歴伝

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|名前=歴伝
 
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|英名=Epic
 
|英名=Epic
|種別=[[常在型能力]]<br />[[遅延誘発型能力]]
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'''歴伝'''(れきでん)/''Epic''は、[[神河救済]]で登場した[[キーワード能力]]。2つの[[呪文能力]]からなり、一方は[[遅延誘発型能力]]を生成する。
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{{#card:Enduring Ideal}}
  
'''歴伝'''/''Epic''は[[神河ブロック]]に登場した[[キーワード能力]]。2008年9月現在では[[ソーサリー]]のみが持ち、[[常在型能力]][[遅延誘発型能力]]からなる。
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==定義==
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'''歴伝'''/''Epic''は以下の2つの能力からなる。
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*残りの[[ゲーム]]の間、[[あなた]]は[[呪文]][[唱える|唱え]]られない。(呪文能力)
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*あなたの各[[アップキープ]]の開始時に、この呪文を歴伝能力を除いて[[コピー]]する。その呪文が[[対象]]をとる場合、あなたはその呪文の新しい対象を選んでもよい。(呪文能力による遅延誘発型能力)
  
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==解説==
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ゲームの終了まで呪文を唱えることを禁じることと引き換えに、アップキープごとにその歴伝呪文のコピーが発生する。
  
「歴伝」とは、「残りのゲームの間、あなたは[[呪文]][[プレイ]]できない。」と「[[あなた]]の各[[アップキープ]]の開始時に、この呪文を歴伝能力を除いて[[コピー]]する。その呪文が[[対象]]をとる場合、あなたはその呪文の新しい対象を選んでもよい。」を意味する。
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[[神河ブロック]]のテーマである「[[伝説の|伝説]]」から「'''伝説の呪文'''([[インスタント]]または[[ソーサリー]])」を表現した[[能力]]である<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/making-dynasty-part-2-2022-01-31 The Making of a Dynasty, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0035762/ 『世界』の創造 その2]([[Making Magic]] [[2022年]]1月31日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
  
*この能力によりコピーされた呪文は歴伝能力を持たない。これは、コピーが毎[[ターン]]増えていくことを避けるためである。
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===ルール===
*歴伝を持つ呪文を複数プレイしたり([[ヴィダルケンの宇宙儀/Vedalken Orrery]]などで可能)、歴伝を持つ状態の呪文をコピーすれば、アップキープの開始時にそれぞれが[[誘発]]する。
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*この能力によりコピーされた呪文は歴伝能力を持たない。これは、コピーの数が毎[[ターン]]増えていくことを避けるためである。
*歴伝能力によるコピーも呪文であるため、[[カウンター]]できる。ただし、このコピーを打ち消したとしても、次のアップキープ以降再びコピーが作られる。
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*歴伝を持つ呪文を複数唱えたり([[ヴィダルケンの宇宙儀/Vedalken Orrery]]などで可能)、歴伝を持つ状態の呪文をコピーしたりすれば、アップキープの開始時にそれぞれが[[誘発]]する。
*[[能力]]のプレイは禁止されない。
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*歴伝能力によるコピーも呪文であるため、[[打ち消す]]ことができる。ただし、このコピーを打ち消したとしても、次のアップキープ以降再びコピーが作られる。
**[[沈黙の預見者、ウヨウ/Uyo, Silent Prophet]]によってコピーすることもできる(直接コピーを[[スタック]]に載せるから)。
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*[[能力]]の[[起動]]は禁止されない。
**[[等時の王笏/Isochron Scepter]]のような能力はコピーを「プレイ」するので、歴伝の影響下では意味を持たなくなる(コピーはできるが、それをプレイできない)。
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**[[沈黙の預見者、ウヨウ/Uyo, Silent Prophet]]によってコピーすることもできる(直接コピーを[[スタック]]に載せるため)。
*コピーする時点でコピー元の歴伝呪文は存在していないが、[[最後の情報]]を参照してコピーする。
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**[[等時の王笏/Isochron Scepter]]のような能力はコピーを「唱える」ので、歴伝の影響下では意味を持たなくなる(コピーはできるが、それを唱えられない)。
そのため、何らかの理由でコピー元の歴伝呪文の[[コピー可能な値]]に変化が生じた場合、それは歴伝によるコピーにも継承される。
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*コピーする時点でコピー元の歴伝呪文は存在していないが、[[最後の情報]]を参照してコピーする。そのため、何らかの理由でコピー元の歴伝呪文の[[コピー可能な値]]に変化が生じていた場合、それは歴伝によるコピーにも継承される。
*歴伝のコピーの対象を選びなおさないことも適正である。(その場合、プレイ時と同じ対象を取る)
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*歴伝のコピーの対象を選びなおさないことも適正である。その場合、唱えた時と同じ対象を取り、それが不適正なら打ち消される。
  
[[神河救済]]にこの能力を持つカードは5枚存在するが、そのいずれも「永劫」に類する言葉が使われている。
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===その他===
*[[不朽の理想/Enduring Ideal]]
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*歴伝が考案される前は、[[待機]]を「伝説の呪文」にする予定であった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/time-spiral-qa-2006-11-10-0 Time Spiral Q&A](Latest Developments [[2006年]]11月10日 [[Aaron Forsythe]]著)</ref>。
*[[永遠の統制/Eternal Dominion]]
+
**のちの[[ドミナリア]]では、[[特殊タイプ]]「伝説の」のルールが拡張され、そのものずばりの[[伝説のソーサリー]]が登場している。
*[[無限の苦悩/Neverending Torment]]
+
*[[不死の炎/Undying Flames]]
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*[[終わりなき大群/Endless Swarm]]
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==歴伝カード一覧==
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{{サイクル/神河救済の歴伝呪文}}
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==脚注==
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<references />
 
==参考==
 
==参考==
 
*{{WHISPER検索/カードテキスト|歴伝|歴伝(Epic)}}
 
*{{WHISPER検索/カードテキスト|歴伝|歴伝(Epic)}}
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*[[ルーリング]]
 
*[[ルーリング]]
  
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[[Category:キーワード能力|れきてん]]
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__NOTOC__

2022年2月6日 (日) 13:26時点における最新版

歴伝/Epic
種別 呪文能力
遅延誘発型能力
登場セット 神河救済
CR CR:702.50

歴伝(れきでん)/Epicは、神河救済で登場したキーワード能力。2つの呪文能力からなり、一方は遅延誘発型能力を生成する。


Enduring Ideal / 不朽の理想 (5)(白)(白)
ソーサリー

あなたのライブラリーからエンチャント・カードを1枚探し、そのカードを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。
歴伝(ゲームの残りの間、あなたは呪文を唱えられない。あなたの各アップキープの開始時に、その歴伝能力を除き、この呪文をコピーする。)


[編集] 定義

歴伝/Epicは以下の2つの能力からなる。

  • 残りのゲームの間、あなた呪文唱えられない。(呪文能力)
  • あなたの各アップキープの開始時に、この呪文を歴伝能力を除いてコピーする。その呪文が対象をとる場合、あなたはその呪文の新しい対象を選んでもよい。(呪文能力による遅延誘発型能力)

[編集] 解説

ゲームの終了まで呪文を唱えることを禁じることと引き換えに、アップキープごとにその歴伝呪文のコピーが発生する。

神河ブロックのテーマである「伝説」から「伝説の呪文インスタントまたはソーサリー)」を表現した能力である[1]

[編集] ルール

  • この能力によりコピーされた呪文は歴伝能力を持たない。これは、コピーの数が毎ターン増えていくことを避けるためである。
  • 歴伝を持つ呪文を複数唱えたり(ヴィダルケンの宇宙儀/Vedalken Orreryなどで可能)、歴伝を持つ状態の呪文をコピーしたりすれば、アップキープの開始時にそれぞれが誘発する。
  • 歴伝能力によるコピーも呪文であるため、打ち消すことができる。ただし、このコピーを打ち消したとしても、次のアップキープ以降再びコピーが作られる。
  • 能力起動は禁止されない。
  • コピーする時点でコピー元の歴伝呪文は存在していないが、最後の情報を参照してコピーする。そのため、何らかの理由でコピー元の歴伝呪文のコピー可能な値に変化が生じていた場合、それは歴伝によるコピーにも継承される。
  • 歴伝のコピーの対象を選びなおさないことも適正である。その場合、唱えた時と同じ対象を取り、それが不適正なら打ち消される。

[編集] その他

[編集] 歴伝カード一覧

神河救済歴伝呪文サイクル。全てソーサリーで、いずれのカード名も「永劫」に類する意味の語を含む。

[編集] 脚注

  1. The Making of a Dynasty, Part 2/『世界』の創造 その2Making Magic 2022年1月31日 Mark Rosewater著)
  2. Time Spiral Q&A(Latest Developments 2006年11月10日 Aaron Forsythe著)

[編集] 参考

引用:総合ルール 20231117.0

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