消失

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
1行: 1行:
=消失/Vanishing=
+
{{情報ボックス/キーワード能力
{{#card:Calciderm}}
+
|名前=消失
 +
|英名=Vanishing
 +
|種別=[[常在型能力]]、[[誘発型能力]]
 +
|登場セット=[[時のらせんブロック]]
 +
|リーガル=legal
 +
|CR=502.60
 +
}}
 +
'''消失'''/''Vanishing''は、[[時のらせんブロック]]の[[次元の混乱]]で登場した[[キーワード能力]]。[[パーマネント]]の持つ[[能力]]の1つ。消失N/Vanishing N で表される。
  
 +
{{#card:Calciderm}}
 
{{#card:Tidewalker}}
 
{{#card:Tidewalker}}
  
<!--  X はルール用語なので N に変更。 -->
+
==定義==
[[時のらせんブロック]]の[[次元の混乱]]で登場した[[キーワード能力]]。[[パーマネント]]の[[能力]]の1つ。
+
消失N/Vanishing N で表される。
+
 
+
 
消失Nは次の能力3つを意味する。
 
消失Nは次の能力3つを意味する。
 
*その上に[[時間カウンター]]が N 個置かれた状態で[[場]]に出る([[常在型能力]])
 
*その上に[[時間カウンター]]が N 個置かれた状態で[[場]]に出る([[常在型能力]])
15行: 20行:
 
なお、Nが記述されていないものもある(次元の混乱現在、[[潮歩き/Tidewalker|1枚]]のみ)。
 
なお、Nが記述されていないものもある(次元の混乱現在、[[潮歩き/Tidewalker|1枚]]のみ)。
 
それは単に「消失」の能力によって時間[[カウンター]]を置かれることなく[[場]]に出るだけであり、それ以外は消失Nと全く同じである。
 
それは単に「消失」の能力によって時間[[カウンター]]を置かれることなく[[場]]に出るだけであり、それ以外は消失Nと全く同じである。
 +
 +
==解説==
  
 
既存のキーワード能力である[[消散]]と同様、このキーワード能力を持つパーマネントには寿命が存在するということになる。
 
既存のキーワード能力である[[消散]]と同様、このキーワード能力を持つパーマネントには寿命が存在するということになる。
 
「時間カウンターを取り除けないときに[[生け贄]]」ではないので注意。
 
「時間カウンターを取り除けないときに[[生け贄]]」ではないので注意。
  
*消散同様、時間カウンターがあるにもかかわらず、生け贄に捧げるという選択をすることはできない。
+
*消散同様、時間カウンターがあるにもかかわらず生け贄に捧げる、という選択をすることはできない。
  
 
通常の場合には消失Nと消散[N-1]は同じ効果となるが、相違点もいくつかあり、
 
通常の場合には消失Nと消散[N-1]は同じ効果となるが、相違点もいくつかあり、
29行: 36行:
 
というのが代表的な所。
 
というのが代表的な所。
  
*乗っている時間カウンターが1個のみのとき、2番目の能力が[[誘発]]したあと[[解決]]前に何らかの方法で消失を失わせると、3番目の能力が誘発しないため生け贄に捧げなくて済むようになる。
+
*乗っている時間カウンターが1個のみのとき、2番目の能力が[[誘発]]したあと[[解決]]前に何らかの方法で消失を失わせると、3番目の能力が誘発しないため生け贄に捧げなくて済むようになる。こうなると既に時間カウンターが1個もない状態になるため、消失による生け贄が起こることなく場に残り続けることができる。
こうなると既に時間カウンターが1個もない状態になるため、消失による生け贄が起こることなく場に残り続けることができる。
+
*消失を持つカードの多くには、赤いプラズマのようなものに侵食されつつあるクリーチャーが描かれている。完全に侵食されたときに生け贄に捧げる、というイメージ。
*消失を持つカードの多くには、赤いプラズマのようなものに侵食されつつあるクリーチャーが描かれている。
+
完全に侵食されたときに生け贄に捧げる、というイメージ。
+
 
*同名の[[消失/Vanishing]]というカードが存在するが、この能力との関係はない。
 
*同名の[[消失/Vanishing]]というカードが存在するが、この能力との関係はない。
 
''消失の流れ''
 
 
*アップキープの開始時に時間カウンターを取り除くが、取り除けるか
 
Yes  時間カウンターを1個取り除く
 
No  何もしない
 
*時間カウンターが取り除かれたとき、それは最後の1個であったか
 
Yes  生け贄に捧げる
 
No  何もしない
 
 
****
 
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[カードテキスト:消失|消失(Vanishing)で検索]]
+
*{{WHISPER検索/カードテキスト|消失}}
<!-- 《Kaijin of the Vanishing Touch/消し去りの水神》が混入されてしまうので変更。 -->
+
 
*[[キーワード能力]]
 
*[[キーワード能力]]
 
*[[ルーリング#keyword|ルーリング]]
 
*[[ルーリング#keyword|ルーリング]]

2008年12月13日 (土) 00:46時点における版

消失/Vanishing
種別 常在型能力誘発型能力
登場セット 時のらせんブロック
CR CR:702.63

消失/Vanishingは、時のらせんブロック次元の混乱で登場したキーワード能力パーマネントの持つ能力の1つ。消失N/Vanishing N で表される。


Calciderm / カルシダーム (2)(白)(白)
クリーチャー — ビースト(Beast)

被覆(このクリーチャーは呪文や能力の対象にならない。)
消失4(このクリーチャーは時間(time)カウンターが4個置かれた状態で戦場に出る。あなたのアップキープの開始時に、その上から時間カウンターを1個取り除く。最後の1個が取り除かれたとき、それを生け贄に捧げる。)

5/5


Tidewalker / 潮歩き (2)(青)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)

潮歩きは、あなたがコントロールする島(Island)1つにつき1個の時間(time)カウンターが置かれた状態で戦場に出る。
消失(あなたのアップキープの開始時に、このクリーチャーの上から時間カウンターを1個取り除く。最後の1個が取り除かれたとき、それを生け贄に捧げる。)
潮歩きのパワーとタフネスはそれぞれ、その上に置かれている時間カウンターの数に等しい。

*/*

目次

定義

消失Nは次の能力3つを意味する。

なお、Nが記述されていないものもある(次元の混乱現在、1枚のみ)。 それは単に「消失」の能力によって時間カウンターを置かれることなくに出るだけであり、それ以外は消失Nと全く同じである。

解説

既存のキーワード能力である消散と同様、このキーワード能力を持つパーマネントには寿命が存在するということになる。 「時間カウンターを取り除けないときに生け贄」ではないので注意。

  • 消散同様、時間カウンターがあるにもかかわらず生け贄に捧げる、という選択をすることはできない。

通常の場合には消失Nと消散[N-1]は同じ効果となるが、相違点もいくつかあり、

  • 消失では待機と同じく時間カウンターが使われているので、ジョイラの時虫/Jhoira's Timebugのような時間カウンターを操作できるカードを、どちらの操作にも使うことができる。
  • 倍増の季節/Doubling Seasonコントロールしているときに出た場合、消失のほうが1ターン長く場に残る。
  • 何らかの方法で消散持ちの消散カウンターをすべて取り除いても、それが生け贄に捧げられるのは次のアップキープだが、消失持ちの時間カウンターをすべて取り除いた場合、直ちに生け贄に捧げる能力が誘発する。
  • 生け贄に捧げられる能力を打ち消すと、消散の場合は次のアップキープに消散カウンターを取り除けないので、再び生け贄に捧げる能力が誘発するが、消失の場合にはそれ以上時間カウンターを取り除かれることがないので、生け贄に捧げる能力は二度と誘発しない。もちろんそれぞれのカウンターが改めて置かれた場合にはこの限りではない。

というのが代表的な所。

  • 乗っている時間カウンターが1個のみのとき、2番目の能力が誘発したあと解決前に何らかの方法で消失を失わせると、3番目の能力が誘発しないため生け贄に捧げなくて済むようになる。こうなると既に時間カウンターが1個もない状態になるため、消失による生け贄が起こることなく場に残り続けることができる。
  • 消失を持つカードの多くには、赤いプラズマのようなものに侵食されつつあるクリーチャーが描かれている。完全に侵食されたときに生け贄に捧げる、というイメージ。
  • 同名の消失/Vanishingというカードが存在するが、この能力との関係はない。

参考

総合ルール

引用:総合ルール 20231117.0

MOBILE