遅延/Delay

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2009年8月25日 (火) 03:21時点における211.5.109.121 (トーク) - whois による版
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Delay / 遅延 (1)(青)
インスタント

呪文1つを対象とし、それを打ち消す。これによりそれが打ち消された場合、それをオーナーの墓地に置く代わりに時間(time)カウンターが3個置かれた状態で追放する。それが待機を持っていない場合、それは待機を得る。(オーナーのアップキープの開始時に、時間カウンターを1個取り除く。最後の1個を取り除いたとき、それをそのマナ・コストを支払うことなくプレイする。それがクリーチャーである場合、それは速攻を持つ。)


未来予知で登場した確定カウンター対象呪文解決を最大3ターン先延ばしにできる。アーテイのおせっかい/Ertai's Meddlingを現代風にまとめてスッキリさせたバージョンとでもいうべきか。

ただ、アーテイのおせっかいと違って一旦打ち消すため、打ち消されない呪文を待機させることはできないし、元の呪文のコピーではなく再プレイであるため、対象は再指定で多くのXは0になる。だからX呪文であれば無力化できる。

2マナと軽くテンポ・アドバンテージを取りやすいが、待機が終了するとカード・アドバンテージを失い、一度は得たテンポ・アドバンテージも失ってしまう。 一つ前のラヴニカ・ブロック差し戻し/Remandと比較されたが、その代役とはなりえなかった。

クロック・パーミッション的なビートダウンとセットで使われるなら、待機が終了するまでにゲームを終わらせればいいわけで、色拘束が薄く墓地利用をさせない対抗呪文/Counterspellになり得る。

  • アーテイのおせっかいと同じく、打ち消し呪文のような呪文を対象にとる呪文に対して使った場合や、ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir戦場にいる場合なら完全に打ち消せる。青系コントロールでセットで使われることになるだろう。
    • この例に限らないが、待機された呪文がプレイできなかった場合それは追放領域に残るため、墓地対策としても有効である。
  • 対象が再指定されるため、指定可能な対象が限定されている呪文ならばある程度対象を操作することが可能である。例えば対戦相手の終止/Terminateの待機が終了したタイミングで戦場に対戦相手のクリーチャーしか残っていなければ、対戦相手は自分のクリーチャーを破壊しなければならなくなる。狙ってする程のことではないが、覚えておいて損は無い。
  • フラッシュバック唱えた呪文をこれで打ち消した場合、自己置換効果である遅延の置換効果が必ず先に適用される。その後にフラッシュバックによる置換が適用されるが、「追放する」を「追放する」に置換するだけなので意味はない。最終的に時間カウンターが3個と待機を持った状態で追放領域に置かれる。
    • そのカードが待機により再度プレイされた場合、フラッシュバックによるプレイではないので解決後か打ち消し後にそれは通常通り墓地に行く。

参考

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