根の罠/Root Snare
提供:MTG Wiki
戦闘ダメージを軽減する一時凌ぎのインスタント。1マナ重くなった濃霧/Fogの下位互換。
使い方は濃霧と同じ。登場時点のスタンダードには花粉のもや/Haze of Pollen、目隠し霧/Blinding Fogといった同系統のカードが存在する。使うにしてもまず上位互換の花粉のもやを優先すべきで、こちらは5枚目以降の選択肢となるだろう。
スタンダードのターボネクサスでは、花粉のもやと合わせて計8枚の濃霧枠として採用される。
- このカードに限ったことではないが、「軽減できない」効果には注意。エルドレインの王権期のスタンダードは踏みつけ/Stompや探索する獣/Questing Beastといったカードが活躍する環境であるため、特に注意が必要。
[編集] 開発秘話
ゲートウォッチ/The Gatewatchをマジック:ザ・ギャザリングのストーリーの中心に据えることが決まったころ、ニッサ・レヴェイン/Nissa Revaneが得意とする植物を操る魔法をどうやってカードで再現するかという問題が発生した。物語上ではエムラクールの影響/Emrakul's Influenceのイラストのように敵を絡めとるイメージだが、緑の色の役割では非クリーチャー呪文で対戦相手のクリーチャーに影響を与える方法が少なかった。開発部はインベイジョンのもつれ/Tangleに目を付け、これを植物で絡めとるフレーバーの手本とした。
マジック:ザ・ギャザリング黎明期と比較してクリーチャーカードのパワーレベルは増しており、相対的に濃霧もスタンダードに再録するには強すぎるカードとなっていた。開発部はターボフォグ系のデッキがスタンダードで活躍することは望んでいなかった。基本セットは付加効果のない濃霧の亜種の登場に完璧な機会と考えられ、このカードが印刷された[1]。
[編集] 参考
- ↑ @EthanFleischer(Ethan FleischerのTwitter 2018年7月9日)