プロキシ

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'''プロキシ'''('''代用カード'''、'''プロクシ'''、''Proxy'')とは、ルール上で使用可能な「真正のカード」の代わりとして用いられるカードのこと。
 
'''プロキシ'''('''代用カード'''、'''プロクシ'''、''Proxy'')とは、ルール上で使用可能な「真正のカード」の代わりとして用いられるカードのこと。
  
何らかの理由で実際の[[カード]]が足りないとき、いらないカードにその名前を書き、その名前のカードであるかのように使用する。
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==概要==
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何らかの理由で実際の[[カード]]が足りないとき、あるいは実際のカードが使用できない際に使用する。ゲーム上では真正カードとまったく同等として扱う。
  
==非正規のもの==
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その際に使う代用カードは、余った適当なカードを使う(その際、カードにペンで直接書き込みをしたり、メモを一緒に[[スリーブ]]に入れたりする例も)ほか、[[トークン]]のように他のTCGカードを転用したり、あるいは専用の厚紙(マジックの定型サイズ63mm×89mmで無地1色の厚紙が100枚入り200円程度で市販されている)にカード名などを記入したものを使うこともある。
非正規のものは主にテストプレイなどの際に使用される。持っていないカードで使いたいカードがあったが、シングルカードで買ったり[[トレード]]して使ってみたら実はそれほど使えなかった、ということを防ぐために、実際に入手する前に試すのである。
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当たり前だが、[[認定大会]]では使用できない。[[カジュアルプレイ|カジュアル]]戦であっても、対戦前にその存在を相手に告げるのがマナーである。
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*中にはカード画像を印刷して本物そっくりに作る人もいる。ただしそれらの行為は[[著作権]]侵害、カードの偽造にあたり、違法である。内輪で楽しむ場合でも推奨される行為ではないし、まして大会で使用するなどマジックのルール上でも法律上でも完全にアウトである。絶対に行わないように。
  
同じプロキシでも、余ったカードに直接名前を書く人や、名前を書いた紙切れをカードと一緒に[[スリーブ]]に入れる人、プリントアウトして凝りに凝っている人など様々。
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主に、以下のような場合に用いられる。
  
*基本的には何を使ってもかまわないのだが、カード画像をコピーして公の場で使用すると[[著作権]]侵害になる。特に大会でそのようなカードを用いた場合カードの偽造として重い処罰が科される。決して行わないように。
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===[[認定大会]]中、カード破損時===
*対戦相手にひかれかねないようなプロキシはあまり推奨できない。値段の高いカードを複数枚や、デッキの大半がプロキシだと対戦相手が不快に思っても仕方が無い。
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[[マジック・イベント規定]]では、競技中に偶然傷ついたり摩耗したりしたカードに対して、その[[イベント]]中にのみ使用可能な代用カードを発行することを認めている。この代用カードは[[プレイヤー]]が作成してはならない。発行できるのは[[ヘッド・ジャッジ]]のみである。
 
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==正規のもの==
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[[マジック・イベント規定]]では、競技中に偶然傷ついたり摩耗したりしたカードに対して、その[[イベント]]中にのみ使用可能な代用カードを発行することが認めている。この代用カードは[[プレイヤー]]が作成してはならない。発行できるのは[[ヘッド・ジャッジ]]のみである。
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代用カードを使用する場合、[[マッチ]]の間は元のカードを近くに保持しておく必要がある。カードが[[公開領域]]にあって区別できる間は、代用カードではなく元のカードを使用する。
 
代用カードを使用する場合、[[マッチ]]の間は元のカードを近くに保持しておく必要がある。カードが[[公開領域]]にあって区別できる間は、代用カードではなく元のカードを使用する。
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*故意や過失による破損では代用カードの発行は認められない。
 
*故意や過失による破損では代用カードの発行は認められない。
 
*[[両面カード]]の代わりに使用される[[チェックリストカード]]の扱いに近いが、チェックリストカード自体は代用カードではなく真正のカードである。チェックリストカードの代用カードが発行されることもあり得る。
 
*[[両面カード]]の代わりに使用される[[チェックリストカード]]の扱いに近いが、チェックリストカード自体は代用カードではなく真正のカードである。チェックリストカードの代用カードが発行されることもあり得る。
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===デッキ構築・調整時===
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[[デッキ]]の調整(テストプレイ)の最中はさまざまなカードを試すものであるが、そのすべてをいちいち実際に入手していたら手間と資金がかさんでしまうため、テスト中はプロキシで代用することがままある。
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当然ながら大会本番ではそういったプロキシの使用は認められていないため、デッキが完成したのちは、真正のカードを[[トレード]]なり購入なりで入手して使用する。
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*プロキシでギリギリまで調整していたら、本番までに真正カードの入手が間に合わなかった、というのはよくある話である。トッププレイヤーですら例外でないようだ([[ノーファイアー]]や[[トレンチ]]の項目を参照)。
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===[[カジュアルプレイ]]===
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上記のテストプレイの例と同じように一時的な代用として用いることのほか、真正カードと入れ替える予定がないままプロキシを使用するケースもある。理由については、金銭的理由などで入手不可能だけど使いたいから、ということもあれば、所持してはいるが別のデッキに使用していて足りないから、ということもある。
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ルール的な制約はないが、対戦前にその存在を相手に告げるのがマナーであるし、また[[対戦相手]]が不快感を示した場合には使用を控えるべきである。特にプロキシだらけのデッキなどは混乱しやすくゲームの進行に支障が出るし、相手からしても気分のいいものではない。
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*プロキシではカードを見て[[特性]]や[[ルール文章]]などが確認できないため、トラブルが起こる可能性もある。[[オラクル]]とまではいかずとも、少なくとも印刷されたテキストぐらいは確認できるように資料を揃えておくのがベターである。
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**[[カード・タイプ]]や[[マナ・コスト]]・[[色]]などが似たカードをプロクシにするのも手。例えば[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]のプロキシとして使うなら、[[ショック/Shock]]よりは[[灰色熊/Grizzly Bears]]のほうが混乱が少なくて済むだろう。
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[http://mtg-jp.com/publicity/002630/ なぜ偽造カードに対処するのか]
 
*[http://mtg-jp.com/publicity/002630/ なぜ偽造カードに対処するのか]
 
*[[用語集]]
 
*[[用語集]]

2014年2月24日 (月) 07:30時点における版

プロキシ代用カードプロクシProxy)とは、ルール上で使用可能な「真正のカード」の代わりとして用いられるカードのこと。

目次

概要

何らかの理由で実際のカードが足りないとき、あるいは実際のカードが使用できない際に使用する。ゲーム上では真正カードとまったく同等として扱う。

その際に使う代用カードは、余った適当なカードを使う(その際、カードにペンで直接書き込みをしたり、メモを一緒にスリーブに入れたりする例も)ほか、トークンのように他のTCGカードを転用したり、あるいは専用の厚紙(マジックの定型サイズ63mm×89mmで無地1色の厚紙が100枚入り200円程度で市販されている)にカード名などを記入したものを使うこともある。

  • 中にはカード画像を印刷して本物そっくりに作る人もいる。ただしそれらの行為は著作権侵害、カードの偽造にあたり、違法である。内輪で楽しむ場合でも推奨される行為ではないし、まして大会で使用するなどマジックのルール上でも法律上でも完全にアウトである。絶対に行わないように。

主に、以下のような場合に用いられる。

認定大会中、カード破損時

マジック・イベント規定では、競技中に偶然傷ついたり摩耗したりしたカードに対して、そのイベント中にのみ使用可能な代用カードを発行することを認めている。この代用カードはプレイヤーが作成してはならない。発行できるのはヘッド・ジャッジのみである。

代用カードを使用する場合、マッチの間は元のカードを近くに保持しておく必要がある。カードが公開領域にあって区別できる間は、代用カードではなく元のカードを使用する。

  • 故意や過失による破損では代用カードの発行は認められない。
  • 両面カードの代わりに使用されるチェックリストカードの扱いに近いが、チェックリストカード自体は代用カードではなく真正のカードである。チェックリストカードの代用カードが発行されることもあり得る。

デッキ構築・調整時

デッキの調整(テストプレイ)の最中はさまざまなカードを試すものであるが、そのすべてをいちいち実際に入手していたら手間と資金がかさんでしまうため、テスト中はプロキシで代用することがままある。

当然ながら大会本番ではそういったプロキシの使用は認められていないため、デッキが完成したのちは、真正のカードをトレードなり購入なりで入手して使用する。

  • プロキシでギリギリまで調整していたら、本番までに真正カードの入手が間に合わなかった、というのはよくある話である。トッププレイヤーですら例外でないようだ(ノーファイアートレンチの項目を参照)。

カジュアルプレイ

上記のテストプレイの例と同じように一時的な代用として用いることのほか、真正カードと入れ替える予定がないままプロキシを使用するケースもある。理由については、金銭的理由などで入手不可能だけど使いたいから、ということもあれば、所持してはいるが別のデッキに使用していて足りないから、ということもある。

ルール的な制約はないが、対戦前にその存在を相手に告げるのがマナーであるし、また対戦相手が不快感を示した場合には使用を控えるべきである。特にプロキシだらけのデッキなどは混乱しやすくゲームの進行に支障が出るし、相手からしても気分のいいものではない。

参考

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