根の罠/Root Snare

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[[戦闘ダメージ]]を[[軽減]]する一時凌ぎの[[インスタント]]。1[[マナ]][[重い|重く]]なった[[濃霧/Fog]]の[[下位互換]]。
 
[[戦闘ダメージ]]を[[軽減]]する一時凌ぎの[[インスタント]]。1[[マナ]][[重い|重く]]なった[[濃霧/Fog]]の[[下位互換]]。
  
使い方は濃霧と同じ。登場時点の[[スタンダード]]には[[花粉のもや/Haze of Pollen]]、[[目隠し霧/Blinding Fog]]といった同系統のカードが存在する。使うにしてもまず[[上位互換]]の花粉のもやを優先すべきで、こちらは5枚目以降の選択肢となるだろう。
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使い方は濃霧と同じ。登場時点の[[スタンダード]]には[[花粉のもや/Haze of Pollen]]、[[目隠し霧/Blinding Fog]]といった同系統の[[カード]]が存在する。使うにしてもまず[[上位互換]]の花粉のもやを優先すべきで、こちらは5枚目以降の選択肢となるだろう。
  
*濃霧の亜種は[[マナ・コスト]]が重くなりつつも何かしら利点や相違点を持っていたが、純粋な下位互換はこれが初。[[リミテッド・エディション]]で濃霧が刷られてから実に約25年、満を持して(?)の登場である。
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[[スタンダード]]の[[ターボネクサス]]では、花粉のもやと合わせて計8枚の濃霧枠として採用される。
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*このカードに限ったことではないが、「[[軽減されない|軽減できない]][[効果]]には注意。[[エルドレインの王権]]期のスタンダードは[[砕骨の巨人/Bonecrusher Giant|踏みつけ/Stomp]]や[[探索する獣/Questing Beast]]といったカードが活躍する[[環境]]であるため、特に注意が必要。
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==開発秘話==
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[[ゲートウォッチ/The Gatewatch]]を[[マジック:ザ・ギャザリング]]のストーリーの中心に据えることが決まったころ、[[ニッサ・レヴェイン/Nissa Revane (ストーリー)|ニッサ・レヴェイン/Nissa Revane]]が得意とする植物を操る魔法をどうやって[[カード]]で再現するかという問題が発生した。物語上では[[エムラクールの影響/Emrakul's Influence]]の{{Gatherer|id=415796}}のように敵を絡めとるイメージだが、[[緑]]の[[色の役割]]では非[[クリーチャー]][[呪文]]で[[対戦相手]]のクリーチャーに影響を与える方法が少なかった。[[開発部]]は[[インベイジョン]]の[[もつれ/Tangle]]に目を付け、これを植物で絡めとるフレーバーの手本とした。
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[[マジック:ザ・ギャザリング]]黎明期と比較して[[クリーチャー]][[カード]]のパワーレベルは増しており、相対的に濃霧もスタンダードに[[再録]]するには強すぎるカードとなっていた。開発部は[[ターボフォグ]]系の[[デッキ]]がスタンダードで活躍することは望んでいなかった。[[基本セット]]は付加効果のない濃霧の亜種の登場に完璧な機会と考えられ、このカードが印刷された<ref>[https://twitter.com/EthanFleischer/status/1016028761920172032 @EthanFleischer]([[Ethan Fleischer]]のTwitter 2018年7月9日)</ref>。
  
 
==参考==
 
==参考==
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<references />
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*[[カード個別評価:ラヴニカの献身]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:基本セット2019]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:基本セット2019]] - [[コモン]]

2019年12月8日 (日) 13:47時点における最新版


Root Snare / 根の罠 (1)(緑)
インスタント

このターン、与えられる戦闘ダメージをすべて軽減する。


戦闘ダメージ軽減する一時凌ぎのインスタント。1マナ重くなった濃霧/Fog下位互換

使い方は濃霧と同じ。登場時点のスタンダードには花粉のもや/Haze of Pollen目隠し霧/Blinding Fogといった同系統のカードが存在する。使うにしてもまず上位互換の花粉のもやを優先すべきで、こちらは5枚目以降の選択肢となるだろう。

スタンダードターボネクサスでは、花粉のもやと合わせて計8枚の濃霧枠として採用される。

[編集] 開発秘話

ゲートウォッチ/The Gatewatchマジック:ザ・ギャザリングのストーリーの中心に据えることが決まったころ、ニッサ・レヴェイン/Nissa Revaneが得意とする植物を操る魔法をどうやってカードで再現するかという問題が発生した。物語上ではエムラクールの影響/Emrakul's Influenceイラストのように敵を絡めとるイメージだが、色の役割では非クリーチャー呪文対戦相手のクリーチャーに影響を与える方法が少なかった。開発部インベイジョンもつれ/Tangleに目を付け、これを植物で絡めとるフレーバーの手本とした。

マジック:ザ・ギャザリング黎明期と比較してクリーチャーカードのパワーレベルは増しており、相対的に濃霧もスタンダードに再録するには強すぎるカードとなっていた。開発部はターボフォグ系のデッキがスタンダードで活躍することは望んでいなかった。基本セットは付加効果のない濃霧の亜種の登場に完璧な機会と考えられ、このカードが印刷された[1]

[編集] 参考

  1. @EthanFleischerEthan FleischerのTwitter 2018年7月9日)
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