状況起因処理

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'''状況起因効果'''/''State Based Effectとは''、[[プレイヤー]]が[[優先権]]を得る時に常にチェックされるもので、以下に示すような、特定の条件を満たしたときに自動的に適用される15の[[効果]]のことをいう。
=状況起因効果/State Based Effect=
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[[プレイヤー]]が[[優先権]]を得る時に常にチェックされるもので、以下に示すような、特定の条件を満たしたときに自動的に適用される15の[[効果]]のことをいう。
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条件を満たしていないときは、この効果は発生しない。
 
条件を満たしていないときは、この効果は発生しない。
  
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*[[マナ・バーン]]は状況起因効果ではない。単純に、[[フェイズ]]の終了時に未使用の[[マナ]](と[[ライフ]])を失わせる[[ゲームの行動]]である。
 
*[[マナ・バーン]]は状況起因効果ではない。単純に、[[フェイズ]]の終了時に未使用の[[マナ]](と[[ライフ]])を失わせる[[ゲームの行動]]である。
  
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==状況起因効果一覧==
  
 
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;[[敗北条件]]
==[[状況起因効果]]一覧==
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:1. [[ライフ]]が0以下のプレイヤーは、[[ゲーム]]に敗北する。
 
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:2. 10個以上の[[毒カウンター]]を持つプレイヤーは、ゲームに敗北する。
*[[敗北条件]]
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:3. [[ライブラリーアウト]]
**1. [[ライフ]]が0以下のプレイヤーは、[[ゲーム]]に敗北する。
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:*前回の状況起因効果のチェック以降に、空の[[ライブラリー]]から[[カード]]を引こうとしたプレイヤーは、ゲームに敗北する。
**2. 10個以上の[[毒カウンター]]を持つプレイヤーは、ゲームに敗北する。
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;[[クリーチャー]]が[[墓地]]に置かれる
**3. [[ライブラリーアウト]]
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:4. [[タフネス]]が0以下のクリーチャーは[[オーナー]]の墓地に置かれる。([[再生]]不可)
***前回の状況起因効果のチェック以降に、空の[[ライブラリー]]から[[カード]]を引こうとしたプレイヤーは、ゲームに敗北する。
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:5. [[致死ダメージ]]を受けた、タフネスが1以上のクリーチャーは[[破壊]]される。(再生可能)
*[[クリーチャー]]が[[墓地]]に置かれる
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;[[プレインズウォーカー]]が[[墓地]]に置かれる
**4. [[タフネス]]が0以下のクリーチャーは[[オーナー]]の墓地に置かれる。([[再生]]不可)
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:6. [[忠誠度]]が0であるプレインズウォーカーは、オーナーの墓地に置かれる。
**5. [[致死ダメージ]]を受けた、タフネスが1以上のクリーチャーは[[破壊]]される。(再生可能)
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:7. [[プレインズウォーカー・タイプ]]を共有するプレインズウォーカーが複数場にある場合、それらはすべてオーナーの墓地に置かれる。
*[[プレインズウォーカー]]が[[墓地]]に置かれる
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;何かについている[[パーマネント]]
**6. [[忠誠度]]が0であるプレインズウォーカーは、オーナーの墓地に置かれる。
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:8. 不正な[[オブジェクト]]や[[プレイヤー]]についている[[オーラ]]や、何にもつけられていないオーラは、オーナーの墓地に置かれる。
**7. [[プレインズウォーカー・タイプ]]を共有するプレインズウォーカーが複数場にある場合、それらはすべてオーナーの墓地に置かれる。
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:9. 不正なパーマネントについている[[装備品]]や[[城砦]]は、そのパーマネントからはずれ場に残る。
*何かについている[[パーマネント]]
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:10. あるパーマネントについている、オーラでも装備品でも城砦でもないパーマネントは、そのパーマネントからはずれ場に残る。
**8. 不正な[[オブジェクト]]や[[プレイヤー]]についている[[オーラ]]や、何にもつけられていないオーラは、オーナーの墓地に置かれる。
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;[[コピー]]や[[トークン]]の消滅
**9. 不正なパーマネントについている[[装備品]]や[[城砦]]は、そのパーマネントからはずれ場に残る。
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:11. [[場]]以外の[[領域]]にあるトークンは消滅する([[ゲームから取り除く|ゲームから取り除かれる]]わけではない)。
**10. あるパーマネントについている、オーラでも装備品でも城砦でもないパーマネントは、そのパーマネントからはずれ場に残る。
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:12. スタック以外の領域にある[[呪文]]のコピーは消滅する。スタックでも場でもない領域にあるカードのコピーは消滅する。
*[[コピー]]や[[トークン]]の消滅
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;[[カウンター]]の相殺
**11. [[ゲームから取り除く|場]]以外の[[領域]]にあるトークンは消滅する([[ゲームから取り除かれる]]わけではない)。
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:13. 単一のパーマネントに[[+1/+1カウンター]]と-1/-1カウンターが乗っている場合、その2つのうちで少ないほうと同数だけ、両方のカウンターを取り除く。
**12. スタック以外の領域にある[[呪文]]のコピーは消滅する。スタックでも場でもない領域にあるカードのコピーは消滅する。
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;[[特殊タイプ]]
*[[カウンター]]の相殺
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:14. [[レジェンド・ルール]]
**13. 単一のパーマネントに[[+1/+1カウンター]]と-1/-1カウンターが乗っている場合、その2つのうちで少ないほうと同数だけ、両方のカウンターを取り除く。
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:*特殊タイプ「[[伝説の]]」を持つ同名のパーマネントが複数場にある場合、そのすべてがオーナーの墓地に置かれる(同名の2つのパーマネントのうち、片方だけが伝説のパーマネントである場合には適用されない)。
*[[特殊タイプ]]
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:15. [[ワールド・ルール]]
**14. [[レジェンド・ルール]]
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:*特殊タイプ「[[ワールド]]」を持つパーマネントが複数場にある場合、ワールドを持って場にいた期間がもっとも短いもの以外すべてがオーナーの墓地に置かれる。もっとも短い期間が等しい場合、そのすべてがオーナーの墓地に置かれる。
***特殊タイプ「[[伝説の]]」を持つ同名のパーマネントが複数場にある場合、そのすべてがオーナーの墓地に置かれる(同名の2つのパーマネントのうち、片方だけが伝説のパーマネントである場合には適用されない)。
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**15. [[ワールド・ルール]]
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***特殊タイプ「[[ワールド]]」を持つパーマネントが複数場にある場合、ワールドを持って場にいた期間がもっとも短いもの以外すべてがオーナーの墓地に置かれる。もっとも短い期間が等しい場合、そのすべてがオーナーの墓地に置かれる。
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==参考==
 
==参考==
 
*[[敗北条件]]
 
*[[敗北条件]]
<!-- -[[ライブラリーアウト]]
 
-[[毒カウンター]]
 
-[[レジェンド・ルール]]
 
-[[ワールド・ルール]] -->
 
 
*[[ルーリング]]
 
*[[ルーリング]]
*[[CR:420|総合ルール 420. 状況起因効果]]
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*{{CR|420}}(総合ルール 420. 状況起因効果)

2008年3月4日 (火) 20:14時点における版

状況起因効果/State Based Effectとはプレイヤー優先権を得る時に常にチェックされるもので、以下に示すような、特定の条件を満たしたときに自動的に適用される15の効果のことをいう。 条件を満たしていないときは、この効果は発生しない。

状況起因効果が発生したら、すべての適用すべき効果を1つのイベントとして解決し、その後もう一度チェックを行う。 これを状況起因効果が発生しなくなるまで繰り返す。

状況起因効果は、スタックに乗らずに直ちに処理され、クリンナップ・ステップ中にもチェックされる。 これは常に有効であり、どのプレイヤーにもコントロールされていない。

  • 略して「SBE」と表記されることもある。
  • スタックに乗らずに処理されるため、ルール理解の1つの山となっている。
  • マナ・バーンは状況起因効果ではない。単純に、フェイズの終了時に未使用のマナ(とライフ)を失わせるゲームの行動である。

状況起因効果一覧

敗北条件
1. ライフが0以下のプレイヤーは、ゲームに敗北する。
2. 10個以上の毒カウンターを持つプレイヤーは、ゲームに敗北する。
3. ライブラリーアウト
  • 前回の状況起因効果のチェック以降に、空のライブラリーからカードを引こうとしたプレイヤーは、ゲームに敗北する。
クリーチャー墓地に置かれる
4. タフネスが0以下のクリーチャーはオーナーの墓地に置かれる。(再生不可)
5. 致死ダメージを受けた、タフネスが1以上のクリーチャーは破壊される。(再生可能)
プレインズウォーカー墓地に置かれる
6. 忠誠度が0であるプレインズウォーカーは、オーナーの墓地に置かれる。
7. プレインズウォーカー・タイプを共有するプレインズウォーカーが複数場にある場合、それらはすべてオーナーの墓地に置かれる。
何かについているパーマネント
8. 不正なオブジェクトプレイヤーについているオーラや、何にもつけられていないオーラは、オーナーの墓地に置かれる。
9. 不正なパーマネントについている装備品城砦は、そのパーマネントからはずれ場に残る。
10. あるパーマネントについている、オーラでも装備品でも城砦でもないパーマネントは、そのパーマネントからはずれ場に残る。
コピートークンの消滅
11. 以外の領域にあるトークンは消滅する(ゲームから取り除かれるわけではない)。
12. スタック以外の領域にある呪文のコピーは消滅する。スタックでも場でもない領域にあるカードのコピーは消滅する。
カウンターの相殺
13. 単一のパーマネントに+1/+1カウンターと-1/-1カウンターが乗っている場合、その2つのうちで少ないほうと同数だけ、両方のカウンターを取り除く。
特殊タイプ
14. レジェンド・ルール
  • 特殊タイプ「伝説の」を持つ同名のパーマネントが複数場にある場合、そのすべてがオーナーの墓地に置かれる(同名の2つのパーマネントのうち、片方だけが伝説のパーマネントである場合には適用されない)。
15. ワールド・ルール
  • 特殊タイプ「ワールド」を持つパーマネントが複数場にある場合、ワールドを持って場にいた期間がもっとも短いもの以外すべてがオーナーの墓地に置かれる。もっとも短い期間が等しい場合、そのすべてがオーナーの墓地に置かれる。

参考

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