マナ漏出/Mana Leak

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[[対抗呪文/Counterspell]]が[[基本セット]]から[[落ちる|落ちた]][[第8版]]・[[第9版]]・[[基本セット2011]]・[[基本セット2012]]の、[[スタンダード]]での基本[[打ち消す|カウンター]][[呪文]]。3[[マナ]][[支払う|支払わ]]ないと打ち消す。
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[[ストロングホールド]]初出の軽量[[打ち消す|カウンター]][[呪文]]。3[[マナ]][[支払う|支払わ]]ないと打ち消す、[[不確定カウンター]]の代表格。
  
序盤はほとんど[[確定カウンター]]として働く。終盤でも3マナも残して呪文を[[唱える]]のは多少難しく、後続の呪文に対する牽制や、また重ね掛けで打ち消すような[[プレイング]]に利用できる。
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支払わせるマナが大きめのため、序盤はほとんど[[確定カウンター]]として働く。終盤でも3マナも残して呪文を[[唱える]]のは多少難しく、後続の呪文に対する牽制や、また重ね掛けで打ち消すような[[プレイング]]に利用できる。
  
[[多色デッキ]]で使う分には対抗呪文よりも使いやすい。第8版に[[再録]]された際には優秀なカウンターとして[[ウェイク]]の最盛期を支えた。また、[[不特定マナ・コスト]]を含むということは[[すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All]]との相性も良いということである。
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単純な効果の比較で言えば同じ2マナの[[対抗呪文/Counterspell]]に見劣りがあるとはいえ、それでも十分強力なレベルを維持しており、むしろ[[色拘束]]が薄くなって使いやすくなった利点のほうが大きい。そのため登場当時から常に高い評価を得ており、[[タッチ]][[]]のデッキで4枚フル投入されたり、[[青単色デッキ|青単]]ですら対抗呪文の追加として投入されることも珍しくない。
  
[[基本セット2011]]での再録時は、[[青]]待望の優秀カウンターということで採用率は極めて高い。
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対抗呪文が[[基本セット]]から[[落ちる]]のと入れ替わりで、[[第8版]]から[[基本セット]]入り。以降、[[第10版]]で[[再録]]を逃していた一時期を除いて、[[スタンダード]]での基本カウンターとして[[青]]使いたちを支えている。
  
さらに[[ヴィンテージ]]では[[Mox]]を使う前提での安定性の面から、[[Mana Drain]]よりも優先されることもあり、[[デッキ]]の安定性に対するシビアな調整が見て取れる。速いデッキはとことん速い[[環境]]であるため、2[[ターン]]目に[[打ち消す|打ち消し]]を構えられないのは致命的なのである。また、[[Force of Will]]が存在するため、後半無駄カードになりにくいことも理由として挙げられる。
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さらに[[ヴィンテージ]]では[[Mox]]を使う前提での安定性の面から、[[Mana Drain]]よりも優先されることもある。速いデッキはとことん速い[[環境]]なので[[打ち消す|打ち消し]]が少しでも早く確実に用意できないと危険である関係上、2[[ターン]]目に[[青マナ]]が1つ用意できればいいという安定感が重視されるため。また、[[Force of Will]]が存在するため、後半無駄カードになりにくいことも理由として挙げられる。
  
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*[[不特定マナ・コスト]]を含むため、[[サファイアの大メダル/Sapphire Medallion]]で1マナカウンターに化けたり、[[すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All]]の援護を受けたりできる。これらの点を重視するなら、対抗呪文より強いとさえ言えるかも知れない。
 
*この「相手がマナを支払わない限り」の能力は、のちに[[リスティック]]として[[プロフェシー]]のメカニズムで使われることとなる。一般的にリスティックは[[対戦相手]]に選択権があるために弱いとされるが、打ち消し呪文という性質上、対戦相手が既にマナを出した後であることが普通であるため、対戦相手がマナを支払いたくても足りなくて支払えないという状況がよくある。
 
*この「相手がマナを支払わない限り」の能力は、のちに[[リスティック]]として[[プロフェシー]]のメカニズムで使われることとなる。一般的にリスティックは[[対戦相手]]に選択権があるために弱いとされるが、打ち消し呪文という性質上、対戦相手が既にマナを出した後であることが普通であるため、対戦相手がマナを支払いたくても足りなくて支払えないという状況がよくある。
 
*[[サイクリング]]がついた[[誤算/Miscalculation]]や一回り大きい[[巻き込み/Convolute]]など、多くの亜種が存在する。また、これ自身も[[魔力の乱れ/Force Spike]]の発展系として扱える。
 
*[[サイクリング]]がついた[[誤算/Miscalculation]]や一回り大きい[[巻き込み/Convolute]]など、多くの亜種が存在する。また、これ自身も[[魔力の乱れ/Force Spike]]の発展系として扱える。

2011年8月8日 (月) 21:06時点における版


Mana Leak / マナ漏出 (1)(青)
インスタント

呪文1つを対象とする。それのコントローラーが(3)を支払わないかぎり、それを打ち消す。


ストロングホールド初出の軽量カウンター呪文。3マナ支払わないと打ち消す、不確定カウンターの代表格。

支払わせるマナが大きめのため、序盤はほとんど確定カウンターとして働く。終盤でも3マナも残して呪文を唱えるのは多少難しく、後続の呪文に対する牽制や、また重ね掛けで打ち消すようなプレイングに利用できる。

単純な効果の比較で言えば同じ2マナの対抗呪文/Counterspellに見劣りがあるとはいえ、それでも十分強力なレベルを維持しており、むしろ色拘束が薄くなって使いやすくなった利点のほうが大きい。そのため登場当時から常に高い評価を得ており、タッチのデッキで4枚フル投入されたり、青単ですら対抗呪文の追加として投入されることも珍しくない。

対抗呪文が基本セットから落ちるのと入れ替わりで、第8版から基本セット入り。以降、第10版再録を逃していた一時期を除いて、スタンダードでの基本カウンターとして使いたちを支えている。

さらにヴィンテージではMoxを使う前提での安定性の面から、Mana Drainよりも優先されることもある。速いデッキはとことん速い環境なので打ち消しが少しでも早く確実に用意できないと危険である関係上、2ターン目に青マナが1つ用意できればいいという安定感が重視されるため。また、Force of Willが存在するため、後半無駄カードになりにくいことも理由として挙げられる。

参考

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