畏怖

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
25行: 25行:
 
**しかし存在する全クリーチャーまで視野を広げると、実は[[飛行]]よりブロックできるクリーチャー数は多い。もちろん実際には[[フォーマット]]や[[環境]]の流れに大きく左右されるわけだが、とりあえず「“数値上は”そういう能力である」ということは覚えておいて損はない。
 
**しかし存在する全クリーチャーまで視野を広げると、実は[[飛行]]よりブロックできるクリーチャー数は多い。もちろん実際には[[フォーマット]]や[[環境]]の流れに大きく左右されるわけだが、とりあえず「“数値上は”そういう能力である」ということは覚えておいて損はない。
 
*畏怖と同様の能力で、黒の代わりに[[白]]を参照するもの([[アムローの求道者/Amrou Seekers]]など)と、[[赤]]を参照するもの([[スカークのシャーマン/Skirk Shaman]]など)が存在する。これらは少数であり、キーワード能力にもなっていない。
 
*畏怖と同様の能力で、黒の代わりに[[白]]を参照するもの([[アムローの求道者/Amrou Seekers]]など)と、[[赤]]を参照するもの([[スカークのシャーマン/Skirk Shaman]]など)が存在する。これらは少数であり、キーワード能力にもなっていない。
 +
*常磐木能力からの退場は畏怖に二つの問題があったためである。ひとつ目は言葉の問題であり、ルール文章の「creature gain fear(クリーチャーは畏怖を持つ)」という書き方は「クリーチャーが相手に恐怖心を与える」メカニズムとは逆に「クリーチャー自身が恐怖心を抱く」という意味を含んでしまう。二つ目はデザイン上の問題で、畏怖は黒クリーチャーにおいてのみ意味があるもののため、黒に次ぐ第二色に広げるには少々制約があり過ぎたことだ。([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/evergreen-eggs-ham-2015-06-08 Evergreen Eggs & Ham]参照)
 
*全世界の[[関連書籍]]の執筆者たちが紙面節約・記述簡略化のためにキーワード化を[[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト|WotC]]に嘆願した、というまことしやかな噂がある。
 
*全世界の[[関連書籍]]の執筆者たちが紙面節約・記述簡略化のためにキーワード化を[[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト|WotC]]に嘆願した、というまことしやかな噂がある。
  

2015年7月30日 (木) 03:19時点における版

畏怖/Fear
種別 常在型能力
登場セット 多数
CR CR:702.36

畏怖(いふ)/Fearは、オンスロートで制定されたキーワード能力。これは常在型能力回避能力)である。


Severed Legion / 切り刻まれた軍勢 (1)(黒)(黒)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie)

畏怖(このクリーチャーは、アーティファクト・クリーチャーや黒のクリーチャーによってしかブロックされない。)

2/2


Fear / 畏怖 (黒)(黒)
エンチャント — オーラ(Aura)

エンチャント(クリーチャー)(あなたがこれを唱えるに際し、クリーチャー1体を対象とする。このカードはそのクリーチャーにつけられた状態で戦場に出る。)
エンチャントされているクリーチャーは畏怖を持つ。(それは黒でもアーティファクトでもないクリーチャーによってはブロックされない。)


定義

畏怖/Fearを持つクリーチャーは、でもアーティファクトでもないクリーチャーによってブロックされない

解説

以前から存在していた「黒でもアーティファクトでもないクリーチャーにブロックされない」能力をキーワード化したものである。名前は、クリーチャーにこの能力を付加するオーラ畏怖/Fearに由来する。これと同じ能力はオラクル更新によりすべて畏怖に変更された。この変更に伴い、「黒」の部分を何らかの効果で書き換えることはできなくなった。

多くのエキスパンションに渡って登場する常磐木能力のひとつであり、基本セットでも第10版まで畏怖/Fear皆勤賞であったが、基本セット2010のリニューアルの際に、似た機能を持つキーワード能力の威嚇に置き換えられるような形で総合ルールの常磐木能力から削除された。基本セット2010以降は、畏怖を持つカードは収録されていない。

  • 無色クリーチャーであることはアーティファクト・クリーチャーであることと同値ではない。変異クリーチャーやエルドラージ使用時には注意。
  • 回避能力は本来どれも強力なものだが、アーティファクト・クリーチャーが非常に多いミラディン・ブロックでは活躍の場が制限された。神河物語で畏怖の強さを再認識したプレイヤーも多いだろう。
  • 畏怖/Fear飛行/Flight威嚇/Intimidation空中浮遊/Levitationとでコストを比較すると、どうやら畏怖は飛行よりも強力な回避能力という位置づけらしい。
    • しかし存在する全クリーチャーまで視野を広げると、実は飛行よりブロックできるクリーチャー数は多い。もちろん実際にはフォーマット環境の流れに大きく左右されるわけだが、とりあえず「“数値上は”そういう能力である」ということは覚えておいて損はない。
  • 畏怖と同様の能力で、黒の代わりにを参照するもの(アムローの求道者/Amrou Seekersなど)と、を参照するもの(スカークのシャーマン/Skirk Shamanなど)が存在する。これらは少数であり、キーワード能力にもなっていない。
  • 常磐木能力からの退場は畏怖に二つの問題があったためである。ひとつ目は言葉の問題であり、ルール文章の「creature gain fear(クリーチャーは畏怖を持つ)」という書き方は「クリーチャーが相手に恐怖心を与える」メカニズムとは逆に「クリーチャー自身が恐怖心を抱く」という意味を含んでしまう。二つ目はデザイン上の問題で、畏怖は黒クリーチャーにおいてのみ意味があるもののため、黒に次ぐ第二色に広げるには少々制約があり過ぎたことだ。(Evergreen Eggs & Ham参照)
  • 全世界の関連書籍の執筆者たちが紙面節約・記述簡略化のためにキーワード化をWotCに嘆願した、というまことしやかな噂がある。

参考

引用:総合ルール 20231117.0

MOBILE