絡んだものがある。
*例えば[[カウンターポスト]]であれば、メインに入れた[[解呪/Disenchant]]をサイドに入れておいた解呪と交換することで、あたかもサイドボードチェンジしたように見せかけるのである。これにより、実際にはデッキが変わっていないにもかかわらず相手が[[政略/Political Trickery]]を投入したと思い込み[[Kjeldoran Outpost]]を抜くように仕向けることができた。
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*例えば[[カウンターポスト]]であれば、[[メインデッキ]]に入れた[[解呪/Disenchant]]をサイドに入れておいた解呪と交換することで、あたかもサイドボードチェンジしたように見せかけるのである。これにより、実際にはデッキが変わっていないにもかかわらず相手が[[政略/Political Trickery]]を投入したと思い込み[[Kjeldoran Outpost]]を抜くように仕向けることができた。
 
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[[プレイング]]において注意すべき点として、あくまでブラフは補助的な役割に過ぎないということがある。例えば対抗呪文を持っていないのに島2つを立て、本来[[唱える|唱え]]られていた呪文を唱えずテンポを失ってしまうようなことは避けたい。これは、ブラフが有効に働く状況というのが(例え相手がそれを見抜けていなくても)かなり限られているためで、また実利を代償としたブラフは大変にリスクが大きく、相対的なリターンが小さいためである。
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さらに、特に初心者相手の場合、ブラフで行っているプレイの意味が解らず、ブラフにならないこともある。例えば島をアンタップ状態で残しておいて対抗呪文を暗示させるブラフでは対抗呪文を知らない/気にしない相手には通用しない。
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[[プレイング]]において注意すべき点として、あくまでブラフは補助的な役割に過ぎないということがある。例えば対抗呪文を持っていないのに島2つを立て、本来[[唱える|唱え]]られていた呪文を唱えず[[テンポ]]を失ってしまうようなことは避けたい。これは、ブラフが有効に働く状況というのが(例え相手がそれを見抜けていなくても)かなり限られているためで、また実利を代償としたブラフは大変にリスクが大きく、相対的なリターンが小さいためである。
  
 
*ブラフをかけることを前提としてデザインされたカードもある(例:[[過酷な詐欺師/Harsh Deceiver|詐欺師サイクル]])。
 
*ブラフをかけることを前提としてデザインされたカードもある(例:[[過酷な詐欺師/Harsh Deceiver|詐欺師サイクル]])。
  
 
==参考==
 
==参考==
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*[https://web.archive.org/web/20210803035354/www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/jpstrategy/jp20011214a 我がkey play ~藤田憲一の場合~])([[2001年]]12月14日 WotC日本公式サイト、リンク切れのためarchive)
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*[http://mtg-jp.com/reading/katerumagic/0016850/ 金子と塚本の「勝てる!マジック」 第32回:プレイング編 ブラフ]([[2016年]]4月28日 WotC日本公式サイト)
 
*[[用語集]]
 
*[[用語集]]

2023年9月25日 (月) 19:23時点における最新版

ブラフ (Bluff)はこけおどし、威嚇、ハッタリなどの意味。また、それらによる足止め。もちろん、イカサマとは異なり立派な戦略の1つである。

ブラフは対戦相手が恐れて初めて意味をなすため、

  1. 非公開情報があり(例:未公開の手札変異クリーチャーなど)
  2. なんらかのアクションをとれ(例:アンタップ状態の土地がある、ピッチスペル環境に存在するなど)
  3. 相手にある程度の知識がある(例:対抗呪文/Counterspellを暗示させるブラフでは、対抗呪文を知らない初心者相手には通用しない)

ことが不可欠である。

「非公開の情報に関する発言は、あらゆる意味において、正確である必要はない。非公開の情報の内容を含むブラフは、ゲームに不可欠である。」と公式規定されているように、虚偽の情報を発言する、俗に言う「口三味線」はルールにおいては全く問題がない。ただし、これを嫌う人もいるので、カジュアルプレイにおいては「匂わせる」程度に留めておいたほうが無難である。

デッキの内容を相手に勘違いさせることもブラフの一種になるであろう。

また、よく使われていたブラフにサイドボードが絡んだものがある。

プレイングにおいて注意すべき点として、あくまでブラフは補助的な役割に過ぎないということがある。例えば対抗呪文を持っていないのに島2つを立て、本来唱えられていた呪文を唱えずテンポを失ってしまうようなことは避けたい。これは、ブラフが有効に働く状況というのが(例え相手がそれを見抜けていなくても)かなり限られているためで、また実利を代償としたブラフは大変にリスクが大きく、相対的なリターンが小さいためである。

  • ブラフをかけることを前提としてデザインされたカードもある(例:詐欺師サイクル)。

[編集] 参考

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