ヴァントレス/Vantress

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ヴァントレス城の遥か下、しばしば水に沈む場所には、秘密の宝庫たる[[魔法の鏡/The Magic Mirror#ストーリー|魔法の鏡/The Magic Mirror]]がある。その真の名は'''インドレロン'''/''Indrelon''だが、そう呼ぶのはヴァントレスに住む者だけである。
 
ヴァントレス城の遥か下、しばしば水に沈む場所には、秘密の宝庫たる[[魔法の鏡/The Magic Mirror#ストーリー|魔法の鏡/The Magic Mirror]]がある。その真の名は'''インドレロン'''/''Indrelon''だが、そう呼ぶのはヴァントレスに住む者だけである。
  
物語の伝えるところによれば、太古の時代、世界で最も愚かな[[ゴブリン#ストーリー|レッドキャップ]]が世界で最も賢い賢者に質問をした。賢者は残りの人生の間ずっとこの質問を再考し続けたが、ついぞ答えを見つけることができなかった。彼の死後、その質問は魔法的に残存し、自身の周りに渦を巻き、鏡の形になった。その質問が何なのかは鏡自身を除いて誰にも知られていないが、鏡は神秘的な秘密を集めて繋ぎ合わせ、いつの日かその答えを得るために、ヴァントレスの伝承魔道士と騎士たちを今日まで探索に送り出してきたのだという。
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物語の伝えるところによれば、太古の時代、世界で最も愚かな[[ゴブリン/Goblin#エルドレイン|レッドキャップ]]が世界で最も賢い賢者に質問をした。賢者は残りの人生の間ずっとこの質問を再考し続けたが、ついぞ答えを見つけることができなかった。彼の死後、その質問は魔法的に残存し、自身の周りに渦を巻き、鏡の形になった。その質問が何なのかは鏡自身を除いて誰にも知られていないが、鏡は神秘的な秘密を集めて繋ぎ合わせ、いつの日かその答えを得るために、ヴァントレスの伝承魔道士と騎士たちを今日まで探索に送り出してきたのだという。
  
鏡はその前に来る者すべての、知識という美徳に報いる。騎士号を与えることが最もありふれた報酬だが、すでに騎士となった者も、魔法の加護や力という形で更なる報酬を得ることを望んで新たな秘密を持ってくる。同様に、ヴァントレスの宮廷に加わるつもりのない[[マーフォーク#ストーリー|マーフォーク]]も、その秘密を学ぶことを望んで鏡の前にやってくる。鏡の力が及ぶ全範囲は不明だが、その知識の範囲は紛れもなく広大だ。
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鏡はその前に来る者すべての、知識という美徳に報いる。騎士号を与えることが最もありふれた報酬だが、すでに騎士となった者も、魔法の加護や力という形で更なる報酬を得ることを望んで新たな秘密を持ってくる。同様に、ヴァントレスの宮廷に加わるつもりのない[[マーフォーク/Merfolk#エルドレイン|マーフォーク]]も、その秘密を学ぶことを望んで鏡の前にやってくる。鏡の力が及ぶ全範囲は不明だが、その知識の範囲は紛れもなく広大だ。
  
 
==統治者==
 
==統治者==

2022年3月20日 (日) 14:56時点における版

ヴァントレス/Vantressは、エルドレイン/Eldraineの五つの宮廷の一つ。

目次

概要

の宮廷。知識/Knowledgeを最も重要な美徳とする。紋章は鍵穴。

王国/The Realmの辺境にある霧に覆われた湖、メア湖/Lochmereの水面に、島のように立つのがヴァントレス城/Castle Vantressである。尖塔からは旗が翻り、精巧な噴水のように要塞全体を水が自由に流れる。城は、普段は水で満たされている大きな柱の上に築かれている。この柱の底には、魔法の鏡/The Magic Mirrorが置かれている薄暗い洞窟のような空間がある。

ヴァントレス城は王国の学問の中心地として知られている。他の宮廷の研究者や答えを求める者はしばしば、他の場所では手に入らない情報を見つけるべく、ヴァントレスへの困難な旅に赴く。

美徳

ヴァントレスの騎士は、知識が最大の美徳であると信じている。知識は様々な状況において他の美徳の適切な適用法を示し、問題がより深刻な問題へと悪化するのを防ぐ役に立つ。

知識とは、事実に熟達する以上のものである。繋がりのない情報の散らばった集まりは知識ではなく、雑学だ。真の知識は、異なる事実を統合し、体系や原理のより深い理解を得る能力の中にある。無知だけでなく、固い頭と時代遅れの伝統もまた、知識の敵である。ヴァントレスの騎士は、新たな情報と新たな考えに基づく世界への理解に適応できなければならない。

騎士

ヴァントレスでは、騎士号とは世界の難問に適用される知識だ。騎士になるためには、志願者は魔法の鏡にその鏡が知らない秘密を教えなければならない。そして教えたとしても、騎士号が授けられるかどうかは鏡の不可解な裁量次第である。

その贈り物が授けられたなら、ヴァントレスの騎士は鏡のために新たな秘密を探し続けるが、知識を活用すべく世界や僻境/The Wildsへの冒険にも出かける。誰かがフェアリーの謎かけに困っていたり、魔法の扉を迂回できずにいたり、魔女の妖術に魅入られていたりするとき、ヴァントレスの騎士が現れてその者を窮地から救ってくれるかもしれない。

伝承魔道士/Loremage

ヴァントレスの魔術師――しばしば伝承魔道士/Loremage、年代学者/Chronicler、謎の探求者/Riddleseekerなどと呼ばれる――は、僻境の伝承を探し出し、フェイ属/The fair folkの複雑な魔法の秘密を掘り下げる。彼らは驚くほどに大胆で旅好きな学者である。いずれかの宮廷の騎士が辺境の沼地に旅をして、あるいは蛍が照らす洞窟を探索して、すでにそこにいるヴァントレスの伝承魔道士を見つけることは珍しくない。

ヴァントレスの魔術師は超自然的存在との契約の専門家であり、変身を解決し、反例、例外、特別条件が定期的に噴出するフェアリーとの約束の条件と結果を解決する。これは警告だが、貴方が伝承の記録者に相談したいなら、余すところなく詳細なその回答に耐える覚悟が必要だろう。

遺物

ヴァントレス城の遥か下、しばしば水に沈む場所には、秘密の宝庫たる魔法の鏡/The Magic Mirrorがある。その真の名はインドレロン/Indrelonだが、そう呼ぶのはヴァントレスに住む者だけである。

物語の伝えるところによれば、太古の時代、世界で最も愚かなレッドキャップが世界で最も賢い賢者に質問をした。賢者は残りの人生の間ずっとこの質問を再考し続けたが、ついぞ答えを見つけることができなかった。彼の死後、その質問は魔法的に残存し、自身の周りに渦を巻き、鏡の形になった。その質問が何なのかは鏡自身を除いて誰にも知られていないが、鏡は神秘的な秘密を集めて繋ぎ合わせ、いつの日かその答えを得るために、ヴァントレスの伝承魔道士と騎士たちを今日まで探索に送り出してきたのだという。

鏡はその前に来る者すべての、知識という美徳に報いる。騎士号を与えることが最もありふれた報酬だが、すでに騎士となった者も、魔法の加護や力という形で更なる報酬を得ることを望んで新たな秘密を持ってくる。同様に、ヴァントレスの宮廷に加わるつもりのないマーフォークも、その秘密を学ぶことを望んで鏡の前にやってくる。鏡の力が及ぶ全範囲は不明だが、その知識の範囲は紛れもなく広大だ。

統治者

他の宮廷と異なり、ヴァントレスに公的な統治者はいない。代わりにヴァントレスの人々を導くのは魔法の鏡自身である。とはいえ、大部分の時間を水中で過ごす知覚ある魔法物から命令を受けるのは大きな困難となり得る。そのため、日々の責任のほとんどは、大魔道士の称号を得た一人か二人の顕著な伝承魔道士に降りかかる傾向にある。

鏡の敬意を獲得するためには、そして謎めいていることも少なくないその指示を解読するためには、精密に調整された精神が必要となる。したがって大魔道士の地位は、他の宮廷の君主にも匹敵する敬意を受けるものと見なされている。もっとも、ヴァントレスの現在の大魔道士、ガドウィック/Gadwickの言葉を借りれば、彼がそのような「芝居」に時間を費やすことは滅多にない。

登場

登場カード

カード名に登場

エルドレインの王権
ヴァントレスのガーゴイル/Vantress Gargoyleヴァントレスの聖騎士/Vantress Paladinヴァントレス城/Castle Vantress

フレイバー・テキストに登場

エルドレインの王権
通路の監視者/Corridor Monitor共に逃走/Run Away Together、ヴァントレス城/Castle Vantress

登場作品・登場記事

参考

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