雲上の座/Cloudpost

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(9人の利用者による、間の12版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Cloudpost}}
 
{{#card:Cloudpost}}
  
[[神座]]の数だけ[[マナ]]が出る[[土地]]。[[基本セット2010]]時点で[[土地タイプ]]「神座/Locus」を持つ[[カード]]はこれだけであり、実質的に、[[戦場]]にあるこのカードの数だけマナが出る土地ということになる。
+
[[神座]]の数だけ[[無色マナ]]が出る[[土地]]。
  
似た[[能力]]をもつ[[ウルザランド]]に比べて[[スロット]]を圧迫しない分、余った枠に[[色マナ]]が出る土地を入れられる利点がある。ウルザランドの方が理論上は揃いやすく小回りが効いて使いやすいが、あちらはそれだけで12枚もの枠を取られてしまう。
+
似た[[能力]]をもつ[[ウルザランド]]としばしば比較される。ウルザランドの方が理論上は揃いやすく小回りが効いて使いやすいが、それだけで12枚もの[[スロット]]を取られてしまうのが難点。こちらはその空いた枠に、[[色マナ]]が出る土地を入れられる利点がある。
  
また、[[対戦相手]]の神座の数も参照する点も、ウルザランドとの大きな違いである。相手の方が枚数が多いなどといった場合は、迂闊に出せない。[[ミラーマッチ|同系]]との対戦では注意が必要。
+
[[対戦相手]][[コントロール (ルール用語)|コントロール]]する神座の数も参照する点も、ウルザランドとの大きな違いである。相手の方が枚数が多いなどといった場合は、迂闊に出せない。[[ミラーマッチ]]では注意が必要。
  
このカードによる[[マナ加速]]をコンセプトに据えたデッキが[[12post]]である。ウルザランド3種3枚で7マナなのに対して、これ3枚で9マナが出る。[[タップ]]状態で[[戦場に出る]]デメリットがあるが、爆発力は[[ウルザトロン]]以上だといえる。また、[[時のらせん]]発売後の[[エクステンデッド]]では、[[ヴェズーヴァ/Vesuva]]4枚を加えた[[8post]]という[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]が活躍した。
+
この[[カード]]による[[マナ加速]]をコンセプトに据えた[[デッキ]]が[[12post]]である。ウルザランド3種3枚で7[[マナ]]なのに対して、これ3枚で9マナが出る。[[タップ]]状態で[[戦場に出る]]デメリットがあるが、爆発力は[[ウルザトロン]]以上だといえる。また、[[時のらせん]]発売後の[[エクステンデッド]]では、[[ヴェズーヴァ/Vesuva]]4枚を加えた[[8post]]という[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]が活躍した。
  
*2枚揃うだけでも結構効果的なので、[[色拘束]]の気にならない[[単色]]コントロールデッキでは「上手く揃ったらラッキー」程度の感覚で使用される場合もある(→[[白コントロール#オンスロート・ブロック期|白コントロール]])。ルール変更に伴い、[[マナ・バーン]]が廃止になったのも大きい。
+
2枚揃うだけでも結構効果的なので、「上手く揃ったらラッキー」程度の感覚でコントロールデッキに使用される場合もあった(→[[白コントロール#オンスロート・ブロック期|白コントロール]][[トイソルジャー]])。
 +
 
 +
*[[基本セット2010]]発売に伴うルール変更で[[マナ・バーン]]が廃止になったため、使いやすさが向上した。
 +
*長らく神座は雲上の座専用の[[土地タイプ]]であったが、[[ミラディンの傷跡]]で[[微光地/Glimmerpost]]が新たに追加された。
 +
 
 +
4[[ターン]]目に15点ものマナを生み出せるデッキの存在が[[環境]]の多様性を狭めるとして、[[2011年]]10月1日(9月20日告知)より[[モダン]]で[[禁止カード]]に指定される<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/explanation-september-2011-br-changes-2011-09-20-0 Explanation of September 2011 B&R Changes]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0003996/ 2011年9月制限禁止カード変更点について]</ref>。[[パウパー]]においても、[[フリースペル]]との組み合わせによって大量マナを生み出せることが問題視され、2013年10月2日(9月16日告知)より禁止カードに指定される<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/september-27-2013-dci-banned-restricted-list-announcement-2013-09-16 September 27, 2013, DCI Banned & Restricted List Announcement]</ref>。
 +
 
 +
==脚注==
 +
<references/>
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[12post]]
 
*[[12post]]
 
*[[8post]]
 
*[[8post]]
*[[土地タイプ]]
+
*[[複数マナを出せる土地カード]]
 
*[[カード個別評価:ミラディン]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:ミラディン]] - [[コモン]]

2020年5月15日 (金) 18:13時点における最新版


Cloudpost / 雲上の座
土地 — 神座(Locus)

雲上の座はタップ状態で戦場に出る。
(T):戦場に出ている神座(Locus)1つにつき(◇)を加える。


神座の数だけ無色マナが出る土地

似た能力をもつウルザランドとしばしば比較される。ウルザランドの方が理論上は揃いやすく小回りが効いて使いやすいが、それだけで12枚ものスロットを取られてしまうのが難点。こちらはその空いた枠に、色マナが出る土地を入れられる利点がある。

対戦相手コントロールする神座の数も参照する点も、ウルザランドとの大きな違いである。相手の方が枚数が多いなどといった場合は、迂闊に出せない。ミラーマッチでは注意が必要。

このカードによるマナ加速をコンセプトに据えたデッキ12postである。ウルザランド3種3枚で7マナなのに対して、これ3枚で9マナが出る。タップ状態で戦場に出るデメリットがあるが、爆発力はウルザトロン以上だといえる。また、時のらせん発売後のエクステンデッドでは、ヴェズーヴァ/Vesuva4枚を加えた8postというコントロールデッキが活躍した。

2枚揃うだけでも結構効果的なので、「上手く揃ったらラッキー」程度の感覚でコントロールデッキに使用される場合もあった(→白コントロールトイソルジャー)。

4ターン目に15点ものマナを生み出せるデッキの存在が環境の多様性を狭めるとして、2011年10月1日(9月20日告知)よりモダン禁止カードに指定される[1]パウパーにおいても、フリースペルとの組み合わせによって大量マナを生み出せることが問題視され、2013年10月2日(9月16日告知)より禁止カードに指定される[2]

[編集] 脚注

  1. Explanation of September 2011 B&R Changes/2011年9月制限禁止カード変更点について
  2. September 27, 2013, DCI Banned & Restricted List Announcement

[編集] 参考

MOBILE